ケータイ刑事銭形泪38話(2nd.25話・アナザーストーリー3話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
通算では38話となる「銭形泪・2nd.25話」(アナザーストーリー第3話)の「未確認生物メッシー現る ~マルコポーロを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、冒頭の部分に出てきた事柄から「チケット売り場」について、「ライヴ」について、「格闘技」について、「ハブ」について、「マングース」について、そしてシベリア超特急に向かって言われた「裕次郎」について記します。
尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「チケット売り場」:「チケットセンター」「チケットオフィス」「プレイガイド」などと呼ばれることもある。各種興行(映画、演劇、コンサート、スポーツなど)のチケットの予約の受付と発券業務、またはそれらの案内業務を行っている場所のことである。
興行の主催者から委託されてチケットの販売を行っていて、繁華街などの人が多く集まる場所などにショップを開き、そこでサービスを行っているが、近年ではネットワーク化が進み、コンビニでの購入や発券が主流になっている。また、通信販売も多くなっている。(以前は、大学生協や大企業の社内販売部門などでもチケットの販売を行っていたが、近年ではコンビニに奪われているのが現状である。)
この物語では警視庁の地下にチケット売り場があったが、このイメージは一昔前のものですね。
「ライヴ」:音楽演奏会のことである。特にポピュラー音楽の演奏会のことを指す。「コンサート」と言うこともあるが、この言い方はクラシックの演奏会の場合や、生演奏ではない演奏を燃せるフィルム・コンサートやビデオ・コンサート、レコード・コンサートなどの演奏会を指すのが一般的である。
「ライヴ」とは英語の「Live」であり、これは「生放送」という意味である。生であるということから、ポピュラー音楽では、実際に生演奏を行う演奏会のことを「ライヴ」と称するようになった。
また、コンサート・ホールやアリーナなどで行われるような大人数の観客を前にして行われるライヴだけでなく、路上で少数の通行人を前にして行い「路上ライブ」や、CDショップなどの店内でイベントとして行われる少人数を相手にしたインストア・ライヴなども、ポピュラー音楽の世界では「ライヴ」と呼ばれる。→要するに、観客の大小は関係なく、生演奏を行うことが「ライヴ」ということである。
尚、「コンサート」と同義語としては「リサイタル」という言葉がある。「コンサート」と「リサイタル」の違いは、演奏者が少人数であるか大人数であるかで区別される事が多いが、明確な線引きはされていない。一方、「ライヴ」という言い方では、ポピュラー音楽ではもともと演奏者の人数は大人数という位にならず、数人程度の少人数であるため、「リサイタル」に分類されることになるのだが、「ライヴ」という言い方では演奏者の人数には関係なく、この名称が使用される。
尚、音楽演奏会であっても、オペラ、バレエ、ミュージカルなどは生演奏があっても、演劇や踊が主であって、音楽はそれに付随するものであるため、これらは「演奏会」には含まない。よって「ライヴ」という言い方もしない。
「格闘技」:英語では「Martial Arts」という。競技の一つとして、自分の体を使った攻撃と防御を行うことで相手を倒すという競技の総称であり、各種競技がある。また、競技の種類を超えた相手が戦うこともあって、時には「総合格闘技」という言い方がされる場合もある。(特に興行としては「総合格闘技」という言い方は一般的になっている。)
尚、これらは興行として行われるものであり、競技によっては世界的な組織があってその傘下で行われるものから、特定の国だけで行われているような競技まである。特に、民族的な格闘技は、どの民族にも何かがあるものであり、中には数百年の歴史のあるものも存在する。
競技であるため、ルールがあるのは当然であるが、基本的に1対1で戦うものである。(団体戦もあるが、戦っている場合はあくまでも1対1と言うのが基本である。)
大別すると、柔道、サンボ、レスリング、相撲などのような「組技系格闘技」と呼ばれるもの、空手、少林寺拳法、ボクシング、キックボクシング、シュートボクシング、ムエタイ、テコンドーなどのような「打撃系格闘技」があり、これらの両者を持っている競技もある。
また、別の分類では、立った状態で行う立技格闘技と、寝た状態で寝技を用いた戦う格闘技がある。(前者は相撲やボクシングなど、後者は柔道、レスリングなどが該当する。)
「ハブ」:漢字で表記すると「波布」または「飯匙倩」と記す。クサリヘビ科ハブ属に属する毒蛇である。(この種の全てが毒を持っている。)英語では「Lance-Head Snake」というが、日本語の「ハブ」をそのままローマ字表記した「Habu」と言っても通じる。棲息しているのは東南アジアや中南米の熱帯から亜熱帯にかけてである。日本には沖縄諸島、奄美諸島、南西諸島の広い範囲に棲息している。
全長は2mにも達し、頭はほぼ三角形をしている。頭部の背面にある鱗は小さく、この部分がマムシとは異なっている。
樹木の上や草陰に潜んでいて、人や動物を襲う。攻撃性が高く、獰猛である。夜行性であり、自衛本能が高いため、とても危険である。噛まれた場合は血清治療が必要である。
「マングース」:ネコ目ジャコウネコ科の亜種であるマングース科に属する動物の総称である。英語では「Mangoose」という。また、「ネコイタチ」と呼ばれることもある。体長は20cm~65cm程度であり、イタチに似た体型をしていて、長い胴体と長い尾、短い脚が特徴である。尚、体色は灰色または褐色である。
