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アザミ嬢のララバイ#5 [ドラマ]

今回はファンタジックな物語でした。ただ、舞台劇と言うよりも低予算ドラマという形が出ていて、もう一工夫欲しいと思えた作品でもありました。が、完全に「恋日」の一編にしてもいいようなほんわかとした物語でもありました。派手な所は無いのはいつもの通りであるが、今回も粋な作品でした。

幼い頃に父を亡くした川東彩乃は母と2人暮らしだったが、現在住んでいる家から引っ越しのために荷物の整理をしていた。で、幼い時からの思い出の品を手にする旅に、過去を思い出していた。また、彩乃には現在付き合っている恋人・孝太がいて、付き合い始めてから5年が流れていた。

が、彩乃は最初に5年間という期限を決めていて、5年で別れると決めていた。そして今日はその日だった。

孝太と一緒にいた彩乃。孝太は5年という期限のことを覚えていて、2人は食事をしに出掛けた。そんな2人は、見知らぬ喫茶店を見つけ、そこに入る。が、その店の中には、何故か彩乃の思い出の品々があった。そして、マスターは彩乃の父だった。

彩乃は、父とは5年間とか一緒に過ごすことが出来ず、それからはその5年間という時間しか一緒に暮らせなくなっていた。幼い時の父との思い出が甦り、彩乃は、父との約束を思い出す。

父とのブランコの話から、彩乃はある決心をしていて喫茶店に戻ってくる。一方、孝太はマスターとの話から彩乃、そして父との出来事を知り、またある決心をしていた。

別れを口にする彩乃だったが、孝太は結婚指輪を用意していた。彩乃は勇気を持って新たな道に進むことにして、孝太のプロポーズを受け入れ、父との約束である婚約者を紹介し、父は彩乃に「おめでとう」を口にした。

現在の彩乃と幼い彩乃とが横で同時に描かれていくと手法は古くからあるものであって、舞台劇では当たり前のように使われるが、TVドラマではちょっと珍しいものである。その舞台的な演出を用いているが、今回は舞台劇らしさを感じさせなかったのが、こういう所は面白い所でした。

また、ファンタジックな要素を取り入れているが、CGを多用した派手な映像にはせず(予算の関係もあるのでしょうが...)展開次第では「ゴースト~ニューヨークの幻」を思い出させながらも、派手なものにはせず、終わった後にちょっぴりとだけ幸せを感じさせるという正に「恋する日曜日」的な粋な作品でした。

ちなみに、今回の監督の麻生学監督は「恋日」では1st.の「電車」の監督を務めている。→「恋日~電車」は母と娘の体が入れ替わるという「転校生」のネタを使った物語であり、今回の物語のようにあり得ないファンタジックな要素のある物語である。ということで、本作は何だかんだで「恋日」に繋がっていると言うことを大きく感じました。

 

↓本作のDVD-BOXは7月21日リリースです。

 

↓主題歌

アザミ嬢のララバイ

  • アーティスト: 中島みゆき,船山基紀
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1988/10/21
  • メディア: CD

↓「恋日~電車」はこちらにあります。

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

↓これも拾っておきます。

ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD


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