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ケータイ刑事銭形命11話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形命」の第11話「交響曲第28番多聞調 作品194≪ボム≫ ~世界ペア音楽祭爆弾予告事件」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、前回に続いてこの物語に登場した楽器から「バイオリン」について、「スネアドラム」について、「銅鑼」について、鑑識メモで柴田さんがこれを手にしていたので「縦笛」について記します。尚、「縦笛」については「・34話(2nd.21話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

バイオリン」:英語では「Violin」、ドイツ語では「Geige」、フランス語では「Violon」、イタリア語では「Violino」、スペイン語では「Violín」という。日本語では「ヴァイオリン」という表記もある。また、昔は「ビオリン」と表記されたこともある。

弦楽器の一つであり、基本的に弓を用いて演奏するが、指で弦を弾いて演奏する方法(ピチカート)もある。弦楽器としては、ギターと共に最もポピュラーな楽器であり、クラシック音楽ではピアノと共に欠かすことの出来ない楽器でもある。

弦の数は4本であって、それぞれはE線、A線、D線、G線と呼ばれている。(開放弦で奏でられる音の名前からこれらの名称が付いている。)→「G線」と言うとバッハの『G線上のアリア』が思い出されるが、この曲はバッハの「管弦楽組曲第3番」のアリア楽章であり、この部分はG線1本でけで演奏することが出来ることからこの名前で呼ばれるようになった曲である。

大きさは全長が約60cm、胴の部分は約35cm、演奏する際は左肩に支えて、右手に持った弓(約75cm程度である)で元を擦って音を出す。また、左手で音を変えるために弦を押さえることに使用する。音域は3オクターブ半から4奧田部であり、豊かな表現力があるのが特徴である。

尚、バイオリンと構造的には同じであるが、バイオリンを大きくした(=音域が下(低音)にずれることになる。)楽器として、ヴィオラ、チェロ、コントラバス(一部には5弦のものもある。)があって、バイオリンを含めたこれら4つの楽器を「バイオリン族の楽器」と言う。

起源は16世紀の北イタリアとされている。(現存するものは無いが、当時の絵画に多数描かれている。)その後、1700年頃にほぼ完成した。但し、弓の方が現在の形になったのは18世紀末になってからであり、本体よりも100年近く遅い。元々武器の「弓」と同じ形をしていたが、これが改良されていき、現在の形になった。(これによってより強弱を付けた演奏が行えるようになって表現力が向上した。)

スネアドラム」:英語では「Snare Drum」という。また日本語では「サイド・ドラム」「小太鼓」と言うことや、短縮して「スネア」と言うこともある。

打楽器の一つであって、種類としては両面太鼓に属する。また、底面の膜に接する位置に「スネア」(または「スナッピー」「響き線」)と呼ばれるコイル状になった細い金属線が張られているのが特徴である。この線が振動する底面の膜に二次的な打撃を与えることになり、独特の響きを生み出すことになる。

ドラムセットでも当然の如く組み込まれている(バスドラムなど他の太鼓と一緒にですが...)が、ブラスバンドでもスネアドラムは使用されていて、肩と腰から支える形にして、マーチングで移動しながらでも演奏できる用にして使用されている。但し、マーチング用に多少アレンジされているものの使用が一般的である。(ブラスバンドではスネアドラムは花形楽器の一つでもある。)

テンポを支える楽器として重要な楽器であって、マーチングでは重要な役割を担っている。また、ロック・バンドなどでもリズムをリードするドラムの中でも独特の音を持つため、バックビートを強調するのに使用される。

尚、ラヴェルの名曲『ボレロ』はスネアドラムが最初から最後まで同じリズムを同じテンポで演奏するということで有名である。(→『ボレロ』はお姉ちゃまこと黒川芽以さん出演の「名曲探偵アマデウス」の初回で取り上げられた曲でもある。)

銅鑼」:英語では「Gong」と言う。金属製の打楽器であって体鳴楽器に属する楽器である。主に青銅、真鍮、鉄、胴などで出来た金属円盤を枠に吊したものであって、これを撥を使った叩いて音を出す。

元々は中国の鑼である。「銅製の鑼」ということから「銅鑼」の名前が付いたとされている。仏教の法要で使用したり、東南アジアの民俗芸能で用いられたりしたものである。(インドネシアのガムランは、複数の銅鑼を用いた民族音楽として有名であり、長崎の唐子踊りでも使用されている楽器でもある。)また、軍では合図を知らせるために陣中で使用されることもあった。

