TOMMY SHAW『GIRLS WITH GUNS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された彼の1st.ソロ・アルバムである。STYXのギタリストとして活躍した彼がSTYXを脱退して発表したアルバムである。ギタリストとしての王道を行くようなロック色を前面に出したアルバムということで、なかなか利かせてくれるアルバムとなっている。チャート成績の方はBillboardで最高位50位を記録している。
収録曲は以下の全10曲である。『Girls With Guns』『Come In And Explain』『Lonely School』『Heads Up』『Kiss Me, Hello [Extended Version]』『Fading Away』『Little Girl World』『Outside In The Rain [Extended Version]』『Free To Love You』『Race Is On』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。アルバム・タイトル・ナンバーの『Girls With Guns』がBillboardで最高位33位を記録するスマッシュ・ヒットとなったが、『Lonely School』は最高位60位、『Free To Love You』はチャートインしていない。
お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Girls With Guns』、『Lonely School』と、『Heads Up』『Kiss Me, Hello』『Outside In The Rain』『Free To Love You』という所をピックアップしておく。特に『Heads Up』はKENNY LOGGINSとの共演という所もあって注目の一曲である。
尚、本アルバムは、LPでリリースされたものとCDでリリースされたものでは2曲の長さ(時間)が違っている。(上記で「Extended Version」と記した2曲がCDでは長尺のバージョンになっている。LPではそれぞれ2分強、1分半弱ほど短いバージョンである。)時間的な問題もあったとはいうものの、アルバムでは長尺のバージョンを聴くことが出来るというのは嬉しい所である。
サウンドの方は、ロックの王道を行くものとなっており、発表当時に流行していたエレクトリック・サウンドに走っていないということで、当時の流れに逆らうような形になっているが、彼のやりたいサウンドをっているということで、すがすがしさを感じることも出来る。
チャート成績もセールスも伸び悩んだこともあって、評価の方は今一つであるが、ロックの王道を行くアルバムということで、もっと高く評価されても良いアルバムだと思うのですが...
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