メジャー(6th.)#2 [アニメ]
第2話は、吾郎のメジャーでの初登板の試合をたっぷりとという内容でした。しかも、ノーヒットノーランを続けていくという展開は、やっぱり漫画らしい所でもありました。ただ、世の中はそんなに甘いものではないということ、冷静に分析しながら見ているベテラン選手、商売として儲かることしか考えていないオーナーの様子も一緒に描かれているということで、単なる夢物語の漫画で終わっていない所が良いところでした。
吾郎の先発する試合は日本でもテレビ放送されるが、ワールドカップで活躍した若干19歳のメジャーリーガーということで、注目度も高かった。また、この試合は日本人メジャーリーガーの京四郎の所属するチームとの対戦ということも注目度を高めていた。
試合開始、先頭打者は京四郎。吾郎の球威はワールドカップのキャンプで対戦した時よりも大きく成長していて、京四郎も三振という快調な滑り出しだった。投手戦が続いて両チームとも無得点。しかし、吾郎はノーヒット・ピッチングを続けていた。やがてホーネッツが2点を先制し、吾郎の調子も良く、メジャー初登板でノーヒットノーランを達成か?という展開になる。
そして8回、ショートゴロを打たせた吾郎だったが、一塁セーフ。内野安打かと思われたが、これがエラーと記録され、ノーヒットは続いていた。次のバッターに大きなファールを打たれた吾郎だったが、そこからストライクが入らなくなって連続四球で満塁となる。監督はブルペンの準備を指示するが、オーナーからは交代させるなという命令が出ていた。オーナーは吾郎がノーヒットノーランを達成すると、全米中の注目を集めて、更により多くの観客動員となって儲かるということしか考えていなかった。
しかし、その試合をTV観戦していたギブソンは吾郎の異変を見抜いていた。また、チームの守護神やキャッチャーも、今の吾郎だと打たれると分かっていた。で、マウンドに行ったキャッチャーは、先発としては十分な仕事をした。監督が変えないのなら自らマウンドを降りろ、と告げた。吾郎も今の自分では打たれると分かっていて、マウンドを降りていった。
(日本の)TV中継とか、オーナーは大きな期待を持っているが、正に「マスゴミ」という所が今回も出ていたと言うこと、またオーナー命令で打たれるまでは吾郎の交代を認めず、交代させたら(監督を)クビにする、と言うなどは、正に商売優先という所が出ていて、シニカルで面白い所でした。→理想のオーナーは金は出すが口は出さない、というのは言うまでも無いが、営業優先で物事を考えるというのは如何にもアメリカらしいところです。
また、6th.においては「マスゴミ」を隠れテーマとして描いていくようですね。
↓原作はこちら。
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