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「犬」(その3) [映画(邦画)]

今回は、3本製作された1965年の作品の中から、シリーズ第3作と第4作の2本について記します。

シリーズ第3作ごろつき犬」(1965年)
作品データを記しておくと、1965年の大映京都の作品で、時間は88分、監督は村野鉄太郎、脚本は藤本義一、撮影は小林節雄、美術は渡辺竹三郎、音楽は山内正である。そして出演は、田宮二郎、水谷良重、山下洵一郎、江波杏子、根上淳、坂本スミ子、天知茂、成田三樹夫、早川雄三、大川修、藤山浩二、春本富士夫、宮口精二、中田ダイマル、中田ラケット、後藤武彦、渡辺鉄弥、豪健司、橋本力、清水昭、田中三津子、飛田喜佐夫、蛍雪太朗、橘喜久子、森矢雄二、九段吾郎、藤井竜史、山根圭一郎、佐藤八郎、米沢富士雄、たちである。

白浜に行った鴨井大介は、そこでキャデラックを乗り回す女・三沢葉子に誘われ、正月を迎えた。で、時間を持て余した大介に、葉子は、ハジキに関係する仕事を頼んだ。で、喜々として大阪のドヤ街に戻った大介だったが、顔見知りの木村刑事から、同僚の宮本を殺した一六組のボス・稲取を捜してくれ、と頼まれ、それも引き受けて動き出す。で、稲取が根城としているバーに行くと、警察の回し者と見なされて軟禁されてしまう。やがて解放されたが、、葉子と稲取が組んでで大金をせしめようとしていたのだった。怒りの大介は、稲取を追い、白浜へ。そこには葉子と稲取がいて、大介は全てを知った。で、稲取と対決、得意の曲撃ちで、稲取を倒したのだった。

特にこれというものは無いのだが、普通に楽しむことの出来る作品でした。

シリーズ第4作暴れ犬」(1965年)
作品データを記しておくと、1965年の大映京都の作品で、時間は92分、監督は森一生、脚本は藤本義一、撮影は今井ひろし、美術は太田誠一、音楽は古谷充である。そして出演は、田宮二郎、草笛光子、金井克子、坂本スミ子、ミヤコ蝶々、大坂志郎、須賀不二男、高木二朗、島田竜三、芦屋小雁、水原浩一、毛利郁子、伊達三郎、越川一、沖時男、桂三千秋、春日清、加賀美健一、松田剛武、芝田総二、たちである。

大阪・西成に戻って来た鴨井大介は、ドヤで林という男から、精巧な小型拳銃を見せられた。で、大介はこの銃を売りに行くことになるが、その間に林は何者かに殺されてしまい、大介も狙われることになる。大介を狙うのは、大阪南部の暴力団・宍戸組の子分たちだった。大介は林の恋人でストリッパー・ミユキの面倒をみるようになり、ミユキの務めるナイトクラブから用心棒になるように頼まれ、これを引き受けて、ナイトクラブ・タワーに勤め始める。が、宍戸組の嫌がらせが激しくなっていく。そんな中、拳銃密輸事件を追う土井刑事は大介に目を付けていた。やがてミユキが誘拐され、大介には宍戸組から挑戦状が届く。で、拳銃を持って駆けつけた大介だったが、土井刑事から立花殺しの真相を知らされ、ミユキを助け、宍戸たちが警察に捕まるのを見届けた。

クライマックスでは、もう少し派手な所が見たかったと思ってしまったが、シリーズのパターンはしっかりと踏まえているので、それなりの作品だったと言える。尚、次作の第5弾「鉄砲犬」が、本シリーズの最高傑作と言われているが、本作はそれを見る前に見ておいた方がいいですね。(でないと、本作には物足りなさが残るだけになってしまう...)

 

↓本作はDVD化されていないので、ビデオです。

ごろつき犬 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS

暴れ犬 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS


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