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ケータイ刑事銭形泪27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・2nd.14話(通算では27話)」の「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」ですが、今回はもろこし村の歴史が語られた所で出てきた「織田信長」について、「落ち武者」について、「干ばつ」についてと「凶作」について記します。

尚、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

織田信長」:日本人であれば誰でも知っている戦国時代の武将である。戦国時代に生きて、全国を統一する目前で、志し半ばで没したが、後の世に多大な影響を与えた人物である。戦乱の時代に決着を付けたこと、楽市楽座など、後の世の中の経済の基礎になることを行ったりしているので、その功績は大きい。

よく「うつけ者」だったと言われているが、(当時の)常識にとらわれず、新しい考えを持っていて、外国から入ってきたものを採り入れたり、キリスト教に理解を示したことでも知られている。特に、鉄砲(火縄銃)を戦に採り入れたことで、それまでの騎馬を中心とした戦のスタイルを完全に変えてしまったことが大きい。

生まれは天文3年(西暦1534年)、没したのは天正10年(西暦1582年)、尾張の城主・織田信秀の次男として生まれる。幼名は吉法師。天文20年(西暦1551年)に急死した父の後を受けて家督を継ぎ、敵対勢力を退けて尾張国を統一する。永禄3年(西暦1560年)の桶狭間の戦いで、圧倒的に少ない兵力で今川義元を破り、その名前が広く轟くことになる。永禄5年(西暦1562年)に三河の松平元康(後の徳川家康)同盟を結び、永禄10年(1567年)に美濃国の斎藤氏を滅ぼす。翌年、上洛し、足利義昭を将軍に擁し、天下統一の足場を固めるも、将軍との関係が悪化すると、元亀4年(西暦1573年)に追放する。また、その前後に、武田氏、朝倉氏、延暦寺、石山本願寺などの有力者たちを滅ぼし、実権を握り、楽市楽座、検地などを導入する。

天正4年(西暦1576年)には安土城の築城を開始し、絢爛豪華な城として天正7年(西暦1579年)に完成する。そしてこの安土城を拠点として、天下統一に邁進していくことになる。

天正10年(西暦1582年)に武田氏を完全に滅ぼし、四国の長曽我部氏、中国地方の毛利氏の攻略に着手する。備中高松城を包囲中の羽柴秀吉を援助しようとして本能寺に宿泊した際、その先発隊であった明智光秀が謀反を起こし、信長を襲い、これによって信長は天下統一目前でこの世を去ってしまった。(「本能寺の変」)その後、明智光秀を羽柴秀吉が討ち、秀吉が信長の後継者として天下を統一することになった。

日本人であれば、小学校の歴史から始まり、「日本史」では必ず習う人物であること、また、彼の生涯をテーマにした数多くの映画やドラマが製作されていること、人気の高い戦国武士用であることから資料も山のようにある。よって、更に詳しく、色々と調べてみるのがよろしいかと...

そう言えば、銭形姉妹では四女・ちゃんがタイムスリップして、織田信長に実際に会っていますね。(伴天連娘としてあわや首をはねられそうになったが、日食によって絶体絶命という窮地を脱出していました。)

落ち武者」:戦に敗れたが生き延び、逃亡して逃げる武士(兵士)のことを言う。そのまま逃げ延びることに成功して、人里離れた山間部などに集落を作って定住するようになった落ち武者もいる。これらは「落ち武者伝説」として伝えられている。

落ち武者は、一般の民にとっては、捕らえて勝者に差し出すことで恩賞を得られる対象となるので、命を狙われる存在である。また、差し出さないにしても落ち武者の所持品を奪って手に入れようとすることも多かったため、常に狙われる対象となった。そのため、落ち武者は極端に人と接することを嫌い、「落ち武者は薄(すすき)の穂にも怖(お)ず」という諺が生まれている。(→意味は、落ち武者は薄の穂が揺れただけでも敵がいるのではないかと怯えていることから、何でもないものにまで怯えてびくびくすること、を意味している。)

また、落ち武者が生き延びて、人里離れたところに住みついた場合、またはその末裔たちのことを「落人(おちうど)」と言う。基本的には参加した戦に敗れて生き延びた人のことを指すが、普通に「落人」と言った場合は源平の戦いで敗れた平家の郎党、またはその末裔のことを指していることが多い。尚、「平家の落人」は伝説となっていて、日本各地にこの話は伝えられている。それなりの資料が残っている場合もあるが、基本的に落ち武者(落人を含む)は、自分が落ち武者であるということは隠し、他の人たちとの交流を拒んでいたことから、噂が伝説になったというものもある。(仲には、妖怪伝説となったものまである。)

干ばつ」:漢字表記は「旱魃」となるが、「旱」「魃」は共に常用漢字でないことから「干ばつ」と表記するのが一般的になっている。尚、「旱」は「ひでり」、「魃」は「ひでりの神」を意味している。また、英語では「Drought」と言う。尚、古語では「かんばち」と呼ばれていたこともある。

長い間雨が降らないことが原因で水が涸れることを言う。また、これによって起こる被害を「旱害」または「干害」と言う。(「旱」は常用漢字でないことから「干害」と表記するのが一般的である。)

