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ケータイ刑事銭形泪29話(2nd.16話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

9回目となる「銭形泪・2nd.16話」(通算では29話)の「ああ、さそり違い ~銭形泪誘拐事件」の「裏ネタ編」ですが、この物語についての裏ネタ編は今回で打ち止めです。で、今回は、この物語のコラボ作品である「さそり」からの登場人物である恩田と相原に関することから、「刑務官」について、「警棒」について、そして追っていた人物がこれということで、「囚人」についてと「脱獄」について記します。

尚、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

刑務官」:刑務所、少年刑務所、拘置所に勤務する法務事務官のことである。(早い話、刑務所に勤めている人のことである。但し、刑務所に勤めている全ての職員ではない。)刑務官は国家公務員である。

刑務所の刑務官は、受刑者への改善指導や矯正教育を通じて社会復帰の実現を助けるという職務がある。一方、拘置所の刑務官は、勾留中の被疑者/被告人の逃走や罪証隠滅を防止すること、及び刑事施設の保安警備の任務に当たる、と言うのが職務である。

階級は、7つに別れていて、上から順に「矯正監」「矯正長」「矯正副長」「看守長」「副看守長」「看守部長」「看守」である。刑務所長は「矯正監」若しくは「矯正長」であり、「矯正副長」までがおおむね幹部であって、刑務所全体の運営を見ている。「看守長」が課長クラスとなる。

時々耳にすることのあるニュースとして、刑務官が受刑者に対して暴行を加えた、とか、不正な処遇を行った、というものが伝わってくるが、刑務官は権力を持っていて、受刑者は全く持っていないことから、支配するという意識が芽生えてくる、ということが指摘されている。「さそり」に於いても、劇中で刑務官が受刑者のことを人間扱いしていないという描写がある。そのようなことを行う刑務官は一部であろうが、イメージとしては悪いというものが定着している。

この物語に登場した恩田と相原だが、階級は劇中で全く語られていないが、恩田は「副看守長」か「看守部長」、相原は「看守部長」か「看守」と思われる。(一応、恩田の方が上であると思われる。)

警棒」:警察官が携帯している硬質木材製の丸棒のことである。武器、または護身用具、逮捕具として使用されるものである。尚、英語では「Nightstick」または「Billy (Stick)」、イギリス英語では「Truncheon」と言うが、「Club」と言うこともある。(「ゴルフクラブ」と同じく「こん棒」という意味合いから。)

警棒の長さは規定があって、以前は「長さ60cm以下、直径3cm以下、重さ320g以下の円棒とする」とあったが、近年の治安情勢から2006年に改訂されて、「長さ30cm超90cm以下、その長さに応じて定められた重さ(10cmごとに規定、最大は460g)以下の円棒で、鋭利な部分がない物」となった。(今までよりも長いものも認められることになった。)

材質は、木製が中心であるが、強化プラスチック製、金属製、硬質ゴム製というものも一部にあったが、新規定ではアルミ合金製が中心になった。また、トンファーのような特殊警棒もある。

日本では、警棒は警察官が所持しているものであるが、一般人であっても警棒の購入/所持は認められている。しかし、携帯の状況によっては軽犯罪法違反(武器の所持と解釈される)で検挙される場合もある。

尚、警備会社の警備員も、警棒を持っていることがあるが、基本的には警察官の所持する警棒と同じである。但し、警備業界では「警棒」とは呼ばずに「警戒棒」と呼んでいる。一方、機動隊などが装備しているものは「警杖(けいじょう)」と呼ばれていて、「警棒」とは区別されている。(長さも90cm、120cm、180cmとなっているので、「警棒」の規定には入らない。)

警棒を使用する場合は、警察官であっても自由に使えるものではなく、「警察官職務執行法」と「警察官等警棒等使用及び取扱い規範」に規定が定められている。(過剰防衛にならない範囲で使用する、とされている。)また、警備員が使用する場合も、正当防衛または緊急避難が成立する場合に限られている。(警察官も警備員も、これを逸脱すると暴行事件となって検挙されることになる。)

