TIN MACHINE『TIN MACHINE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1989年に発表されたアルバムである。元々はDAVID BOWIEのソロ・アルバムとして製作される所であったが、BOWIEがバンドを結成して、そのバンドのアルバムとしてリリースされることになったアルバムである。(その後、2nd.アルバムもリリースされたが、そこまでと言うことになった。)
チャート成績は、やはりイギリスの方が上であって、最高位3位を記録している。(アメリカではBillboardで最高位28位であった。)
収録曲は以下の全15曲である。(ラストの1曲はボーナス・トラックである。)『Heaven's In Here』『Tin Machine』『Prisoner Of Love』『Crack City』『I Can't Read』『Under The God』『Amazing』『Working Class Hero』『Bus Stop』『Pretty Thing』『Video Crime』『Run』『Sacrifice Yourself』『Baby Can Dance』『Bus Stop [Live Country Version]』。
この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。(イギリスでは3曲である。)チャート成績はいずれもがイギリスの方が上であり、アメリカでは全てがBillboardのHOT 100にはランクインしていない。まずは『Under The God』がイギリスで最高位51位を記録し、『Tin Machine』が最高位48位、『Prisoner Of Love』が最高位77位を記録している。また、『Heaven's In Here』はアメリカのみのシングル・カットであった。新人バンドということではそこそこのヒットと言うことになるが、D. BOWIEの名前があることを考えると、ちょっと物足りなさを感じるチャート成績である。
この中からのお薦め曲は、(一応は)デビュー・シングルとなる『Under The God』、(イギリスで)ヒットを記録した『Tin Machine』、ボーナス・トラックでライヴ・バージョンが追加された『Bus Stop』、『Amazing』『Working Class Hero』という所をピックアップしておく。
BOWIEの名前があるものの、特にアメリカでは大きくヒットすることは無かったが、それでもBOWIEらしい所が出ている。また、ソロとしては(当時では)20年ほどのキャリアがあったBOWIEであるが、(彼が率いていたとはいうものの)バンドとしては完成度も高く、アルバムとしても上手くまとめられている。(が、新人バンドにあるような将来性という伸びしろは感じられないですが...この当たりが否定派が指摘する所でもある。)
とは言っても、'70'sからBOWIEは色々と変化をしていることを考えると、ソロではなくてバンドで彼のサウンドを聴くことが出来るというのはよろしいかと...(ただ、10年早くバンドをやっていたら、また違ったことになったでしょうね...)
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