ケータイ刑事銭形舞1話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
今回の「舞[裏ネタ編]」で第1話「舞姫登場! ~トップアイドル殺人事件」は打ち止めにします。今回は、この物語の犯人の名前が「パエリア田中」だったということから、「パエリア」について、ヘアースタイルがこれだったということで「アフロヘアー」について、そしてこの物語に登場したネタとしてこの国に繋がるので「スペイン」について記します。
尚、物語について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「パエリア」:スペインの郷土料理の一つであり、バレンシア地方が起源の料理である。スペイン語では「Paella」、日本語表記(カタカナ)の場合「パエリヤ」または「バエジャ」「パエーリャ」と表記される場合もある。
スペイン風炊き込みご飯であって、各種魚介類、鶏肉、野菜、サフランなどを使う。両側に取っ手のあるのあるパエリア鍋と呼ばれる専用の鍋で、具を炒め、米を入れて水を入れ、香料と着色料としてサフランを加え、炊きあげる。(日本の米を炊くときのように蓋はしないのが一般的である。)米に、僅かに芯が残る程度に炊きあげ、その後オーブンに入れて水分を飛ばして完成となる。
サフランによって黄色く着色されることになり、完成した料理は、その色の見た目の美しさも一つの特徴となる。(日本では、黄色というとカレーというイメージがあるが、カレーのような辛い料理ではなく、素材の味を引きだした料理である。)
具は魚介類が中心というイメージがあるが、元々は魚介類ではなくて、ウサギの肉や鶏肉、蝸牛など、陸で手に入るものを入れて作られたのが発祥である。
「アフロヘアー」:アフリカン・アメリカンの髪型であり、ちりちりにした髪を大きく丸く盛り上げたヘアースタイルである。英語では「Afro-hair」。略して「アフロ(Afro)」とも呼ばれる。また、日本ではその形状から「爆発頭」と呼ばれることもある。尚、「Afro」とは「アフリカの」という意味であるが、アフロヘアーはアフリカ人の髪型ではなく、アフリカ系アメリカ人の髪型であって、アメリカで生まれたものである。
歴史は、20世紀の前半に、アメリカの黒人の間で生まれたものであり、流行ということで何度かブームになるが、市民権を得たのは1960年代の黒人公民権運動の時である。この時、黒人の髪は縮れ毛が多いことに注目し、それをより目立つようにするためにしたものであり、60年代には数々のアーティストたちがこの髪型にしたことで定着することになった。(特に'60's後半から'70's前半のブラック・ミュージック、ソウル・ミュージックのアーティストたちはアフロがトレードマークになっていた。)
その後は、アフロヘアーの各種キャラクターも登場して人気を得ることになり、完全にファッションの一つになっている。
ただ、日本では、ザ・ドリフターズがコメディで爆発を喰らったり、雷に撃たれたら、この頭になっていたということを派手にやっていたこともあって、ファッションとしても認知されているが、ギャグの一つという認識もある。
「スペイン」:南西ヨーロッパ、イベリア半島の大部分と、地中海、大西洋のいくつかの島々、アフリカ大陸に飛地をもつ立憲君主国である。英語では「Spain」と言うが、現地言語のスペイン語では「España」と言う。また、日本語で漢字表記をすると「西班牙」であって、略す場合は「西」と表記される。また、江戸時代の日本では「イスパニア」と呼ばれていた。
国土は約50.5万平方キロで日本の約1.3倍、人口は約4500万人、首都はマドリード(「マドリッド」と表記されることもある。)、公用語はスペイン語である。(地方公用語として、カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語が定められている所がある。)尚、国土にアフリカ大陸の飛地があることは意外と知られていない。(モロッコ・ジブラルタル海峡に近い所に「セウタ」という飛地が、またセウタから200キロ以上東方の地中海沿岸に「メリリャ」という飛地がある。→「セウタ」は大阪府伊丹市よりもやや広い程度の面積、「メリリャ」は東京都港区とほぼ同じ面積で、それぞれ7万人ほどが住んでいる。)また、フランスとポルトガルと接していることは知られているが、ピレネー山中にアンドラ公国という小国があって、それとも接しているということは意外と知られていない。(アンドラ公国は、横浜市よりもやや広く、北九州市ぐらい、または種子島よりもやや広い国土に約7万人が住む小国である。)
歴史は古く、統一王国となったのは15世紀(1479年)にスペイン王国の成立した時である。それ以前、紀元前の時代にはローマ帝国の支配下にあり、その後はいくつもの王国が乱立していた。統一王国としてスペイン王国が成立すると、世界に進出し、1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見すると、アメリカ大陸の植民地化を進め、更には南米大陸、16世紀には「太陽の沈まない国」と呼ばれるように世界各地に植民地を持つスペイン帝国(スペイン・ハプスブルク帝国)として繁栄する。その後植民地が衰退していき、1898年の米西戦争によってアフリカ大陸以外の全ての植民地を失ってスペイン帝国が崩壊、共和制の時代、フランコ独裁時代を経て、1978年から立憲君主制となって現在に至っている。
農業が主で、小麦、オリーブ、オレンジ、ブドウ、ジャガイモなどの生産が盛んである。また、牧畜では羊が中心になっている。また、鉱物資源としては、鉄、石炭、銅、水銀、カリ塩などが豊富で、ビルバオの鉄鋼業やバルセロナを中心とした一体の繊維、機械、化学、金属、セメント工業などが盛んである。
北部のバスク地方では、高度な自治権が認められているが、独立派が盛んで、テロが起こったりしている。
また、世界的に特徴のある文化としては、スペインり食生活であって、1日に5回の食事をとることで知られている。(「デサユノ」(朝食)、「メリエンダ・メディア・マニャーナ」(午前の軽食)、「アルムエルソ」(午後2時頃の昼食)、「メリエンダ」(夕方の軽食)「セナ」(夕食)の5回である。)
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