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ラストメール2~いちじく白書#7 [ドラマ]

やはり、奇数話の物語は違いますね。今回はドタバタ・コメディであったものの、物語の方は母親の愛をテーマにしていて、悪くはなかったですね。しかし、今週の「古代少女ドグちゃん」が「家族愛」をテーマにしていただけに、それと同じ週に「母の愛」をテーマにした物語を持ってきたのは、運が悪かったと言うことになり、何処かで真似をしているというように感じられてしまうことになった。→偶数話のように酷い物語がある作品だけに、巡り合わせの運も悪いようですね。

今回のバーチャルメールの配信は8通だったが、最初の1通は全10話のシリーズの結びに向けた伏線であり、内容的にはこの物語に於いてはどうでも良いようなものでした。また、今回の物語が「母親の愛」を描いていたが、これが結びでは一希の母親が生きていて、最終的に母の愛を知って…、という結末を描くということが見えてきてしまいました。→やはり、シリーズ構成はズタボロですね。

地元のテレビの情報番組にいちじくんが登場することになった。看板娘を紹介するコーナーに出演することになり、耕太の妹を看板娘として紹介することになるが、彼女は旅行に行っていて、出演できないと言うことが放送直前に判明した。で、別の看板娘を捜すことになる。

そんな所にある飲み屋のママから、店の看板娘を紹介してほしい、というメールが届いた。で、その店に行くことになった。交渉しようとする一希と静香だったが、その店はオカマバーだった。店員のローズちゃんとひまわりちゃんはテレビに出られると喜ぶが、ママが推薦したすみれはテレビ出演を拒否した。で、仕方なく、一希が女装して看板娘として出ることになる。

が、一希はすみれを説得し、本番開始直前に、ある条件をつけて出演することになった。それは、おてもやんのようなメイクをしての出演だった。で、それを認めることにした。

しかし、ママからは、そのメイクにクレームを付け、オッパイをカメラの前に出せ、と要求するメールが届いた。

そんな中、本番が始まる。ママのメールに困惑する一希だったが、ローズとひまわりが、すみれのドレスの紐を解き、最期にすみれがポーズをしたところで、すみれの胸がテレビに映った。

テレビ局のスタッフは頭を抱えてしまい、静香も「最悪」、町役場には色々と電話が掛かってきた。そんな中、町長が1人の女性を連れて、店にやってきた。その女性はすみれに「淳之介」と言った。

女性は、すみれは自分の息子の淳之介だというが、すみれは「人違い」と言って認めない。が、先ほどのテレビに映ったすみれの胸にある火傷の痕は、子どもの頃に自分の不注意で付けてしまった火傷の痕(50円玉の火傷の痕)であり、それが証拠と言う。するとすみれも認めた。家を飛び出し、地元に戻ってきたが、オカマバーで働く自分を知られたくなかったのだった。

母は「あんたがどんなになっても、お母さんの子って事に変わりはないわ」と言い、母の愛で絆を取り戻したのだった。

また、ママはすみれの事情を知っていて、すみれの事が心残りになっていたのだった。すみれが親子の絆を取り戻したことで、ママの心残りも改称されて、成仏していった。

また、一希は、母が何処かに生きていると知らされ、母に対する思いが巡っていた。

細かい所では、色々と不都合なところがある(例えば、子どもの時の50円玉の火傷の痕が、そんな所にはっきりと残っているものなのか、など。)のだが、終盤の5分で、それまでの悪い所を全て吹っ飛ばして、母の愛による内容の良いものになった物語でした。

前半は、最近流行りの「女装」「オカマバー」を取り入れた騒がしいだけのドタバタ劇だったことで、本作の奇数話もここで崩壊したか?と思わせておいて、後ろの5分でそれをひっくり返すことになったのは、やはり「奇数話」だから良くなったと解釈しておくことにしておきます。

しかし、シリーズ構成としたら、結末への伏線を張りすぎているだけに、先が見えてしまい、この点では「ラストメール」と同様で、シリーズ構成は相変わらず酷いですね。

また、今回の物語をプラス評価に持っていったもう一つの要因は、終了後の待ち受け画像でした。7話になって、初めて静香のみの画像ということになりました。(物語には関係無いのだが、終了後のおまけの印象って、その物語を左右するだけの影響があるものです。)

次回は問題の「偶数話」であり、クライマックスに向けての伏線の更なる強化があるだろうという予想が付いているので、消化試合になりそうで...

 

↓前作の終盤の酷さという反省点が生かされていないですね。

↓一応、こういうものを...

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