囚人」:英語では「Prisoner」と言う。現代では、法令に従って刑事施設に収容されている人のことを指して言う。歴史を紐解くと、強制収容所、捕虜収容所などに収容されている人のこともこのように言った。また、政治犯を収容する施設が存在する国では、その収容所に収容されている人も含まれる。(但し、あくまでも「囚人」と言う言い方は俗称である。)現在では「受刑者」「収容者」という言い方が一般的になっている。(裁判で判決が確定して、刑の執行の溜めに拘禁されている人を「既決囚」または「受刑者」と言い、判決確定前で拘留されている人を「未決囚」と呼んで区別されることもある。)また、法律(刑事施設法)では「被収容者」と呼ばれる。

脱獄」:囚人が、収監されている牢獄から無断で抜け出して逃亡することを言う。「牢破り」「破獄」「脱監」という言い方もある。また、英語では「Prison Break」または「Jailbreak」と言う。

その目的は、厳しく監視されていて、様々な制約のある牢獄から脱出して、自由を得るためである。が、この行為は重罰として罰せられるのは言うまでもない。(逃走罪、または加重逃走罪が適用されることになる。また、逃亡に手を貸した者も被拘禁者奪取罪や逃走援助罪が適用されることになって、処罰の対象となる。)

逃走罪は「単純逃走罪」とも言われるが、逃走した場合であり、加重逃走罪は拘禁場、または拘束のための器具を損壊し、暴行もしくは脅迫をし、又は2人以上通謀して逃走した時に適用される。(加重逃走罪の方が逃走罪よりもより重い刑罰となる。)

刑務所は脱獄しにくい場所に設置されるが、その代表的なものは、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ湾の小島アルカトラズ島にあった「アルカトラズ連邦刑務所」が知られている。(現在は閉鎖されていて、観光地になっている。)島の周辺は潮流が速く、水温が低いことから、島からの脱出はほぼ不可能とされていた。(1962年にフランク・モリスたち3人が試みた脱出は、死体が発見されなかったものの、溺死と判断されたが、脱獄に成功したという見方が根強い。→映画「アルカトラズからの脱出」で描かれている。)日本では網走刑務所が最も脱獄が困難だった刑務所とされている。(こちらは現在でも使用されている。但し、木造時代の施設は移設されて観光地になっている。)

その他、この物語のコラボ作品である「さそり」や、そのオリジナル作品である映画「女囚さそり」でも、主人公の松島ナミは刑務所から脱獄している。→フィクションだからあり得ることであって、現実には不可能と考えるべきである。(とは言っても、実際には脱獄を試みようとしている囚人は必ずいることでしょうね...)

ところで、BS-TBSでは「さそり」の再放送を行わないが、DVDもリリースされている。この物語を見たら、恩田と相原について、どういうキャラだったのかを含めて、「さそり」を一度は見ておいても宜しいかと。(全8話で、全部見ても3時間半程度ですし...)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓やっぱりコラボ作品の方も拾っておかないと...

さそり DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: アートポート
  • メディア: DVD

↓こういうものがあります。

柔術セルフディフェンス 第3巻 天の巻 特殊警棒術 [DVD]

  • 作者: 種村 匠刀
  • 出版社/メーカー: ビーエービージャパン
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: -

ミルフォース バトン(警棒)ホルダー

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  • 出版社/メーカー: ミルフォース
  • メディア: その他

【COSPATIOオリジナル】PSB400特殊警棒

  • 出版社/メーカー: コスパ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓こういう作品があります。

暴力脱獄 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray

プリズナー DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

大脱走 (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

アルカトラズからの脱出 [DVD]

アルカトラズからの脱出 [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

勝利への脱出 [DVD]

勝利への脱出 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


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