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YELLO『ONE SECOND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼らの5枚目のアルバムである。彼らは1979年に結成されたスイス出身のバンドであり、初期はニューウェーブとされていたが、エレポップにサウンドが変化していくことになったバンドである。'80's後半にはダンス・ミュージックでもシンセサイザーを使ったものが当たり前となり、'90's前半にかけて「ユーロビート」と呼ばれるサウンドが大流行することになるが、彼らはそんな時代のバンドの一つでもある。また、日本では、スイス出身という物珍しさがあったのも事実であった。本アルバムは彼らのアルバム暢かでは最もセールスの良かったアルバムであり、本国スイスでは最高位4位を記録し、オーストリアでは6位を記録している。また、イギリスでは最高位48位、アメリカでは最高位92位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『La Habanera』『Moon On Ice』『Call It Love』『Le Secret Farida』『Hawaiian Chance』『The Rhythm Divine』『Santiago』『Goldrush』『Oh Yeah』『Dr. Van Steiner』『Si Senor The Hairy Grill』『L'Hôtel』。

尚、2006年にリマスターされたものには、以下の5曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Goldrush II [12" Mix]』『Rhythm Divine [1992 Version]』『Call It Love [12" Mix]』『Life Is A Snowball』『Tool In Rose』。

この中からのシングルは、『Goldrush』と『The Rhythm Divine』が共にイギリスで最高位54位を記録しているが、特に『The Rhythm Divine』はSHIRLEY BASSEYと共演していて、スイスでは最高位21位、オーストリアでは最高位19位を記録している。

お薦め曲は、やはりS. BASSEYが参加している『The Rhythm Divine』である。S.BASSEYにしてはちょっと場違い過ぎる気もしないでもないが、そこはベテランの巧さで、独特の世界観を構築している。それ以外では『Call It Love』『Hawaiian Chance』『Goldrush』『L'Hôtel』という所をピックアップしておくことにする。

サウンドの方は、'80's後半の、所謂「エレポップ」であり、とても聴きやすいものである。但し、色々と彼らなりの遊びをやっていることもあって、これが気に入らないという方もいるかもしれません。が、音楽は文字通り「音を楽しむ」ものであるだけに、遊びがあるのは悪いことではない。特にポップで明るいサウンドであれば、邪魔になることはなく、体が動いている状態であれば、逆に盛り上がることになる。ということで、一緒に楽しむということで、大いに楽しみましょう!

尚、'80's後半から'90'sのダンス・ミュージックがお好きな方、また、ユーロビートがお好きな方は聴いたおいた方が宜しいかと...

 

One Second

One Second

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal International
  • 発売日: 2005/11/22
  • メディア: CD

One Second

One Second

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
One Second

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2003/03/03
  • メディア: CD

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