子門真人『VOCAL COMPILATION SONGS FOR HEROES<青盤>』 [音楽(特撮/邦楽)]
今回は、前々回に記したアルバム(「赤盤」)と同じ年の1997年にコロムビアからリリースされた企画アルバムである。収録されているのは「仮面ライダー」関係と「科学忍者隊ガッチャマン」「人造人間キカイダー&01」「イナズマン」「勇者ライディーン」というメジャーな作品ばかりであることから、馴染みのある曲ばかりであって、今更という気もしてしまうベスト盤である。(とは言っても、企画である以上はこういうアルバムが生まれるのも仕方のない所である。)が、彼について、あまり知らないという人や、彼の歌のアルバムを欲しいと思っている人に取っては、実にお手頃な内容のアルバムと言うことになる。
収録曲は以下の全27曲である。『レッツゴー!!ライダーキック』『仮面ライダーのうた』『ライダーアクション』『ロンリー仮面ライダー』『ガッチャマンの歌』『誰かがうしろで』『悪魔が今日も笛を吹く』『どこへ行くのか』『キカイダー01』『01ロック』『戦え!仮面ライダーV3』『仮面ライダー賛歌』『V3アクション』『走れハリケーン』『戦えイナズマン』『突撃仮面ライダーX』『ライダー賛歌』『アマゾンライダーここにあり』『アマゾンライダーアクション』『その名はアマゾン』『アマゾンダダダ!!』『見よ!!仮面ライダーストロンガー』『きょうもたたかうストロンガー』『勇者ライディーン』『行こうよ洸』『神と悪魔』『おれは洸だ』。
定番中の定番という曲が収録されていることから、本アルバムは入門者用ということが言えるが、「ベスト・アルバム」の本来の意味としたら、こういう内容のものこそ「ベスト・アルバム」に相応しいものということになる。しかし、彼についてある程度知っている立場からすると、纏まりすぎていて、一工夫欲しいと思ってしまう所である。
ということで、子門真人・ファン度の高い人には向いていない入門者向けである。(典型的な「ベスト盤」と言うことである。)また、気軽に彼の代表的な曲を聴こうという人にもよろしいかと...(マニアにすると、同じ年にリリースされた「赤盤」の方が内容的には嬉しいと言うことになる。)
↓マニアにはこちらの方がお薦めです。
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