VAN HALEN『BALANCE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1995年に発表された彼等の10枚目のスタジオ・アルバムである。本作の前にはライヴ盤がリリースされているが、スタジオ・アルバムということでは4年ぶりと言うことになり、マタされたアルバムと言うことにもなった。で、アメリカでは1位を獲得して、スタジオ・アルバムとしては4作連続で1位を獲得することになった。また、イギリスでは最高位8位を記録している。また、Billboardでは1995年の年間アルバム・チャートでは26位にランクインしている。尚、日本ではジャケットの画像が問題視されて差し替えられたことで話題になったアルバムである。
収録曲は以下の全12曲である。『The Seventh Seal』『Can't Stop Lovin' You』『Don't Tell Me (What Love Can Do)』『Amsterdam』『Big Fat Money』『Strung Out [Instrumental]』『Not Enough』『Aftershock』『Doin' Time [Instrumental]』『Baluchitherium』『Take Me Back (Deja Vu)』『Feelin'』。
この中からシングル・カットされたのは5曲であるが、大きなヒットとなったのは3枚目のシングルとなった『Can't Stop Lovin' You』で、アメリカでは最高位30位、イギリスでは最高位22位を記録している。2nd.シングルの『Don't Tell Me (What Love Can Do)』はイギリスでは最高位27位を記録、4th.シングルの『Not Enough』はアメリカで最高位97位を記録している。尚、1st.シングルの『The Seventh Seal』と5th.シングルの『Amsterdam』はチャートインしていない。
本アルバムからのお薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Can't Stop Lovin' You』と『Don't Tell Me (What Love Can Do)』『Not Enough』、そしてインスト・ナンバーの2曲(『Strung Out』と『Doin' Time』)、そして『Big Fat Money』をピックアップしておく。
後に復帰して再度脱退することになるS・ヘイガーの第一期在籍時代の最後のアルバムでもあり、ファンの間でも人気の高いアルバムである。日本ではジャケットのことで騒がれたこともあって、音楽的なことが置いてきぼりになったこともあるが、完成度は高く、評価も高いアルバムである。(基幹的には短かったですが2枚のアルバムがある)'70's、'80'sのそれぞれに傑作を発表している彼等であるが、'90'sの傑作アルバムと言ったら間違いなく本作である。それだけに、ロック・ファンであれば聴いておかなければならないアルバムである。たっぷりとエディのギターテクニックを堪能しましょう!
↓日本盤はこちら(ジャケットが違う...)
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