また、水は農業に必要なものであり、その夏の時期にひでりが起こった場合も「旱魃(干ばつ)」と言うのが一般的である。→そのため「旱魃(干ばつ)」をはじめ「旱(ひでり)」「旱天(かんてん)」「大旱(たいかん)」という言葉はいずれもが夏の季語である。

旱魃(干ばつ)が起こるのは、気温が高く、また蒸発散の激しい地域で起こりやすく、熱帯地方に於いては雨季と乾季の変わり目がずれることによっても起こる。→アフリカなどではこれによって大規模な干ばつがよく起こる。また、温帯でも季節風地帯では、高気圧の発達状況によっては雨量が減少して起こることがある。日本では西日本では比較的起こりやすい。

干ばつが起こると、農作物の収穫が大きなダメージを受けるが、これによって食糧不足となって飢饉が発生したり、住民が難民となって大量の移住者が生まれたりすること繋がる。食糧を巡って戦争が起こったり、多くの難民の流入による治安の悪化、社会不安を恐れて流入制限を行われたりして、大きな社会問題になる場合もある。また、水が無いことから火災が起こりやすくなったり、土地は荒れてしまうので砂漠化の原因にもなる。更に、衛生面でも悪化することから、疫病の流行に繋がる場合もある。

これまでに起こった大きな干ばつとしては、1900年のインドで死者が25万~325万人に達した大規模なもの、1921年から1922年にソ連(当時)のウクライナ、ヴォルガ地域で死者25万~500万人に達したもの、1932年から1934年にソ連(当時)のウクライナ、クバン、北コーカサス大気で死者500万~1000万人に達したもの、1936年の中国四川省で死者500万人に達したもの、などがある。(これらの死者は飢饉によっての死者数である。)

日本では、江戸時代以降は10年に1度ぐらいの感覚で干ばつが起こっている。特に、寛永の大飢饉、享保の大飢饉、天明の大飢饉、天保の大飢饉は四大飢饉として知られている。20世紀に入ってからは、昭和初期の1930年~1934年の昭和東北大飢饉が知られている。

近年では、治水工事を中心とした灌漑設備(ダムや溜池など)のインフラが整備されてきて、昔のような大干ばつは減少しているが、インフラの整っていない地域では、毎年のように起こっている。(これも地球温暖化の影響の一つと言われているが...)

凶作」:農作物の収穫量が例年よりも極端に少ない状態のことを言う。英語では「Bad Crop」と言い、「凶作の年」ということを「a Lean Year」と言う。

原因はいくつかが考えられるが、大別すると気候不順によるものと天災によるものとがある。気候不順は、長雨、日照不足、冷夏などという農作物の生育期の夏の天候が悪かったことによって十分な発育が出来なかったことによるものと、逆に旱続きで水不足となって干害が発生し、十分な生育が出来なかったことによるものとがある。(要するに、夏は暑くなければならないが、暑すぎてもまたダメということである。→「適温」という言葉があるが、こういう所が自然の力の凄いところである。)一方、天災は、生育期に台風の直撃を受けてしまった、大雨で水害が起こり水に浸かった、地震によって土地がダメージを受けたなど、様々なものがある。また、害虫の大量発生によって収穫物が被害を受けた場合(蝗害(こうがい、バッタの大量発生のことを指すが、日本ではバッタによる蝗害は殆ど起こらないが、イナゴ、ウンカ、メイチュウなどの大量発生による被害も「蝗害」と呼んでいる。)によるもの)も、一応は自然災害の方に分類される。

これらのことから、「干ばつ」によって「凶作」は起こるが、「干ばつ」以外の要因によっても「凶作」は起こりえる。(例えば、収穫直前の台風の直撃があったら、それまでは「豊作」として推移していても、一気に「凶作」になってしまう可能性がある。→1993年の台風19号がリンゴの産地・青森県弘前市でのリンゴの被害が甚大だったことから「リンゴ台風」として知られているが、これはその一例である。(尚、「リンゴ台風」という名称は気象庁が命名したものではなく、マスコミが付けた名称である。気象庁の命名は「平成3年台風第19号」であるが、「リンゴ台風」の方が名前が通っている...)

日本では、穀物(特に米)の生産に対して「作況指数」という数値が発表されるが、これが凶作/豊作を判断する一つの目安となる。平年の収穫量を100として、その年の収穫量を比較した指数である。算出された数値は6つの段階に分類され、そこから当年の収穫がどうだったのかが判断できる。作況指数が106以上だと「良」、102~105が「やや良」、99~101が「平年並み」、95~98だと「やや不良」、91~94だと「不良」、90以下だと「著しい不良」となる。最近では、1993年の米の作況指数が「74」という指数となり、タイ米などが緊急輸入されている。→所謂「平成の米騒動」が起こった年である。

 

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↓妹・零ちゃんが織田信長と絡んだ物語はこれに収録されています。

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

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織田信長 (1) (講談社漫画文庫)

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  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 講談社
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織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで (中公新書)

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織田信長に学ぶ (新人物文庫)

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織田信長―戦乱の世の風雲児 (学習漫画 日本の伝記)

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考証 織田信長事典

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  • 発売日: 2000/09
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↓「落ち武者」ということで

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