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大魔神カノン#2 [特撮]

2クール全26話ということもあってなのか、余りにも展開が遅いですね。本来ならば今回までをパイロット版としてある程度話を進めておいて、そして加速していくのだが、離陸しただけということで、物語が先に進むどころか、何かと説明を増やしているというのは辛いところである。また、説明をナレーションで行っていることもあって、物語にスピード感が無くなってしまい、テンポが悪い。緩急の差は大事な要素の一つになるが、余りにも遅いものばかりでは...

それでいて、アクション・シーンとCGには力を入れいてる。本作が普通の深夜枠ドラマの4倍もの予算をつぎ込んでいるというのも何となく分かるのだが、物語としての全体構成ということではノリか悪く、眠くなるだけですね...前回の初回も期待したことを考えると空振りだったし、今回は辛うじてバットにボールが当たったものの、ファールということで、2ストライクに追い込まれました。

前回の終わりでカノンと偶然にも出会っていたタイヘイだったが、それが探している娘と感じつつもスルーしてしまうということで、ここからテンポの悪さに繋がっている。その後、タイヘイはカノンの住んでいるアパートを探すことにするが、外出中でいないというのは、時間帯を考えたら当たり前でしょう。一日中、アパートに閉じこもっているなんて、女子大生であるカノンということを考えるとあり得ないでしょう。それでけタイヘイが世間に疎いということで、裏まで考えると悪くはないところでもあるが、歯切れが悪い所でもありました。

が、何だかんだで簡単に再会してしまうカノンとタイヘイ。赤い糸で結ばれているというのならともかく、ちょっと安易すぎますね。(が、運命の絆はそれだけ深く繋がっている、と(善意の)解釈もできるところでもある。)

カノンは元彼たちとバンドをやっていたが、元彼から離れるということもあって引っ越ししたのに、バンド仲間とも再会してしまったということで、元彼とも実は深い繋がりがあって、ということを予感させてくれるが、カノンの内気な性格を考えると、引きこもりへと進んで行くのかも...???

「大魔神」の名前があることで期待がある本作なのに、初回ではごくありふれた女子大生の青春物語と言われてもおかしくなかっただけに、今回は大魔神が動いている所が登場した。しかし、中途半端な説明と物語のテンポの悪さから、つぎはぎだらけの纏まりのない物語だという印象を植え付けることになっただけでした。(そもそも、カノンという名前は「名曲探偵アマデウス」の「響カノンさん」でしょう!!)

2話まででは、物語の掴みということでは完全に失敗でしたね。やっぱり「特撮冬の時代」は続いていて寒くなるばかりです。次回の内容次第では、早々と離脱を決めた「カメンライダー ドラゴンナイト」と同様に離脱するかも...(今期の期待は「三代目明智小五郎」だけとなりそう。)

 

↓こういうものが発売されるところは角川らしいところですね。

大魔神カノン (1)

  • 作者: 水 清十朗
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/05/01
  • メディア: コミック

↓やはりこれは忘れた方が良いですね...
大魔神 Blu-ray BOX

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  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: Blu-ray
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