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ケータイ刑事銭形泪28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

BS-hiの「名曲探偵アマデウス」は、今月は「アンコール月間」ということで、新作の放送がないので、月曜一番の記事はちゃんのピンチヒッターとします。尚、普段は日曜日のBS-hiで放送されたものが、同じ週の火曜と土曜のBS-hiに再放送されるが、今月はそうはならないということなので、旧作ばかりとは言うものの、色んな物語を見ることが出来るということになる。→8/1はファイルNo.009・ベートーベン『ピアノソナタ第14番「月光」』、8/2はファイルNo.002・ブラームス『交響曲第4番』でしたし、今後の予定は、8/4(火)がファイルNo.036・シューベルト『ピアノ五重奏曲<ます>』、8/8(土)がファイルNo.017・リスト『ラ・カンパネラ』ということになっています。また、8/7(金)の地上波はファイルNo.006・ドビュッシー『前奏曲集』です。(来週8/9と再来週8/16のBS-hiの放送はお休みです。)


銭形泪・2nd.15話」(通算では28話)の「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(後編)」の「裏ネタ編」も4回目となるが、今回は物語の後半で高村さんと柴田さんが密談していた「神社」について、「鳥居」について、「しめ縄」について、そして「社務所」について記します。尚「神社」については「・8話[裏ネタ編]PART 1」と「・22話[裏ネタ編]PART 2」で記しているが、それを元にしてまたまた加筆を行いました。

また、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

神社」:日本固有の民族的信仰(戦前は「国家神道」と呼ばれたもの)に基づいて、神を祀るために作られた宗教的建築物のこと、及びその信仰の組織のことを言う。基本的に、祭祀儀礼を行うための付属する建築物が設けられていて、「境内」と呼ばれる敷地を有している。

付属する施設としては、いくつかのものがあるが、必ずあるものとしては、鳥居、参道、燈籠、狛犬、手水舎、拝殿、幣殿、本殿(神殿)、神楽殿、舞殿、絵馬殿、社務所、社庭などがある。(一部のものは異なる呼び名がされている場合もある。また、幣殿は拝殿または本殿と一体になっている場合が多い、というように、どの律したものとしては存在しない場合もある。)

神社は古代の日本から存在しているものであるので、建築物は木造である。単なる木造建築物ではなく、高度な技術が盛り込まれていて、宮大工がその技法を受け継いでいる。(例えば、釘を一切使わずに組み上げる、など。)但し、最近では建築基準法のこともあって、改築されると完全な木造建築物とはならず、鉄筋コンクリート造りにならざるを得なくなっている。(特に、耐震性と耐火性の問題があるため。)

神社の起源は、磐座(いわくら)や磐境(いわさかい)のような神聖な場所に神籬(ひもろぎ)などの祭壇を設けて神を祀ったものとされている。祭祀は特定の一族が勤め、地域集団の基礎を作ったものとなる。そのため、地域集団には必ず神社があって、日本各地に神社は存在することになる。その後、大和朝廷によって日本が統一されていく過程で、豪族たちの滅亡などもあるが、各地にあった神社についても整理統合されていくことになる。そして律令体制の元で「神祇官」という役職が設けられ、「国家神道」という形で統一した形となり、同時にその中心となる施設として各地で整備されていくことになった。(時代と共に変わっていくと頃もあるが、基本的には太平洋戦争終了までは、神社は幕府や政府から保護されていた。)

神社の敷地は「境内」と呼ばれるが、そこには様々な周辺施設がある。都市部の神社では、これが無いという所もあるが、一般的な神社には「鎮守の杜」と呼ばれる森林がある。また、その中には「御神木」と呼ばれる名木がある。また、境内に入る入口には「鳥居」と呼ばれる門のようなものがある。(「鳥居」は、神社の境内と俗界の境界を示すものである。)そしてそこから境内にある本殿や拝殿に参道と呼ばれる道が続いている。

「神社」の名称は「○○神社」という名称が一般的であるが、伊勢神宮のように「神宮」を名乗るもの、「出雲大社」のように「大社」を名乗るもの、「北野天満宮」や「太宰府天満宮」のように「天満宮」を名乗る神社もある。→「神宮」は天皇や皇室祖先神を祭神とする神社を指している。「大社」は、社格を「大・中・小」に分けた時、最も格上となる第1位の神社を指している。「天満宮」は菅原道真(=天満天神)を祭神とする神社を指していて、各地に多数ある。

尚、英語では「Shrine」または「Shinto Shrine」という。

鳥居」:神社の入口に設けられている門の一種である。大別すると「神明鳥居(しんめいとりい)」と呼ばれるものと、「明神鳥居(みょうじんとりい)」と呼ばれるものとがある。

形状は、左右2本の柱を立て、その最上部に笠木(かさぎ)、その下に島木(しまぎ)と呼ばれるものが設けられる。(神明鳥居では「島木」は無い。)また、左右の柱を連結する水平方向を連結しているものは貫(ぬき)と呼ばれる。そして、左右の中央の貫の上、島木の下には額束(がくづか)と呼ばれる額を掲げる。

