ケータイ刑事銭形愛25話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「銭形愛」第25話の「スーパー五代、遂に登場!! ~連続ヴァーチャル殺人事件」についての「裏ネタ編」も5回目となるが、今回は五代さんの意識の中の第2の事件に関する事柄から、「水族館」について、「タマちゃん」について、「鮫」について、五代さんが口にした「必修漢字」について、そして「ダイイング・メッセージ」について、記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「水族館」:英語では「Aquarium」と言う。水生生物を飼育し、展示し、または観覧出来るようにした施設である。(ある意味では「水中動物の動物園」と言うことも出来る。)
主に飼育されているのは、魚介類、無脊椎動物、両生類、海産獣類、爬虫類などであり、それらが透明な水槽の中に入れられて、誰でも観察できるようになっている。使われている水槽は大きいものから小さいものまであって、大水槽で多くの生物を一緒にしているものから、小さな熱帯魚などの独立した水槽まである。(また、獰猛な魚(例えばピラニアなど)は他のものとは当然ながら別の水槽に分けられる。)
また、海獣を飼育している所もあって、それらの水族館では海獣のショーを行っている所もある。(イルカのショーというのは余りにも有名である。)
1830年にフランスのボルドーに開設されたものが世界で最初の水族館とされているが、これについては資料がないこともあって、1853年に解説されたロンドン動物園の水族館を最初の水族館とする、という認識が一般的になっている。日本では、1903年に解説した堺市立水族館が最初に出来た水族館である。(1897年の第2回水産博覧会で循環装置の付いた水槽を用いた展示が行われたが、常設施設ではないので、除外されている。)
基本的には、海や川、湖の湖畔に近いところに設置されるのが一般的であるが、中には水際から遠い所に作られるものもある。が、そういう水族館は、排水処理などで多額の費用が必要となり、「エコ」の時代に適応していないとして批判されている。(京都・梅小路公園に内陸型水族館の建設計画があるが、これについて反対意見がかなりあって、2011年開業を目指しているものの、実現は困難のような情勢になっている。)
「タマちゃん」:2002年に多摩川に現れたアゴヒゲアザラシの愛称である。(当然「タマちゃん」の「タマ」は「多摩川」の「多摩」から来ている。)→現在だったら、元ABCアナウンサーで、現在はフリーの赤江珠緒アナが思い浮かぶか、ペットの飼い猫の名前だと思うのが妥当な所でしょうかね...
2002年に、多摩川の丸子橋付近に出現し、これがニュースとなって大きく報道され、話題となった。その後、横浜市港北区の鶴見川、横浜市西区の帷子川にも現れた。大きなブームとなり、名前の「タマちゃん」は2002年の新語流行語大賞で大賞に選ばれるというように、大きなブームとなった。
この物語の本放送は2003/3/23であるので、ブームの真っ直中にありました。(現在では、どれだけの人が覚えていることでしょうかねぇ...)
尚、タマちゃんは2004/7に海に還ったと報道されたが、その真偽は定かではない。また、鶴見川に現れたことから、横浜市が特別住民票を発行し、横浜市西区民になっている。(登録された名前は「西玉夫(にし・たまお)」である。)
「鮫」:英語では「Shark」、軟骨魚綱板鰓亜綱の内、サメ目に属する軟骨魚類の総称である。日本では「フカ」と呼ぶ地方や「ワニ」と呼ぶ地方もある。尚、鰓裂が下面に開くエイとは別物として区別されている。
世界中に約500 種が生息していて、海洋に分布しているが、一部は淡水域に生息しているもの、深海に生息するものもいる。大きさも、10cm程度の小形のものから、15mを超える大型のものまでいる。中国では食材となり、日本でもかまぼこの原料になるということで、食用の魚の一つでもある。しかし、映画「JAWS」の影響もあってか、獰猛で危険な生きものというイメージがあるが、500種類の中で獰猛で危険なものは数十種類ていどであって、全体の1割にも満たない。
尚、「サメ」「フカ」は冬の季語でもある。
「必修漢字」:「必修」とは、必ず学習すべき、と言う意味であり、必ず学ぶ漢字のことを指している。尚、「必修漢字」と五代さんはこの物語で口にしたが、一般的には「学習漢字」または「教育漢字」と言う。
これらは小学校の6年間の間に必ず習う漢字であり、現在は1006字である。(1989年から。それ以前は996字であった。)尚、日常の使用に必要な漢字ということで「常用漢字」があるが、これは教育漢字よりも数が多く、現在の常用漢字は1945字である。(1981年に定められた。尚、2010年に新常用漢字表制定を目指して改訂作業が進められていて、少し増えるようですね。)
「ダイイング・メッセージ」:英語では「Dying Message」。死亡した人間が、死の間際に残したメッセージのことである。ミステリーの世界では、殺人事件の被害者が犯人を示そうとして残すものとしてお馴染みのものである。
が、例えダイイング・メッセージによって犯人を示すメッセージを残したとしても、犯人がそれに気づき、ダイイング・メッセージを消してしまうことや、被害者が死んだ後に犯人がそれを利用して捜査を混乱させるために細工をすることなどがあるため、それをそのまま信用するというのも問題がある。
しかし、ミステリー小説の世界では、ダイイング・メッセージの謎を解くというのも醍醐味の一つであり、人気のあるものの一つである。
尚、現実の世界では、ダイイング・メッセージが残されていても、その信憑性に問題があるため、犯人を特定する決定的な証拠として扱われることは、まず無い。(容疑者を絞るための参考資料という程度である。)
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