佐々木功『男の詩』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1995年にリリースされたベスト盤であり、彼自身の選曲による構成となったものである。（本アルバムの名義は、ひらがなではなく、漢字表記となっている。）アニメ主題歌が中心であるものの、彼の良い声をたっぷりと堪能することが出来るベスト盤である。
収録曲は樋嘉の全21曲である。『宇宙戦艦ヤマト』『真っ赤なスカーフ』『好敵手』『銀河鉄道999』『青い地球』『星の旅人』『枯木霊歌』『たたかえ!キャシャーン』『戦え!ポリマー』『とべ!グレンダイザー』『大空魔竜ガイキング』『ウルトラマン賛歌』『行け行け飛雄馬』『ゲッターロボ!』『息子よ』『進め!ゴレンジャー』『ジャッカー電撃隊』『傷だらけの翼』『一緒に歩こうこの道を』『さらば友よ』『レクイエム』。
お馴染みの曲が多いものの、入りが彼の代表曲『宇宙戦艦ヤマト』であれば、全く不満はない。兎に角、安心して聴き入ることができる。で、前半は聴けば元気が出てくる曲とじっくりと聴かせる曲とを上手く配置しているので、一気に彼の世界に引き込んでくれる。中盤になると、ドラマティックな曲も登場し、たっぷりと聴かせてくれて、彼のボーカルに聴き入ることになる。この辺りは、和製プレスリーとも言われた彼の本領発揮といった所でもある、と感じさせてくれる。終盤にはドラマティックな曲が登場し、彼の世界の奥深さまで感じさせてくれることになる。
ベスト盤であるが、じっくりと彼の良い声のボーカルに浸ることも出来、しかも元気を与えてくれるということで、ライブラリーに加えておきたいアルバムである。で、腰を落ち着けて、じっくりと彼のボーカルを堪能したいと思わせてくれるベスト盤である。
コメント 0