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ケータイ刑事銭形泪29話(2nd.16話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

8回目となる「銭形泪・2nd.16話」(通算では29話)の「ああ、さそり違い ~銭形泪誘拐事件」の「裏ネタ編」ですが、今回はこの物語に色々と出てきた小ネタ集ということで、「暗号」について、「腕時計」について、「遺言」について、「東京湾」について、そして「ロープ」について記します。尚、「暗号」については「・26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 4」で、「腕時計」については「・10話[裏ネタ編]PART 2」で、「東京湾」については「・18話[裏ネタ編]PART 3」で記しているが、これらは「ケータイ刑事」ではお馴染みのネタである証でもある。それぞれ、先に記した者をベースにして加筆しました。

尚、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

暗号」:内容を第三者に分からないようにするために、当事者の間だけで了解できるように取り決められた特殊な記号や言葉のこと、または、その規則に則って作られた暗号文のことを言う。よって、誰にでも解読できるものは「暗号」とは言わない。尚、英語では「Code」と言う。

暗号は、その規則を知っている者だけが内容を理解できるものであるため、秘匿性が必要な場合に古くから使われていたものである。古代でも、秘匿性のレベルは低いものの、暗号が使われていた記録がある。歴史上では紀元前5世紀の古代ギリシア(スパルタ)でスキュタレーという棒が使われていた。(容易に解けてしまうものであるが、それを知らない者にとっては内容は分からず、一応、暗号としての役割は果たしていた。またこれは戦争で暗号が使われていた記録でもある。)

その後、時代と共に様々なものが考案されて、15世紀には2枚の回転式円盤を組み合わせて暗号を作り出すというものが登場した。(これは19世紀のアメリカ南北戦争でも使用されたという記録が残っている。)その後、カード式、乱数表を使った表式などが登場し、一応、人間が作、解読するものであった。が、20世紀になると、ドイツの「エニグマ」、日本の「パープル」、アメリカの「SIGABA」、スイスの「NEMA」、イギリスの「TypeX」などの機械式暗号装置が登場するようになった。これは、技術の進歩によって、これまでに生まれた様々な暗号では秘匿性が低くなったためで、より複雑なものを簡単に作、解読するために生まれたものである。これらは第二次大戦の時に、各国で活躍することになる。(当然、解読機が漏れていて、暗号としての秘匿性が亡くなっていたものもある。)戦後、更に暗号は複雑になり、コンピューターの登場で、更に複雑怪奇なものが登場している。

ある意味では、戦争というものが、暗号を発展させてきた、といってもよい。敵に作戦を知られないようにするには秘匿性の高いものが必要であるが、当然のことながらスパイが暗躍し、暗号の解読を専門に行う部門が出来、更に複雑な暗号の開発を、というイタチごっこであった。

また、現在ではデジタル符号に置き換えて情報伝達が行われているが、これもある意味では「暗号」である。見ただけでは「0」と「1」だけの羅列であるが、フレームや同期信号、制御コードなどが決められていて、これらによって「0」と「1」の数字が意味のある配列になり、更にそれぞれに対応した意味が出てくるためである。

現在、暗号は当たり前のように使われている。インターネットで使われる「SSL」も「暗号」の一つであって、現代では身近なところにある暗号と位って良い。

腕時計」:小形の携帯用の時計であって、バンドがついていて、腕に装着して使用する時計のことである。19世紀になって登場したものであるが、一般に広く普及したのは20世紀になってからである。(時計の歴史からみると、比較的新しい部類になる。)

腕時計が登場するまでの携帯型の小形時計というと、鎖が付いていて、普段は衣服のポケットに入れて携帯するという「懐中時計」が存在していた。時計は精密な機械部品の組み合わせで作られていたので、懐中時計は最先端の工業製品であったが、それよりも更に小さい腕時計は、馬術的にはかなり高度なものであった。が、技術の進歩、工作精度の向上によって、腕時計は登場した。これによって、時計を見るときに、ポケットから出す必要が無くなり、腕を見ればよい、ということで、一段と便利になった。

その後、防水機能が当たり前のように腕時計には付き、更には自動巻時計、カレンダー付き時計が腕時計に加わる。(これらは全て機械式時計である。)

そんな中、1969年も暮れになって、日本のセイコーが初めてのクオーツ式の腕時計を発売した。機械式時計とは比べものにならない高精度であったが、価格が余りにも高かった。が、量産されることで価格が次第に低下していくことになる。

また、電卓の小型化で、液晶表示装置が発展し、従来の針による機械式時計とは異なるデジタル表示を行う時計が登場する。ゆはり、価格は高かったが、これによって機械式時計は絶滅するものと主よれたが、機械式の良さが評価されて、デジタル表示式の時計の方が少数派になっている。但し、ムーブメントはクオーツを使ったものが中心である。また、近年では、電波時計が腕時計にも登場した。

遺言」:「ゆいごん」とも「いごん」とも読む。一般的には「ゆいごん」と言われるが、法律用語では「いごん」である。死後のために物事を言い遺すこと、またはその言葉のことである。特に財産相続や身分に関する事柄に対して、一定の方式に従った形で意思表示をするものである。但し、効力が生じるのは当人の死亡後である。

