野球狂の詩#6 [アニメ]
今回の物語は、勇気と鉄五郎が1軍に戻り、メッツの快進撃が始まる。また、広島にトレードされた武藤も1軍に昇格して、国分寺球場でのメッツvs広島の三連戦の初戦で、代打ホームランでメッツの連勝を止めるまでという物語でした。
主人公である水原勇気は登場しているものの、この物語でのメッツの試合に観客が集まるのと同じで、華を添えるだけという感じで、今回は武藤が主役の物語と言っても良いものでした。→こうやって武藤のドラマを描いたことで、勇気との対決を一段と見せるためでもある。
面白いのは、連敗を重ねて下位に沈んでいるメッツが本拠地での試合でも客が入っていないのが、勇気が1軍戻って来ただけで、翌日の試合は超満員になっているというところである。そして、勇気がベンチにいるだけで雰囲気が全く変わり、強いメッツに戻るという所である。→客はそれだけ現金なものというところですね。
ところで、武藤もプロ10年目で初の1軍ということで、移動の新幹線がグリーン車ということではしゃいでいる、というのが時代を感じさせてくれる所である。確かに、昔は新幹線というだけで特別なものという雰囲気があり、しかもグリーン車となると、これもこれで別格でしたからね。(現在では、新幹線もミニ新幹線を含めて各地にあって(北海道と四国、北陸、山陰、沖縄には無いですが...)、特別のものというイメージが無くなってしまいましたからね...)
その武藤、初打席でいきなりホームランということになったが、10年目であろうが、初打席初ホームラン(しかも、代打逆転ホームランで勝利打点となった。(代打逆転サヨナラ満塁ホームランという所までは行かないものの、これだけ揃っているというのも滅多にないことです))というのは、ある意味では凄いものでした。(次回からは、打てなくなりますけど...)
今回の物語のエラーは、閑古鳥が鳴いている国分寺球場で、観客が1000人と見積もった山井だが、それなりに客が入っていて、どう見ても57000人ぐらいは入っているように感じられたということと、勇気が1軍に戻った次の試合で、「超満員」と言っているのに、内野席の中断に経っている山井の後ろには全く客が入っていなかったというところである。(そんなに空席があったら「超満員」というのはあり得ません。)
尚、前回では非電化の単線区間を走っていた新幹線だったが、今回は電化の複線区間を走っていたので、正しい姿になっていたが、そんな短期間で非電化単線から電化複線にする工事が完了したものですね...
次回は、勇気がドリームボールを使って活躍することになる(ただ一球のストッパーとして活躍する。)が、ドリームボールの存在は隠されたままであるのがポイントです。が、武藤だけはドリームボールの存在を信じていて...ということで、普通の球も打てなくなっていくという所である。水原勇気編も後半に突入ということで、これからがドリームボールということになっていきます。
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