SSブログ

POINTER SISTERS『THE POINTER SISTERS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年に発表された彼女たちのデビュー・アルバムである。四人姉妹の姉妹グループとしてデビューした彼女たちであるが、1977年にボニーが脱退して3人組になる前は、ゴスペルに親しんでいたこともあってカントリー系サウンドのグループであった。(3人組になってから方向が変わっていくことになる。)デビュー・アルバムである本アルバムは、4人のハーモニーを聴かせてくれているアルバムである。3人組時代しか知らない方にとっては「あれっ?」と思うかも知れませんね。で、本アルバムは注目されて、デビュー・アルバムと言うことでは大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位13位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Yes We Can Can』『Cloudburst』『Jada』『River Boulevard』『Old Songs』『That's How I Feel』『Sugar』『Pains And Tears』『Naked Foot』『Wang Dang Doodle』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Yes We Can Can』はBillboardで最高位11位を記録すると共に、1973年の年間シングル・チャートでも95位にランクインしている。また、この曲は4人組時代では最大のヒット曲でもある。続く2nd.シングル『Wang Dang Doodle』は最高位61位を記録している。

お薦め曲は、やはり4人組時代の彼女たちというとこの曲である『Yes We Can Can』である。それ以外では『Jada』『Old Songs』『That's How I Feel』『Wang Dang Doodle』という所をピックアップしておくことにする。

彼女たちがデビューする少し前にはJACKSON 5という黒人兄弟グループが活躍していて、黒人姉妹グループである彼女たちが注目されることは容易に分かるが、実力が無ければヒットを記録することは出来ない。彼女たちは両親の影響もあって、幼い頃からゴスペルに親しんできたこともあって、歌の方は上手く、感情豊かに表現する力を持っている。そのため、安心して聴くことの出来るハーモニーであり、ノスタルジックな雰囲気のあるサウンドということで親しみやすいものである。ボニーが脱退してからの3人組になってからの彼女たちとは方向の異なるサウンドであるため、'70's終盤から'80'sの彼女たちしか知らないという方は驚くことでしょうね。が、サウンドが変わっていくことはアーティストに取っては当たり前のことである。こういう変化があるということは、それだけ彼女たちの色んな側面を堪能出来るということになり、より深く彼女たちのサウンドを聴くことが出来るということになる。ということで、テイストの違う彼女たち(本当は、こちらが原点であり、サウンドが変わっていくというのが正しいのですが...)のハーモニー、サウンドをじっくりと堪能するのも宜しいかと...

 

The Pointer Sisters

The Pointer Sisters

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Special Products
  • 発売日: 2001/11/20
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。