メタル侍#3 [ドラマ]
今回の物語は、ネタとしてよく使われる「そっくりさん」が登場する物語である。で、おみつとそっくりの姫・八重姫が登場する。(勿論一人二役である。)鯖酢藩(さばす・はん→メタルということを考えると、これはブラック・サバスを意識している名前ですね。)の姫・八重姫がお屋敷を抜け出し、街中を歩いていて、おたふくにやってくる。おみつがまだ現れていないことから、当然のように主人・松五郎はおみつと思って働くように言う。が、何のこと?と惚け、仕事をしようとしない。(当然です。)
何だかんだで、おみつが遅刻して現れ、事情が分かる。八重姫は鯖酢藩の姫で、婿を取って家督を継ぐことになったが、お屋敷が窮屈で抜け出してきたのだった。
一方、越後屋は奉行とくんである企てを進めていて八重姫を狙っていた。で、おたふくに現れて、おみつを掠っていった。(当然、八重姫と思って掠った。)
で、おみつのことを八重姫と思っている奉行と越後屋は、八重姫を消して鯖酢藩を取りつぶして乗っ取りを企んでいた事がわかる。(いつものように「越後屋、お主も悪じゃのう」「お奉行様には敵いません」という台詞があって、高笑いをしている。)
で、出洲ノ進が典子も、お奉行と越後屋の悪だくみを知り、「出会え!」からチャンバラに。で、出洲ノ進はメタル侍となって下っ端を退治する。奉行はいつものように千両箱の金をばらまいて「助けてくれ」と命乞いをするが、メタル侍は奉行も叩きのめした。
で、おみつは無事に助けられ、一段とメタル侍に惚れていた。
で、出洲ノ進たちは八重姫に呼ばれ、姫からお礼の言葉が掛けられる。そんな中、平八親分は出洲ノ進のことが気になってしょうがなくなっていて、自分はゲイということをカミングアウトし、出洲ノ進を追いかけていくが、出洲ノ進は逃げて行くのだった。
ある人物とそっくりというキャラが登場するというのも時代劇の定番である。(よくあるのは、正義の主人公とそっくりな悪代官や盗賊(の親分)というものである。)が、主人公の出っさんのそっくりさんということにしてしまうと、かなり無理があるだけに、ヒロイン・おみつのそっくりな姫にしたということが分かるが、これも定番である。ということで、今回はいつも以上に時代劇の定番ネタを使っていて、とても楽しい物語となっていた。
でも、奉行一味に連れ去られて、痛めつけられるのはやっぱりおみつでした。
今回、奉行の屋敷に乗り込んだ出っさんが、メタル侍になって下っ端と戦う所ではHRがバックに流れていたが、エレキギターのロックのビートが浮くこともなく、映像に思った以上にマッチしていたのには感心しました。時代劇というと三味線というイメージがあるが、考えてみたら、三味線もエレキギターも弦楽器であり、形は違っているがどちらも撥(エレキギターでは「ピック」と言いますけど...)を使って演奏する楽器であるため、そんなに遠くなく、親戚みたいなものということですね。
尚、平八親分が出っさんに気があるということは分かっていたが、江戸時代であってもやはり「カミングアウト」と言うものなのですかね...
↓名前が出たのでいくつか...
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