NICOLETTE LARSON『NICOLETTE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1978年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。1997年に45才で亡くなった彼女であるが、その歌声は永遠のものである。また、彼女の発表したアルバムの中では最もセールスが良かった作品になった。アメリカではBillboardのアルバム・チャートで最高位15位を記録し、1979年の年間アルバム・チャートでは51位にランクインしている。また、カナダでは1位を獲得している。
収録曲は以下の全11曲である。『Lotta Love』『Rhumba Girl』『You Send Me』『Can't Get Away From You』『Mexican Divorce』『Baby, Don't You Do It』『Give A Little』『Angels Rejoiced』『French Waltz』『Come Early Mornin'』『Last In Love』。
この中からは、NEIL YOUNG作のデビュー曲『Lotta Love』が大ヒットを記録し、Billboardでは最高位8位、1979年の年間シングル・チャートでは41位にランクインしている。また、カナダでも最高位4位を記録している。(奇しくも、この曲が彼女の最大のヒット曲ということになった。)続く『Rhumba Girl』はアメリカでは最高位47位、カナダでは最高位15位を記録している。3rd.シングル『Give A Little』は特にチャートインはしていない。
お薦め曲は、彼女の代表曲である『Lotta Love』は外すことは出来ない。これ以外では『Rhumba Girl』『You Send Me』『Mexican Divorce』『French Waltz』『Come Early Mornin'』という所をピックアップしておく。
後にカントリー系のシンガーとなる彼女であるが、本アルバムでは曲の幅が広く、聴かせるところはたっぷりと聴かせていて、ノリの良さが良いものはノリが良く、国際色豊かなサウンドを聴かせてくれている。また、(当時の)ウエスト・コーストを代表する豪華ミュージシャンたちが参加しているということで、アルバムのクオリティの方も高い。カヴァー曲が中心でジャンルが広い選挙区になっているが、心が安らぐ彼女のボーカルを中心に上手くまとめている。じっくりと腰を落ち着けて、ゆっくりと聴き入りたいアルバムである。
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