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「悪名」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第37弾として取り上げる作品は、1961年から1974年にかけて大映が製作した「悪名」シリーズです。(1969年までに15作が製作され、最終作は5年を挟んで勝プロが製作した作品である。)

今東光が当時連載中だった人気小説「悪名」の映画化作品であり、主演は勝新太郎と田宮二郎のコンビである。(第14作まで。)当時の勝新太郎は、伸び悩んでいた時期でもあったが、当時売り出し中の田宮二郎とコンビを組んだことで、新たな一面を発揮するようになり、人気を得た。(勝新太郎にとっては、初のヒット作品となり、田宮二郎も出世作となった。)当初はシリーズ化の予定はなかったが、それが長寿シリーズへとなった。

主人公の朝吉は、河内出身で古い任侠精神の持主である。また、コンビを組むモートルの貞は度胸も腕も人一倍だがドライな感覚の持主である。(貞は第2作で死んでしまい、第3作からは貞の弟・清次となる。)この2人が助け合い、また時にはいがみ合いながら、悪徳ヤクザを退治していく任侠映画である。

初回となる今回は、シリーズのおさらいです。本シリーズ作品は以下の通りである。

シリーズ第1作「悪名」(1961年)、シリーズ第2作「続悪名」(1961年)、シリーズ第3作「新悪名」(1962年)、シリーズ第4作「続・新悪名」(1962年)、シリーズ第5作「第三の悪名」(1963年)、シリーズ第6作「悪名市場」(1963年)、シリーズ第7作「悪名波止場」(1963年)、シリーズ第8作「悪名一番」(1963年)、シリーズ第9作「悪名太鼓」(1964年)、シリーズ第10作「悪名幟」(1965年)、シリーズ第11作「悪名無敵」(1965年)、シリーズ第12作「悪名桜」(1966年)、シリーズ第13作「悪名一代」(1967年)、シリーズ第14作「悪名十八番」(1968年)、シリーズ第15作「悪名一番勝負」(1969年)、シリーズ第16作「悪名縄張荒らし」(1974年)。

また、2001年にはリメイク作も製作されている。(タイトルは「悪名」、ビデオリリース時に「悪名 蘇る大和魂」というタイトルになった。)その続編のOV作品「悪名2 荒ぶる喧嘩魂」も2001年に製作されている。

次回からは、それぞれの作品について、順番に記していくことにします。

 

↓大映での全15作のDVD-BOX

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↓大映での全15作を5作ずつに分けたDVD-BOX

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悪名 DVD-BOX・第二巻

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悪名 DVD-BOX・第三巻

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↓リメイク作とその続編

悪名~蘇る大和魂~ [DVD]

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悪名2~荒ぶる喧嘩魂~ [DVD]

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