法的に認められているものは民法の960条に規定があって、これに従っていないもの、すなわち方式に違反しているものは無効である。(それ以外にもいくつかの規定が民法で定められている。)尚、遺言を残せるのは、満15歳以上である。

いくつかの規定を記しておくと、自筆であること、作成日付と署名があること、押印があることが必要である。(代筆によるもの、ワープロで作成したものは無効である。また、日付は年月日が特定出来る事が必要であり、「吉日」などでは無効である。)また、夫婦が同一の書面で残すと「共同遺言」と扱われて無効となる。

遺言を作成するには、定められた形にしないと意味がない。(無効になったら、何のために作ったのか、ということになる。)遺言作成のマニュアル本なども出版されているが、ある程度はそういうものを参考にしながら、最終的には専門家に相談して作成するのが正しい作成方法である。

東京湾」:関東地方南部の湾で、東は房総半島、西は三浦半島に囲まれる海域を指す。一応、房総半島の富津岬と三浦半島の観音崎とを結ぶラインから北の海域を「東京湾」と言うが、広義の「東京湾」は、その南の浦賀水道(三浦半島の劔崎と房総半島の洲崎を結ぶラインから北)の海域までを含んで言う。

南北は最大で80km、東西は約30km、面積は922平方キロ(広義の「東京湾」では1320平方キロまで拡大する。)である。この面積は琵琶湖の約1.5倍(広義だと琵琶湖の約2倍)の面積である。

水深は浅い(30m程度)であるが、広義の「東京湾」となる浦賀水道に入ると、水深は急に深くなり、数百mの水深のある海底谷の存在も認められている。

東京湾の沿岸部は埋め立てが進んでいるため、湾の水域面積は次第に減少している。(特に東京港、横浜港、千葉港のある京浜、京葉地区の埋め立て面積は大きい。)同時に干潟の減少も環境の点で大きな問題になっている。

この物語では、ちゃんが沈められそうになったが、「東京湾に沈める」というのは色んな物語で出てくる所でもある。(「ケータイ刑事」ではお姉ちゃまも東京湾に沈める、と言われたことがある。(今回の泪ちゃんのように海岸までは連れて行かれていない。))また「007は二度死ぬ」ではボンドを追っていた敵の車がヘリコプターに電磁石で吊り上げられて、東京湾に落とされている。→まあ、お馴染みの展開の一つですね。(大阪が舞台だったら、やはり「大阪湾に沈める」という台詞が良く出てきますし...)

ロープ」:英語では「Rope」、ドイツ語では「Seil」。日本語では「綱(つな)」と言う。繊維や針金などを撚り合わせたものである。(繩の大きなものと言ったら良いでしょう。)糸、紐、繩などと同じような役割をする者であるが、それの大きなものと言った位置づけになる。

ものを縛ったり、牽引するのに使用する。特に船舶が停泊中、流されないようにつなぎ止めるのに使用したり、登山で岩場を登るときに転落防止の目的でこれを使用したり、これを目標地点に向けて登るのに使用される。(登山用具の場合は「ザイル」とと言うが、これはドイツ語の「Seil」で、英語の「Rope」と同じ意味である。)また、牽引ということでは、馬車で荷車を繋いだり、車が悪路に陥って動かなくなってしまった場合、他の車とこれを使って繋ぎ、引っ張って貰う時に使用される。

素材は、天然繊維を使ったものではシュロや麻を使ったものがよく知られている。また藁を使ったもの、綿を使ったものも知られている。が、これらの天然素材を使ったロープは、繩の延長線上にあるものであって、太めの繩という程度のものが一般的である。そのため、強度の点ではそれほど強くない。現在では、ある程度の強度があって、しかも軽い素材である化学繊維を使ったロープが一般的である。使用される化学繊維は、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレンなどがある。特にナイロンロープは強度が強く、伸びにくく衝撃にも強いので、色んな所で広く使用されている。また、ナイロンよりも強度の高い高分子素材を使ったものも登場している。(他の素材もそれぞれ長所があるため、それを使ったロープが存在している。)→やはり、使用用途に応じて素材を選んで使うべきである。

また、強度をより高めるために、針金などの金属を繊維状にしたものを化学繊維と共に撚り合わせて作ったロープもある。また、吊り橋で使用されるロープなどは、化学遷移は一切使わずに、金属繊維のみほ使って作られたロープもある。(金属を単に紐状にしたものよりも、撚り合わせたことによってより強度が高くなる。)→金属ロープは強度の面では化学繊維を使ったものよりも高いが、金属腐食による劣化がある、重量が重くなる、などの欠点もある。→やはり、使用目的に応じて最適なものを使うのが一番である。

また、ボクシングやプロレスのリングでは、リングからの転落防止の目的で、リングの外周部にロープを張っている。名称は「ロープ」であるが、現在では内部に金属線が入った「ワイヤー」と言った方が良いものが使用されている。

 

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