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ケータイ刑事銭形泪14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.」第1話(通算では第14話)「消えた凶器を探せ! ~お花見殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回で打ち止めです。で、今回は高村さんがこれということで「ナルシスト」について、この物語で事件が起きたのがここということで「楽屋」について、犯人が壊した「ブレーカー」について、犯人がこれを主張した「名誉毀損」について、そしてこの事件で証拠がここにあったということから「テレビデオ」について記します。尚、「楽屋」については「・39話(2nd.26話・アナザーストーリー3話)[裏ネタ編]PART 11」で記したものをベースとして、手を入れました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/12/16、18、23、25、27、30日付けで記しています。)

ナルシスト」:「ナルシシスト」と言うこともある。英語では「Narcissist」、自己陶酔型の人のことである。特に、自分の容貌や肉体などに対して自己賛美的な愛着を感じている傾向が強いと精神分析学では分析されている。→高村さんを見ていたらよく分かりますよね。自分で自分のことを「イケメン」と言ったのをはじめ、数々の美辞麗句を口にしており、完全に自分に酔いしれていますし...ということで、教科書に出てきそうなほどの典型的なナルシストです、高村さんは。ただ、日本では「うぬぼれ屋」というニュアンスの意味も持っている。(→ますます高村さんにピッタリで...)

語源は、ギリシャ神話の美少年・ナルキッソスである。たいそうな美青年であるナルキッソスは、ある日、川辺を歩いていると、水の中に美少年を見た。(それは水面に映った自分の姿であるのは言うまでもない。)彼は、水面に映った美少年に惹かれ、その場を動くことが出来なくなり、ずっと水面を見続けていた。が、その場にずっといるナルキッソスはやせ細って死んでしまった。それを哀れに思った神が、彼を水仙の花に姿を変えた。この神話から、自分に惚れ込むことを言うようになった。

ちなみに、水仙(の花、ヒガンバナ科の多年草。)を英語では「Narcissus(ナルシス)」と言う。また、この神話から、水仙の花は今でも水に映った自分の姿を見るように花を咲かせる、とされている。

楽屋」:現在では3つの意味があるが、元々は「雅楽で、楽人(=演奏する人)が演奏する場所」という意味である。古語として古くから使われていたものであって、神聖な場所である。そしてこれが語源となって、第二の意味を持つようになる。

第二の意味は、「劇場やテレビ局などに備えられた出演者の為の控え室」のことであり、現在では「楽屋」と言うと一般的にはこれを指している。(元々は舞台の後ろにある部屋であり、役者が出演の準備を行ったり、休憩のために使用する場所であった。→現在の「控え室」という意味とほぼ同じである。)

第三の意味は、比喩的表現で使われるものであってが、「物事の内幕、内情」という意味である。「ケータイ刑事」の市販DVDソフトでは特典映像が収録されているが、そこには「楽屋落ち」のネタがたくさん出てくるが、その場合はこの意味である。

(一般にいう)楽屋は、出演者の控え室であると同時に、出演者はそこで衣装に着替えたり、化粧をして出番を待つことになる。そのため、楽屋には鏡という物が重要なものとなる。(役者は基本的に自分でメイクをするのだが、鏡はメイクをするのには絶対に必要となる。)よって、楽屋にはいくつもの鏡があり、美容室や理髪店の様に鏡が壁を占領することになる。が、美容室や理髪店と異なるのは、照明によってどう見えるのかということも考える必要があるため、鏡の周囲には数多くの照明器具(電球など)が設置されているところである。

テレビ局では、出演者事に個室が用意されることが殆どであるが、これは同時に異なる複数の番組製作が進められていることが多く、混乱しないようにという目的もある。一方、演劇場などの劇場の楽屋だと、座長や主演者などの一部には個室が用意されることがあっても、その他の出演者の楽屋は「大部屋」と呼ばれる共通の楽屋となる。(或いは、数人程度のグループに分けて、中規模の楽屋を複数人で使用することもある。)また、小さい劇場であれば、個室の楽屋が無いというのも珍しいことではない。が、大部屋の方が、メイキングなどの特典映像を撮影するには、色々とネタとなることが転がっている場合が多いのが普通である。

この物語では、荻野花子の撮影会ということで、花子に対して楽屋が容易されるのは当然のことである。が、普通は楽屋には関係者以外は入れないものである。この点では花子は普通でないことをしていたということになるが、撮影会の参加者が3人であり、しかも10年来の熱烈なファンということなので、入れたと言うことになるのでしょうね。が、楽屋に誰も入れなかったら、犯人との口論も起こらず、殺されずに済んだのではないかと思われる。(別の方法で犯行が行われることになったとも考えられますが...)そう考えると、やっぱり関係者以外を楽屋の中に入れたという過ちが招いた悲劇だったと言うことですね。

尚、英語では、劇場などの「楽屋」のことを「Dressing Room」と言い、「楽屋オチ」のことを「Inside Joke」と言う。

ブレーカー」:日本語では「回路遮断器」と言う。英語では「Circuit Breaker」と言うが、それを省略した言い方として「Breaker」と言われ、日本語でもそれをそのままカタカナにして「ブレーカー」と呼ばれている。

制限された上限値以上の電流が流れた場合、自動的に電流が切れるようにした装置である。家庭用電源であれば、契約電流以上が流れた場合に動作するように設定されており、契約電流値が上限値ということになる。

上限値以上の電流が流れるのは、数多くの電気製品を動作させた場合(例えば、電気ストーブと電子レンジ、ヘアドライヤーを同時に使った場合など)は一般的であるが、が、それ以外では、電源コンセントをショートさせた場合、ショートして壊れた電気製品に通電しようとした場合などがある。

