ケータイ刑事銭形愛24話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第24話「白い麻雀牌殺人事件 ~死のダブル役満」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は愛ちゃんが「サマ師」と聴いて口にした「猫舌」についてと、この事件で使われた毒物である「バトラコトキシン」について、そして愛ちゃんが説明の時にこれのシールを使ったということで「髑髏」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「猫舌」:熱い飲食物を口にすることが出来ないこと、またはそういう体質の人のことを言う。これは、猫は熱い食物を嫌うことから来ている。(とは言っても、猫は元々加熱した飲食物を口にすることはないため、慣れていないだけである。また、猫に限らず、人間以外の動物は、加熱した飲食物を口にすることは無いので、基本的に猫舌のはずである。→人間だけが加熱した飲食物を口にするため、熱い飲食物を平気で口にすることの方が動物としていおかしなこと(「異常」とまでは言わないが、特異なことである。)だという気がするのですが...)
猫舌の人は、次のような特徴がある。普通の人よりも舌、上顎などの口腔内の温感神経が敏感であること、または、口腔内の粘膜が弱いために、上顎や歯肉に熱傷による水疱が出来やすいこと、粘膜が剥離することがその原因とされている。(いくつかの説があって、はっきりと断定されてはいない。→まあ、複合要因があって、それらの関係があるものと思われる。)
尚、猫舌は体質であって、病気であるとか、障害者であるという訳ではない。何せ、熱い飲食物をそのまま口にせず、冷ましてから口にすれば、全く問題はないため、その研究は進んでいない。(飲食物を冷ますのも、特別ことをしなくても、口に入れる前に息を吹きかけたり、暫くそのまま置いておいたら自然と冷めるので、特に問題がある訳ではない。)
それにしても、愛ちゃんは「サマ師」から「冷ます」を連想し、そこから「猫舌」と口にするなんて、豊かな発想をしているものですね。
「バトラコトキシン」:英語では「Batrachotoxin」。アルカロイド系の猛毒であり、ステロイドアルカロイドの一種である。生物の体内に入ると、筋肉や神経を萎縮させ、そして死に至らしめる。人間も体内に入ると死に至る。
南米・コロンビアに生息しているモウドクフキヤガエルが持っている毒であり、現地の人はこれを矢の先に塗って、狩猟に使用していたという記録がある。(弓矢の矢や吹き矢の矢に使用していた。また、このカエルの名前にそれが反映されている。)
また、ニューギニアに生息するピトフーイと言う鳥類もこの毒を持っていることが知られている。
「髑髏」:英語では「Skull」と言う。日本語でも漢字表記の「髑髏」以外にもひらがな表記の「どくろ」、カタカナ表記の「ドクロ」が並列的に使用される(漢字が難しいからでもありますが...)他、「されこうべ」「しゃれこうべ」「しゃりこうべ」という言い方もある。
何者かと言うと、白骨化した人間の頭蓋骨のことである。白骨化するにはある程度の時間が必要であるため、これは「死」の象徴として扱われるものであり、色んな図案で使われる場合も、一般に「死」を象徴するものとして、毒物や危険物ということを表す際に使われている。(頭蓋骨と2本の骨を「X」に交差させたものを重ねた図案は、万国共通で「毒物」を意味するマークとして使用されている。)よって、「髑髏」そのものには毒はないものの、「毒」を意味するマークという認識は世界共通となっている。
また、上下(上に頭蓋骨、下に交差させた骨)に並べた図案は「海賊旗」として知られていて、恐怖の存在であることを表している。これは、海賊が他の船を襲撃する時、最初に「海賊旗」を掲げ、これが相手に対して「襲撃する」ということを伝えている。髑髏が使われているのは、相手に対して降伏することを求めていて、そけを拒否すれば、旗にあるように、「殺されて骨になるぞ」という脅しの意味である。(で、襲撃を受けた船は、海賊旗を見て恐れおののくことになった。)
尚、海賊が、海賊旗を常に掲げていないのは、軍艦に遭遇した場合、軍艦は「海賊旗」を掲げている船は「海賊船である」と了解し、一切の警告無しに攻撃を行い、沈没させて良い、ということになっていたため、軍艦に遭遇した場合に備えてのことである。(昼夜の関係なしに、軍艦は攻撃出来たため、海賊船の乗組員たちが眠っている場合だと、ただ撃沈されるだけになってしまうだけですから...)
↓参考まで
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- メディア: -
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- メディア: 新書
ふしぎいっぱい 毒をもつ動物 (AMAZING WORLDS)
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- 出版社/メーカー: ブックローン出版
- 発売日: 1996/10
- メディア: 大型本
↓こういうものを...
↓「海賊」で思い出したもの
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