SSブログ

TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS『ECHO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1999年に発表された彼らの9枚目のアルバムである。前作が1991年であったことから、実に8年ぶりという久しぶりになったスタジオ・アルバムである。(その間にはTOM PETTYのソロ・アルバムのリリースや彼らのライヴ・アルバムやこなすビレーション・アルバムのリリースはありましたけど...)しかも、サウンドの方も、彼らの王道であるアメリカン・ロックのスタイルに戻ったこともあって、秀作となったアルバムである。Billboardのアルバム・チャートでも最高位10位を記録している。(ただ、チャートでの最高位は前作よりも上であるが、セールスは伸び悩み、年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

収録曲は以下の全15曲である。『Room At The Top』『Counting On You』『Free Girl Now』『Lonesome Sundown』『Swingin'』『Accused Of Love』『Echo』『Won't Last Long』『Billy The Kid』『I Don't Wanna Fight』『This One's For Me』『No More』『About To Give Out』『Rhino Skin』『One More Day, One More Night』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。『Free Girl Now』がBillboardのHOT 100で最高位120位を記録しただけであったが、『Room At The Top』と『Swingin'』もシングル・カットされた。

お薦め曲は、シングル・カットされた『Room At The Top』『Free Girl Now』『Swingin'』と、アルバム・タイトル・ナンバーの『Echo』、『Billy The Kid』『Rhino Skin』という所をピックアップしておく。また、『I Don't Wanna Fight』は別の意味でのお薦め曲ということで、裏お薦め曲ということにしておきたいと思います。(ボーカルが...)

派手な所はなく、全体的には非常に落ち着いたアメリカン・ロックの王道を行くサウンドであって、ミドルテンポの曲が大半である。が、このことが作品と言うことでは腰を落ち着けたものとなり、20年を超えるキャリアからくる成熟した奥深さを醸し出すことになっていて、安心して腰を据えて聴くことが出来るものとなっている。派手さを求める人にすれば物足りなさを感じるであろうが、年齢を積み重ねたことからくる円熟した渋さは簡単には出るものではなく、年輪の重さを感じることの出来る玄人向けのアルバムである。

 

Echo

Echo

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1999/04/06
  • メディア: CD

エコー

エコー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1999/04/21
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。