以前は「ヒューズ」が使用されていたが、ヒューズの場合は過電流が流れると、それが切断されて電流を遮断するため、再び通電しようとすると新たなヒューズと交換する必要があったが、ブレーカーの場合は、動作した倍でも、再びスイッチを入れることで通電されるため、交換するという必要がない。そのため、現在ではヒューズに取って代わることになった。

方式は2種類あって、熱動式のものと電磁式のものとがある。前者はバイメタルを使用していて、過電流が流れるとバイメタルが加熱されることで湾曲し、回路が遮断されるというものである。一方、後者はコイルがあって、過電流によって磁界が発生して鉄片が動き、それによって回路が遮断されるというものである。それぞれ一長一短であるが、、両者が共存して使われている。

名誉毀損」:他人の名誉を傷つける行為のことである。刑事罰の対象となっていて、刑罰は3年以下の懲役/禁固、または50万円以下の罰金が定められている。また、被害者は損害賠償を請求することが出来、損害の回復は金銭による賠償で行われるのが一般的である。→週刊誌の記事によって名誉を傷つけられたとして訴えた裁判が時々ニュースになっていますね。尚、新聞や雑誌であれば、名誉回復の手段として謝罪広告ということが行われる。

不特定多数の人が知り得る状態で、人の価値、または地位に対する社会的評価を傷つける行為のことであるが、現実に名誉が害されたかどうかは問題ではなく、社会的評価を害するに足事実の表示画あれば適用される。また、これは親告罪であるため、被害者が申告して初めて罪の対象になる。

尚、死者に対しての名誉毀損罪もあるが、この場合は適示された内容が虚偽でなければ罰せられないことになっている。(だからといって、死者の名誉を傷つけることをしても良い、ということではない。)

尚、ホームページやインターネットの掲示板は、不特定多数の人が閲覧することが可能であるため、公然の場である。そこに特定の人の名誉を傷つけるような書き込みがあると、名誉毀損罪で訴えられる場合もありえる。

尚、英語では「Defamation」と言い、法律で定められている「名誉毀損罪」のことは「Libel」と言う。

テレビデオ」:テレビとビデオが一体になった電化製品のことであり、「テレビ」と「ビデオ」の合成語である。(但し、「Televideo」と綴るため、「テレビデオ」ではなく「テレヴィデオ」と言う表記の方が現代風である。また「Televideo」は和製語である。)また、「ビデオ内蔵テレビ」「ビデオ一体型テレビ」と呼ばれることもある。

メリットとしては、テレビとビデオ(デッキ)が一体になっているため、省スペースになるということと、接続の手間が不要ということがある。また、ビデオの再生信号をダイレクトに信号処理して表示させることが出来るため、(ビデオ信号の)信号処理が簡単になるため、高画質になる可能性がある。(ビデオとテレビが別だと、再生信号を一旦ビデオのコンポジット信号、またはY/C信号に変換して送出し、テレビ側でその信号の処理を行って、表示しなければならないが、テレビデオだとビデオの再生信号から直接表示用映像信号に変換する処理となるため、信号処理のステップが減るので、高画質になる。→但し、中にはビデオの再生信号を一旦映像信号に変換してから、表示用映像信号処理を行うモデルもあるため、そのメリットが活かされていないモデルもある。(こうすることで、外部入力やチューナーの出力信号と同一として扱うことが出来るようになる。特にOSD表示のために、わざわざこのようにしているモデルもあった。))

世の中に登場したのは意外と早く、1978年に製品が登場している。しかし、当時はビデオ(デッキ)はまだ新しいものであって、高価であって普及率も低い時代であった。そのため、ただでさえ高価なビデオにテレビがあることで、より高価な製品ということで、殆ど普及することはなかった。

普及するようになったのは、1990年代に入ってからのことであって、テレビデオが登場して15年ほどしてからである。この時期になると、ビデオデッキも低価格が進んでいたこと、テレビもビデオも1人に1台という時代になっていたこと、レンタルビデオの普及があり、世の中に登場した頃とは完全に状況が変わっていた。

また、テレビの回路のIC化が進み、ブラウン管がテレビの体積の大部分を占めるようになっていたことから、構造的な安定感を得るために力を入れて開発されたこともあった。(あとは、前面がブラウン管が殆どいう画一化したデザインのテレビが増え、差別化のためにデザインの工夫をするということを活かす目的もあった。)

1990年代後半はある程度の売り上げを記録していたが、テレビデオのビデオデッキはモノラルというものが多かったこともあって、ビデオとしては安物というイメージがあったのもまた事実である。また、ビデオで番組録画をしていると、裏番組を見ることが出来ないモデルも多数あった。(これはチューナーが1台しか持っていなかったためである。)→高級機種はチューナーを2台持っていて、裏番組の視聴が可能であった。また、中にはFMチューナーを搭載してモデルもあった。(アナログ・テレビ放送の音声とFM放送の音声は基本的には同じフォーマットであるため、FMラジオの中にはテレビの1~3chの音声を受信できるものがある。→地上アナログ放送が終了したら、FMラジオではTVの音声を聞くことは(当然ながら)出来なくなります。)

21世紀が近づくと、テレビの方はブラウン管に代わって液晶が登場し、21世紀になるとビデオに代わってDVDが主流となっていったことから、ビデオと一体になったテレビは姿を消していくようになった。現在では、DVDプレーヤー(レコーダー)と液晶テレビが一体になったもの、HDDレコーダーと液晶テレビが一体になったもの、更にはBDプレーヤー(レコーダー)と液晶テレビが一体になったもの、が登場していて、これが「テレビデオ」の後継製品と言うことが出来る。

 

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