SSブログ

尾崎亜美『SHADY』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1976年に発表された彼女の1st.アルバムである。多くのシンガーに楽曲を提供したり、現在の「J-POP」の基礎となった「ニューミュージック」と呼ばれる新しい音楽(特に、作詞作曲を自ら行うというのは、ニューミュージックでは当たり前であるが、当時としてはまだまだ珍しいことでもあった。)のニュー・スターとして登場した彼女にとっては、正に記念すべきアルバムである。

収録曲は、オリジナル版では全11曲であったが、現在リリースされているものには2曲のボーナストラック(2nd.シングルとそのカップリング曲である。)が(後ろに)追加されて、以下の全13曲になっている。『プロローグ』『影絵の街』『冬のポスター』『私は何色』『届かない春』『とまり木』『冥想』『風の中』『私を呼んで』『追いかけてきたけれど』『遠くの光が…』『旅(シングル・ヴァージョン)』『偶然(シングル・ヴァージョン)』。

ちなみに、『冥想』が彼女のデビュー・シングルであり、『冬のポスター』がそのカップリング曲である。そのシングルが先にリリースされていて、それに続いて製作、リリースされたアルバムであり、2nd.シングルは本アルバムの後に製作された。(アルバムとしては2nd.アルバムに収録されている。但し、シングルとは別のアルバム・バージョンである。)

お薦め曲は、『冥想』『影絵の街』『届かない春』『とまり木』『追いかけてきたけれど』という所をチョイスしておくが、『旅』のシングル・バージョンを聞くことが出来るようになったというのもポイントが高いところである。

本アルバムでは、まだ初々しさもある彼女の歌声を聞くことが出来るが、それでいて、最初のアルバムというのに完成度も高いのが特徴である。また、本アルバムには山下達郎などの大物がバックに参加しているというように、現在のJ-POPでは大物とされている人が参加しているのも凄いところである。(みんなが活躍しているということでもある。)

彼女の初期の曲の一部は、ベスト盤などで聴くことが出来るが、全てを聴こうとするとアルバムでと言うことになる。また、'80'sに突入してからのアルバムや、「J-POP」という名称が一般的になった'90's以降のアルバムも優れたものがあるが、その原点となるのはやはり本アルバムであるだけに、このアルバムを通して聴くというのもよろしいかと...

 

SHADY(紙ジャケット仕様)

SHADY(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 尾崎亜美
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。