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「あいつ」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第36弾として取り上げる作品は、1966年から1967年にかけて日活が製作した「あいつ」シリーズです。1年に2本ずつの合計4作が製作されている。

主演は小林旭である。彼が演じる主人公は、元やくざであり、組織暴力団の幹部を務めていたが、やくざでいることに嫌気が差して足を洗った都築浩介である。そんな彼が各地をさすらって訪れた町での出来事を描いたものである。主人公の過去が違うものの、ある意味では、小林旭主演の「渡り鳥」シリーズ(1959年~1962年)の焼き直しと言っても良いシリーズでもある。(「渡り鳥」ではギターが必需村であったが、本シリーズでは演歌師という設定になっているなど、「渡り鳥」シリーズそのままではなく、形を変えているが「渡り鳥」シリーズに繋がる所が色々とある。)しかし、本作にはコメディ・リリーフを担ったキャラとして、主人公・都築と同業の熊五郎の存在があるのだが、この熊五郎というキャラが微妙な存在になっていて、時には浮いてしまっている時がある。(見事にハマっている時もある。)→もっとハマれば、シリーズも長くなったかもしれませんね...

シリーズということでは2年で終了ということになり、長期シリーズにはならなかったが、'60'sの日活作品の得意とした雰囲気が漂っている作品でもある。

初回となる今回は、シリーズのおさらいです。本シリーズ作品は以下の通りである。シリーズ第1作「不敵なあいつ」(1966年) 、シリーズ第2作「不死身なあいつ」(1967年)、シリーズ第3作「命しらずのあいつ」(1967年)、シリーズ第4作「爆弾男といわれるあいつ」(1967年)。

次回からは、それぞれの作品について、順番に記していくことにします。

 

↓DVDリリースがあるのはこれだけです。

爆弾男といわれるあいつ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

 

↓参考まで

流血の縄張~日活ニューアクション小林旭の世界

流血の縄張~日活ニューアクション小林旭の世界

  • アーティスト: 映画主題歌,小林旭,鏑木創,坂田晃一,山本直純,伊部晴美
  • 出版社/メーカー: ウルトラ・ヴァイヴ
  • 発売日: 2006/06/10
  • メディア: CD


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