使用される材質は、木材(ヒノキやスギなどが使われる)のもの、石のものがあり、その表面を金属で覆ったというものもある。近年では鉄パイプ、鉄筋コンクリートを使ったものもある。変わった所では、磁器、ジュラルミン、塩化ビニールを使ったものもある。

鳥居は、神社の敷地である境内、すなわち、神の領域と、人間が住む俗界との境界を示していて、そこから先は神の領域であることを示しているものであり、神聖なものである。よって、参道には必ず鳥居が設けられることになる。また、1つの参道に複数の鳥居が設置されていることもある。

数える時に使用する単位は「基」であり、「1基、2基、3基、…」と数える。1つの参道に複数の鳥居がある場合(伏見稲荷の千本鳥居など)は、一番外にあるもの(俗界に近いもの)から「一の鳥居、二の鳥居。…」と呼ぶ。

日本の三鳥居と呼ばれる鳥居は、奈良県吉野町の金峯山寺の「銅の鳥居(かねのとりい)」、広島県廿日市市の厳島神社の「朱丹の大鳥居」、大阪市天王寺区の大阪四天王寺の「石の鳥居」である。(これら3つはいずれもが重要文化財に指定されている。また、「朱丹の大鳥居」は世界遺産にも登録されている。)

この3つ以外にも有名な鳥居はいくつかある。例えば、高さ24.4mという京都・平安神宮の大鳥居、約1万基という数のある京都・伏見稲荷大社の千本鳥居は余りにも有名である。

尚、英語では「Torii」と言うように、日本語がそのままローマ字表記になっている。その説明として「Gateway at the entrance to a Shinto Shrine」と言われるが、まさに直訳したままである。(日本と英語圏では宗教の違いがあるので、こう語らないと理解されないということですね。)

しめ縄」:漢字表記をすると「注連縄」「標縄」「七五三縄」という表記がある。神前、または神事の場に不浄なものの侵入を禁ずる印として張る縄であり、神道における神祭具の一つである。または、紙垂(かみしで)をつけた縄のことも言う。

神の領域と現世の領域とを隔てる結界の役割を意味していて、神社の周囲、神体、御神木などをこれで囲うというのは一般的に行われている。この時、これによって囲まれる中の領域は神域となる。または、厄や禍を祓う結界の意味としても使われる。日常生活に近い所では、新年を迎えるにあたり、門戸に飾ったり、神棚に張る時に使用されている。→正月に使う「注連縄」のことを特に「年縄」ということもある。

また、それ以外の場所で張られる所としては、御旅所(おたびしょ)、海にある岩礁の中でも奇岩とされるもの(三重県・二見浦の夫婦岩は有名)などがある。

また、大相撲の横綱が土俵入りの時に締める「横綱」もしめ縄の仲間である。(紙垂も付いています。)→元々は、最高位の大関の中から特別に選ばれた力士だけが締めることを許されたものであり、「横綱」と言う地位は本来はなかったものである。

しめ縄は藁を使って作られるが、左捻りを定式として、三筋、五筋、七筋と、順次に藁の茎を捻り放して垂れ、その間々に紙垂を下げて作られる。(「七五三繩」という表記は、藁を7本、5本、3本とたれることから来ている。)→普通は土地の領有や境界をはっきりさせる印として使われることから「注連縄」という表記が一般的に使われ、場所を記す「標」という意味から来ている「標縄」という表記も使われることがある、という程度である。

尚、英語では「Decoration of sacred Straw Rope」「a Sacred Straw Festoon」などと呼ばれているが、今一つ、微妙に意味が違うと思うのですけどね...(「Shimenawa」というようにローマ字表記そのままとか、「Shime-Rope」とでもして、誤解を与えそうな言い方は辞めるようにするべきだと思うところである。)

尚、「注連縄」「七五三縄」は「新年」を表す季語である。(季節では、旧暦では「春」ということになるが、「春」の季語ではなく「新年」を意味する季語という特殊なものである。)

社務所」:神社に付属する施設の一つであり、神社の事務を取り扱う所である。神社を維持・管理するのに必要なものであり、会社で言うと事務所ということになる。また、事務以外にも神職や職員の会議や研修にも使用される。

尚、規模の大きな神社だと、「祈祷受付」やお守りなどの販売を行っている「授与所」は「社務所」とは別になっているが、ほど規模の大きくない神社(一般的な神社)ではこれらは社務所と一緒になっていることもある。

一般的には、神社関係者(神職や職員)のいる場所であって、一般の人、参拝者はこれの表にまではやってくることがあっても、中に入ると言うことは殆ど無い。(会社でも、従業員以外(社外者)は会議室などの特別な場所に入ることはあっても、事務所には殆ど入らないのと同じである。)

英語では「a Shrine Office」と言うが、実に分かりやすく語っている。ちなみに、事業(会社)の仕事を「事務」、お寺の仕事を「寺務」と言うが、神社の仕事を「社務」と言う。→会社の事務を行う所を「事務所」、お寺の寺務を行う所を「寺務所」、神社の社務を行う所を「社務所」という、と覚えておくと良いでしょう。

 

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