ケータイ刑事銭形舞9話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形舞[裏ネタ編]」の第9話「最強の心理学者VS銭形舞」の「裏ネタ編」の増補は今回で打ち止めです。今回はこの物語で古糸教授が口にした「ばいきんまん」について、「黒髭危機一発ゲーム」について、そしてこの事件のトリック解明のポイントになった「死後硬直」について記します。
また、この物語について過去に記した記事（改訂版の方です）は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ばいきんまん」：やなせたかし原作の「アンパンマン」に登場するキャラクターで、主人公・アンパンマンの宿敵である。バイキン星の出身で、アンパンマンを倒すため赤ちゃんの時に地球にやって来た。で、悪さをすることが大好きで、みんなを困らせることをするのを生き甲斐にしている。（地球を侵略しようというのではないから、がわいい悪党である。）黒い体、2本の角、尻尾、背中には小さな羽を持っていて、空を飛ぶことも可能であるが、普段はバイキンUFOという一人乗りのUFOに乗っていて、空を飛べることを忘れている。
住み処はバイキン城であり、ドキンちゃんと二人で生活しているが、ドキンちゃんはバイキン城を自分のものと思っていて、ドキンちゃんの使い走りをしているといった方が正しいかもしれない...
いつも失敗してアンパンマンに敗れているが、メカを作ることも出来、バイキンメカというロボットや武器などを自分で作ることもする。が、どこか間が抜けていて、アンパンマンにはいつも敗れる。（アンパンマン以外には、たいてい勝つ。）
お馴染みの台詞として、登場時に口にする「ハヒフヘホー」、ばいきんまんに敗れて飛ばされて退場していく時の「バイバイキーン」である。
この物語では、古糸教授が舞ちゃんに対して「アンパンマンよりばいきんまんが好きなタイプ」と言っていたが、今だにどういうタイプなのか、理解出来ないのですが...
「黒髭危機一発ゲーム」：1975年にトミー（現在はタカラと合併してタカラトミーになっている。存続会社がトミーということになっているので、「タカラを合併した」ということになる。）が発売した玩具、ゲームである。大ヒットとなり、現在でも発売されている玩具である。現在では、ゲームとしては同じであるが、バリエーションが広がっていて、樽を他の者にして、海賊も他のキャラクターに置き換わったものが多数発売されている。（ゲームとしては同じである。）
樽に頭だけを出したヒゲの海賊は言っていて、その樽に多数ある穴に短剣順次刺していき、海賊が樽から飛び出したらゲーム終了となるものである。
一般には、短剣を挿して海賊が飛び出したら「負け」という認識が広がっているが、これが発売された時は、海賊が飛び出したら「勝ち」ということになっていた。（→勝ちでも負けでも、それは遊ぶ人が決めたらいいことです。）「負け」が定着したのは、これがテレビ番組の「クイズ・ドレミファドン!」では、飛び出したら「負け」というルールで使われていて、これが広がり定着したためである。
この玩具の名前は「危機一発」となっているが、ゲーム名は「一発」が正しいが、四字熟語の「ききいっぱつ」は「危機一髪」が正しいという所に注意が必要である。しかし、このゲームは飛び出すということを考えると、「一発」の方があっているように思います。
「死後硬直」：英語では「Rigor Mortis」という。死の直後から始まる現象で、死体に起こる物理的、化学的な現象である「死体現象」の一つであり、死体の筋肉が硬化する現象のことである。また、ひれは死体が水中や土中にあっても起こるものである。（但し、土中や水中では進行速度が遅くなる。）
これは死体が於かれている環境温度や湿度等の影響が大きくあるため、一概に時間のことは言えないが、死後2時間程度経過してから徐々に起こる現象である。まず脳から内臓、顎、首から始まり、半日程度の時間が経過すると全身に達する。その後、30～40時間程度が経過すると、硬直は徐々に解け始めて、90時間後には完全に解ける。尚、硬直した状態が解けることを「解硬」という。
気温が高いほど、これは早く進むため、夏場と冬場では、進行する時間、継続時間も大きくことなる。（夏場は早く／短く、冬場はゆっくり／長くとなる。）この進行状況から死亡推定時刻を算出することが可能であるが、その時には環境温度が大きく影響する。夏場でも冷房が効いていると、進行が遅くなり、冬場でも暖房をがんがん掛けていると進行が早くなる。そのため、死亡推定時刻を誤魔化すためにエアコンを使って室温をわざと変える、というのは推理小説では当たり前のトリックとして登場することになる。
この現象は、死によって筋肉への酸素の供給が絶たれると、好気的な代謝は停止するものの、嫌気的な代謝は継続して行われ、グリコーゲンが嫌気的に分解されて乳酸が生成される。これによって筋肉の酸性度が上がり（pHが低下する）、このため、筋源繊維タンパク質であるミオシンとアクチンが強く結合してアクトミオシンを生成し、筋肉は硬い状態になる。（これが死後硬直が起こる原因である。）
一方、解硬は、筋肉細胞に残存するタンパク質分解酵素プロテアーゼにより筋源繊維が小片化するためと考えられている。
これら一連の反応で筋肉は全く別の状態になるので、硬直と解硬は一度ずつしか起こらない。（解硬した後の筋肉と、硬直が始まる前の筋肉とでは、成分が全く異なる状態となっている。）
- 出版社/メーカー: TBS
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: セガトイズ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: バンダイ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: 吉徳
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: セガトイズ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: セガトイズ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミーアーツ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: タカラトミーアーツ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: トミーダイレクト
- メディア: おもちゃ＆ホビー
↓参考まで
図解 検死解剖マニュアル―偽装、異状死体から死因鑑定、解剖まで
- 作者: 佐久間 哲
- 出版社/メーカー: 同文書院
- 発売日: 1998/04
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
コメント 0