撥で叩くと独特の響がすることで知られていて、映画の世界でも中国や東南アジアをイメージする音楽には良く使用されている楽器でもある。

尚、ボクシングやプロレスでは各ラウンドの開始と終了を知らせるために用いる「ゴング」があるが、これは「銅鑼」をより使いやすい形に小型化して改良したものである。(銅鑼は楽器としてだけではなく、合図を送るために使用されていた。)

縦笛」:英語では「Recorder」、日本語でも「リコーダー」ということもある。口の前で縦向きに構え、息を吹き込んで演奏する笛の総称である。基本はエアーリード(無簧)であって木管楽器である。(現在では金管楽器というものも希にある。)木管楽器であることから、使われる素材は木である。使用される木としては、メープル、洋梨、つげという比較的柔らかい木質の木から、紫檀や黒檀などの固い木質の木まであって、幅が広い。これは、木質が音質と関連していて、音色の違いがあるためである。尚、柔らかい木質を素材として使ったリコーダーはアンサンブル用として、堅い木質を素材として使ったリコーダーは独奏用に用いられることが多いという傾向がある。

また、現代ではプラスチックなどの樹脂を素材としたリコーダーも存在している。(それでも「木管楽器」である。)樹脂製であるため、量産性に優れていて、しかも大量生産によるコストダウンの影響もあって、日本では小学校の音楽教育で広く採用されている楽器となっている。

縦笛の仲間としては、各種リコーダー(小学校の音楽の授業で使うリコーダーは主にソプラノ・リコーダーである。)、クラリネット、尺八などがある。

フルートは「横笛」の代表的なものとして知られているが、横笛では息を吹き込む際にちょっとしたコツが必要であるが、縦笛では特にコツはなく、簡単に演奏することが出来るものである。しかも、構造もシンプルであるため、大量生産しやすいこともあって安価であり、身近に使用する楽器となっている。(小学校で使用するということも身近な存在にしている所である。)

歴史は古く、楽器ではなくホイッスルの類としての笛は古代から存在していた。楽器としての記録があるのは中世になってからである。当時は一般的に使用されていた楽器であった。そしてルネサンス期には盛んに用いられるようになる。また、その頃には、現在のフルートなどの「横笛」が「縦笛」を横に持って使う楽器として派生している。

バロック期になると、現在使われているリコーダーの形となって完成し、バロック音楽でも重要な楽器となる。しかし、リコーダーは音量が小さいこと、音量の強弱がそのままピッチに影響すること、発音が容易であるが音色の表情をつけにくい、ということから次第に敬遠されるようになって、横笛(フルート)にその座を奪われていくことになる。(現在でも、古典音楽は別であるが、バロック期後期以降の楽曲を演奏するオーケストラでは、フルートなどの横笛は当然のように使われているが、リコーダーは殆ど使われていない。クラリネットであれば使われていますが...)

小学校の音楽の授業でリコーダーが使われているのは、安価であり大量生産されていることから、数が不足すると言うことがなく、簡単な構造であり、丈夫であること、弦楽器のような音の調整を行う必要がない、などがその理由とされている。

尚、音孔の開け方にはバロック式とジャーマン式の2種類が存在する。以前古くから存在したものはバロック式であり、20世紀の初頭、ハ長調の運指が少し容易になるように、教育用として開発されたのがジャーマン式である。(名前の通り、ドイツで開発、利用されたものである。)

日本でも両者が存在しているが、小学校で使われるのはジャーマン式が圧倒的に多い。(まずは簡単に演奏するということなのでしょうね。)ジャーマン式ではハ長調以外の音(シャープやフラットの音)を出すのが困難であるため、リコーダー奏者の間で使われるのはバロック式のみというのが実情である。また、高音域となると発する音が安定しないということもある。実際、小学校でジャーマン式のリコーダーを使っても、音楽部でリコーダーを使うとなるとバロック式が使われるのが一般的である。→ジャーマン式では2オクターブぐらいの音域しか無いが、バロック式では2.5オクターブから3オクターブほどの音域がある。(但し、それだけ運指も難しくなります。)

そのため、小学校の音楽の授業で使用するリコーダーは、完全に入門者用といった位置づけのものである。が、ジャーマン式/バロック式という違いがあることは殆ど教えられないこともあって、リコーダーは入門者向けの楽器、ひいては玩具の楽器というような扱いがされているのも事実である。

 

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