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PETER PAUL & MARY『PETER PAUL & MARY』 [音楽(洋楽)]

PPMのMARY TRAVERSが亡くなったということで、またまたPPMのアルバムをピックアップします。で、今回は1962年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。'60'sフォーク・ブームをも散らしたと言ってもよいアルバムであり、本アルバムによって彼らは一躍スターの仲間入りを果たすことになった。彼らの代表的な曲もたっぷりと収録されていて、内容の方はベスト盤の様な感じのするオリジナル・アルバムである。また、チャート成績の方も本アルバムは凄い記録を達成している。というのは、本アルバムは1962/10/20付けから6週連続1位を獲得(11/24付けまで)し、その後で1位を明け渡すが、約1年後の1963/10/26付け(48週ぶり)で1週だけとはいうものの再び1位に返り咲き、通算では7週に渡って1位を獲得している。また、年間アルバム・チャートでも、モノラルとステレオに別れていた1962年はモノラルでは年間33位、ステレオでは30位にランクイン、更に1963年は2位にランクイン、1964年も6位にランクインしている。(1963年は2nd.アルバム「MOVING」が年間チャートの3位にランクインしている。)ちなみに、1962年と1963年は「WEST SIDE STORY」のサントラ盤が2年続けて年間1位を獲得している。

収録曲は以下の全12曲である。『Early In The Morning』『500 Miles』『Sorrow』『This Train』『Bamboo』『It's Raining』『If I Had My Way』『Cruel War』『Lemon Tree』『If I Had A Hammer (The Hammer Song)』『Autumn To May』『Where Have All The Flowers Gone』。

尚、シングル・カットされたのは2曲で、『Lemon Tree』が最高位35位、『If I Had A Hammer (The Hammer Song)』が最高位10位(1962年の年間シングル・チャートでは98位にランクインしている。)を記録している。アルバムのヒットの大きさと比べると、シングルのチャート成績の方は今一つであるが、これはライヴでの彼らが高い評価を得ていることの証でもあって、シングル・カットされていなくても彼らの代表曲と呼べるものがたくさんあるということになる。

お薦め曲はシングル・ヒットの『Lemon Tree』と『If I Had A Hammer (The Hammer Song)』は外せないが、『Early In The Morning』『500 Miles』『Cruel War』『Where Have All The Flowers Gone』などは彼らの代表曲としても知られる人気曲であり、『It's Raining』『Autumn To May』なども捨てがたい魅力のある曲である。→早い話、全部がお薦め曲である。

内容としては、デビュー・アルバムであるのだがお馴染みの曲が収録されているだけに、ベスト盤のような側面も持っているアルバムであり、とても充実したものである。ただ、収録時間が30分ちょっとというように、短い所が唯一の不満点といったところでしょう。(2nd.アルバム「MOVING」と2 in 1として1枚にしてくれたら、何の不満もないのですが...)

いずれにしても、本アルバムはフォークを語るだけでなく'60'sサウンドを語る上でも欠かすことの出来ないアルバムであり、ライブラリーに加えられていて当然というアルバムである。

 

Peter, Paul And Mary (1st LP)

Peter, Paul And Mary (1st LP)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1988/07/22
  • メディア: CD

ピーター、ポール&マリー

ピーター、ポール&マリー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: CD

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