インドから中東のアジア地域、アフリカ、西南ヨーロッパ、マダガスカルなどに生息しているが、日本ではこの中でもインドマングースのことを特にマングースと呼んでいる。また、沖縄にはハブの駆除用に移入されて、現在はそれが野生化している。
何でも食べる動物であり、小さいものは昆虫から爬虫類などの小動物を食するが、自分の体長とほぼ同じ大きさの哺乳類も食べる。更に、鳥やその卵すら、果実なども食べる。また、毒を持つ蛇(コブラやハブなど)に対する免疫を有していないが、それらの毒蛇までも捕食する種類もいる。そのため「ヘビクイネズミ」または「食蛇獣」という呼び方をされる場合もある。
数十匹単位の群を成していることが多く、役割分担が進んだ高度な組織化がされている。また、知能も高く、卵を標的にした場合は医師を使って卵を割るということも行うほどの知能を有している。そして、これらは教育係がいて、子どもに教えられていく。動作が素早く、俊敏な動きをするが、高い知能を持っているので、なかなかの戦略家でもある。毒蛇に対しても、急所を狙って一瞬で仕留めるということも珍しくない。
しかし、小動物を何でも食べるということで、害虫の駆除をしてくれるのは良いが、家畜として飼育されているニワトリなども補食してしまうため、食害が生じている。更に、野生化したものは、小動物の棲息を脅かす存在となっている。そのため、現在ではマングースを駆除するという動きも見られている。また、国によってはマングースの輸入を禁じている国もある。(アメリカがその代表的な国である。)
日本では1910年に沖縄にハブを駆除する目的で21匹が移入された。しかし、期待されたような効果はでなかった。というのは、肝心のハブを食べることをしないで、ニワトリ、アヒル、野鳥などを襲いながら次第に数を増やしていった。更に、沖縄にしかいない固有動物を餌にするようになり、ヤンバルクイナやアマミノクロウサギの生態系に多大な影響を与えるようになった。ということで、現在ではハブの毒も怖いが、マングースは更に悪質な動物という認識になっていて、駆除する動きが強くなっている。
尚、ハブに対してはマングースというのは、それなりの条件があれば退治してくれるが、思ったような効果が上がらない。が、見せ物として意図的に対決させるということで、ショーの一種になっているのが現状である。これを考えたら、柴田さんがチケットを購入しようとしたハブ対マングースというのは、見せ物としては悪くないかもしれませんね...
「裕次郎」:俳優の石原裕次郎のことである。(この物語では、裕次郎の物まねをして「裕次郎」と言っていました。)昭和30年代から40年代を代表する日本映画全盛期を代表する映画スターであり、同時に石原プロモーションの創始者である。1934/12/28、神戸市出身、1987/7/17に肝細胞癌のために52歳の若さで亡くなった。
1956年に、兄・石原慎太郎(現・東京都知事)原作小説の映画化作品である「太陽の季節」でデビューし、スターの仲間入りを果たすと、続けて出演した「狂った果実」「俺は待ってるぜ」「嵐を呼ぶ男」などが大ヒットを記録して、日活映画を代表するアクション・スター/青春スターとなる。更に、映画だけでなく歌手としてもデビューをして、大ヒット曲を次々と生み出して、歌手としてもビッグ・スターとなる。特に、1961年の『銀座の恋の物語』はレコード・セールスが330万枚を越えている。(この曲を含んで100万枚以上のセールスを記録したミリオンセラーが11曲、シングルの売り上げは5000万枚以上)
日活の黄金時代を支えた「日活ダイヤモンドライン」の看板スターであった。
1963年に石原プロモーションを設立するが、映画斜陽化に勝つなり、失敗作も何本かあるものの、1968年の映画「黒部の太陽」を大ヒットさせている。その後、テレビに活躍の場を移し、「太陽にほえろ!」に出演。これが大ヒットを記録して、長寿番組となる。更にテレビドラマでは「大都会」「西部警察」のヒット作品を生み出した。
正に、戦後の昭和を代表するビッグ・スターでした。尚、1987年に亡くなってから20年以上が流れたが、現在でもその人気は高い。
「ケータイ刑事」に登場する五代さんは、もともとは「太陽にほえろ!」に登場した五代さんですし、「愛・1話」に登場した長さん(野崎太郎)も「太陽にほえろ!」の長さんです。(ちなみに、「太陽にほえろ!」では、五代さんは、妹が事件に巻き込まれて射殺され、妹の遺志を継いで退職して出身地の沖縄に帰郷したことになっている。長さんは一時、警察学校の教官になるが、再び七曲署に復帰している。→「太陽にほえろ!」というと、刑事の殉職が有名であるが、五代さんも長さんも殉職していない。)
マングースとハルジオン―移入生物とのたたかい (現代日本生物誌)
- 作者: 服部 正策
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本
メロディジョイフル 石原裕次郎名曲全集 (メロディー・ジョイフル―20世紀名曲ファイル)
- 作者:
- 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
- 発売日: 2000/09/19
- メディア: 楽譜
石原裕次郎 青春DVD-BOX (初回限定生産・豪華アウターケース付き)
- 出版社/メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
- メディア: DVD
石原裕次郎 ゴールデン・トレジャー ~日活映画大全~ (23回忌メモリアル豪華収納BOX付き) [DVD]
- 出版社/メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
- メディア: DVD
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