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「喜劇・旅行」(その5) [映画(邦画)]

今回は1970年に製作された3本の中から、シリーズ第5作となる1本について記します。

シリーズ第5作喜劇・縁結び旅行
作品データを記しておくと、1970年の松竹作品であり、時間は92分、原作と脚本は舟橋和郎、監督は瀬川昌治、撮影は丸山恵司、美術は熊谷勲、音楽は大森盛太郎である。そして出演は、フランキー堺、倍賞千恵子、金井克子、大村崑、野添ひとみ、牧伸二、長門勇、ミヤコ蝶々、伴淳三郎、樹木希林、牟田悌三、立原博、左卜全、鶴岡雅義と東京ロマンチカ、牧美絵子、たちである。

国鉄赤穂駅の旅客係・赤垣源太は、忠臣蔵四十七士の赤垣源蔵の子孫である。今だに独身でいる源太は、駅長の娘・みち代に憧れていた。家には妹・珠子が夫と共に同居していたが、珠子の夫というのは源太の部下である啓三であり、源太を早く結婚させようとしていた。源太は、初詣団体旅行の準備で忙しい日々を過ごしていたが、そこには源太に気のある駅前の「討入りそば」の娘・かおるが手伝いに加わる。かおるは源太にモーションをかけるが、源太は反応しない。みち代に惚れていた源太は、何とかしてみち代にアタックしようと考えていた。しかし、みち代には、金融業を営んでいる吉良も惚れこんでいて、源太との間で、みち代を巡っての争いが続いていた。ある日、源太はみち代へのラブレターを書いた。が、ひょんなことから、このラブレターがみち代ではなくてかおるが受け取ることになった。で、源太に気のあったかおるは大喜びで、それからの話はトントン拍子で進んでいく。何とか誤解を解こうとする源太もタジタジであった。そんな中、いよいよ初詣団体旅行の日がやってきた。みち代に何とかアタックしようとする源太と吉良。そんな中、源太は車中で夢を見た。蘇の夢はみち代と言い関係になったものだった。で、みち代を抱いた所で目を覚ました。そんな源太の前にかおるが現れ、それを夢と思った源太はかおるを抱いた。ということで、源太はかおると結婚することになり、元旦にはかおると祝言を挙げることになった。

この物語は舞台が赤穂浪士でお馴染みの播州赤穂であり、登場人物の名前も「赤穂浪士」に関係する名前をもじったものとなっていることで、色々と遊んでいる作品となっている。主人公とライバルとが恋の駆け引きをするというラブ・コメとなっているが、展開の方も、特に目新しいものではなく、この手の作品にはよくあるパターンである。しかし、その定番のパターンが安心して見ていられるものとなっており、色々と楽しませてくれる作品である。

細かい所まで色々とパロディが入っていたりして、1度はストーリーを追っていくということで見て、2度目はネタ探しをするということで、たっぷりと楽しめる作品である。

 

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