ケータイ刑事銭形舞12話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形舞[裏ネタ編]」の第12話「金利・手数料は当方が負担します! ~通販番組殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目(通算では3回目)となる今回は、劇中に出てきた通販商品から「青竹踏み」について、「ブルワーカー」について、「ぶら下がり健康器」について、「包丁」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(改訂版の方です)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「青竹踏み」:健康法の一つで、太い青竹を足で踏んで行う健康法のこと、またはその際に使用する器具のことである。
これは、竹を適当な長さに切り、半分に割ったものを使い、それを足で踏む。(土踏まずの部分で竹に乗るという形を取る。)これをゆっくりと行い、足踏みをするように足を上げ下げすることで、足の裏の筋肉や、土踏まず圧力が加わり、刺激されることになる。そして、普段はあまり刺激が無い部分に刺激があることで、足の血流が良くなる。
尚、このような健康法は、一度に長時間行うのではなく、毎日続けることの方が効果がある。(これを行うのは、一日に数分程度でよいとされている。)
器具の方は、以前は竹を切ったものがきほんであったが、現在では樹脂製のものが量産されて販売されている。樹脂製のものも、竹を半分に割ったような半円筒形をしているが、マッサージ効果を高めるために小さな突起が付けられていたりしているなど、形状に一工夫されているのが一般的となっている。
「ブルワーカー」:筋力トレーニング機器である。日本では雑誌の広告の通信販売で販売されていて、今日の通販の基礎を気づくことになったヒット商品(?)である。
構造は、スプリング内蔵の収縮性のシリンダがあって、その両端にハンドグリップが取り付けられている。また、2つのハンドクリップの間には対になった2本のケーブルが取り付けられている、というシンプルなものである。
シリンダーの両端のハンドクリップを押すことでシリンダーを縮めるという押す運動と、2本のケーズルを左右それぞれの手でもって外側に引っ張ることでシリンダーを縮めるという引っ張る運動を行い、筋力を鍛えるというものである。(手で運動を行うだけでなく、足を行うことも出来るの。)→要は、バネを押し縮めたり、引っ張り伸ばすという運動を行う器具である。
世の中に登場したのは1960年代初頭であり、欧米で販売される。日本には70年代になってから入って来たが、雑誌に通信販売の広告が多数掲載されていた時期にはこれがその代表的な商品となっていた。(当時の通販は、現在のようなテレビショッピングではなく、カタログ通信販売が中心であった。た、申し込みは電話よりも郵便というものが多く、中には代金を切手で送って申し込むというものもあった。)
後にブルワーカーを使った運動は、宇宙空間のような無重力の場所で行う運動としては有効なものとされた。無重力の状態では、重力が働かないため、重量物を持ち上げるという運動が出来ないため、弾性体を使った運動しか役に立たない。ということで、これを改良したものが、宇宙ステーション計画で宇宙飛行士たちが筋力を落とさないように行う運動として採用されている。
「ぶら下がり健康器」:ぶら下がり健康法を行うのに使用される器具である。ぶら下がり健康法とは、両手で棒にぶら下がり、体重を使って背筋を伸ばすというもので、肩こりや腰痛に効果があるとされた健康法である。1975年に初めて発表されたとされている。
室内で簡単にぶら下がる事が出来るようにしたものであり、両腕でぶら下がって足が浮くような高さに設けた水平方向の棒を持ったものである。
最初は雑誌媒体を使った通信販売を中心に販売されていたが、ぶら下がり健康法を紹介したテレビ番組が話題となり、そこからブームに火が付くことになり、1978年には大ブームを巻き起こした。そして、テレビ通販で派手に販売されることになり、ヒット商品となった。
が、ぶら下がり健康法の効果に疑問が持たれたこと、家にあっても結構邪魔になる、ということから、ブームはあっという間に去ることになった。(正に台風が通過したような勢いで、あっという間に下火になった。)現在でも、それなりに販売が続けられているが、1978年の大ブームの後は、人がぶら下がるのではなく、衣服を掛けておくものとして、簡易クローゼットのようなものとして家庭に眠っていることが多くなっている。→中には、家庭用収納具と思っている人もいる...
「包丁」:調理器具の一つで、食材を切るのに使用する道具である。英語では「Kitchen Knife」と言う。
元々は、中国の名高い料理人のことであり、庖厨で料理をする人のことを刺した言葉であり、「庖丁」と記した。そこから転じて「料理をすること」という意味が生まれ、更に料理の際に使用する刃物のことを指すようになった。尚、それまでは「庖丁」と記していたが、「庖」という漢字が1946年に酷似された当用漢字表の中になかったことから「包」という漢字が代わりに使われるようになり、「包丁」となった。(戦前の文献では「庖丁」となっている。)
その種類は多く、食材に応じた様々な包丁がある。また、日本の包丁である「和包丁」と西洋で使用される「洋包丁」とがあり、和包丁は昔の刀鍛冶の技術が受け継がれているものでもある。
主な包丁としては、「和包丁」には野菜を切るための「菜切り包丁」(薄刃包丁)、魚用の「出刃包丁」、刺身用の「刺身包丁」などがあり、「洋包丁」では肉類を切る「牛刀」「筋引」、骨付き肉を切る「洋出刃」、肉を骨から切り剥がす「骨スキ」、果物や野菜の皮むき用の「ペティナイフ」、パンを切る「パン切り包丁」等がある。また、現在では「菜切り包丁」と「牛刀」の利点を備えた「万能包丁」(「文化包丁」または「三徳包丁」と呼ぶこともある。)が一般的に普及していて、それ以外では麺を作る時に使用される「麺切包丁」なども知られている。また、切った食材が刃にくっつかないように工夫された包丁として「穴あき包丁」と呼ばれるものがある。(刃については万能包丁と基本的に同じである。)
材質は、和包丁では鋼鉄が多く、洋包丁ではステンレスのものが多いが、最近はセラミックスを使用したものも広く出回っている。鋼鉄を使ったものは、手入れが悪いと錆びるのは言うまでもない。そういうこともあって、最近では錆びないセラミック包丁の販売がが伸びている。→これを考えると、この物語で取り上げられた「切れるんです」という包丁は、悪くない発想ですね。(ネーミングは舞ちゃんが突っ込んでいた通りですけど...)
包丁は使っていると次第にはこぼれが生じて切れ味が悪くなっていく。が、それで切れなくなったら終わりということではなく、刃を研いでやれば元の切れ味が復活する。ということで、切れ味が鈍くなったと感じる包丁があったら、研いでみましょう。→そう言えば、最近では簡単に包丁を研ぐことができる研ぎ器も、通信販売で盛んに販売されていますね...
↓いくつか
ぶらさがり君ベンチシート付き ぶら下がり健康器(ぶら下がり健康器具)HL-Y0034
- 出版社/メーカー: GTクリエイト
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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Henckels ロストフライ半ツバ 三徳包丁 10117-180
- 出版社/メーカー: Henckels (ヘンケルス)
- メディア: ホーム&キッチン
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