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ケータイ刑事銭形雷1話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

本日5/29は、を演じた小出早織さん(先日、芸名を「早織」に変えました。)の誕生日です。(22回目です。)ということで、おめでとうございます。


銭形雷」の第1話「カミナリ刑事登場! ~お天気クイーン殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の2回目となる今回は、この物語の本放送が元旦(2006年でした。)だったことから正月らしさを感じさせる事柄として、「正月」について、ちゃんがこれを着ていたので「振り袖」について、ここにお参りに行っていたので「神社」について、そしてトミーとクイーンの漫才で出てきた言葉から「和尚」について記します。尚、「振り袖」については「・1話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆し、「神社」については「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 4」で記したものを再構築しました。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/1/2付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

正月」:元々は旧暦の1月のことであったが、現在の日本では1年の最初の日、則ち1月1日のことである。旧年が無事に終わったことと新年を祝う日ということであるが、1月3日までの3日間を「三箇日」と言って、祝の日となっている。(日本では、法律上の祝日は1/1の1日のみである。)尚、「三箇日」のことを「松の内」と言う場合もあるが、本来の「松の内」は1/1から1/15までの間のことである。(地域によっては1/7までとなっている。)よって、「三箇日」=「松の内」ではない。

英語では「元旦」のことを「New Yeae's Day」と言うが、日本のように「三箇日」のようなものは無い。(ちなみに「三箇日」は「The First Three Days of a New Year」と言うように説明する言い方となる。)また、1月のことという意味では「January」となる。

俳句の世界では「正月」は「新年」の季語(説明の必要はないですね。)であり、「冬」の季語ではない。(1月は「冬」の最後の月なんですがね...)

振り袖」:「振袖」という表記(送り仮名の「り」を記さない表記)もある。女性の着物で袖の長いもののことである。元々は未成年の者(=元服前の男女のことである。)が着る衣服であり、男女関係無く着用されていた。しかし、現在では未婚女性が着る礼服とされている。(未婚女性のものとして定着したのは明治になってからのことである。→江戸時代までは誰もが和服を着ていたが、明治になると洋服が普及していくことになり、それも影響している、とされている。)

英語では「Long-Sleeved Kimono」と言うが、見た目をそのままで言っている。(「Kimono」は今では世界に通用する名詞になっているが「Furisode」は現時点ではそこまでいっていないということでもある。)

袖が長いことが特徴で、袖丈が114cm以上のものを「大振袖」、100cm前後のものを「中振袖」、85cm前後のものを「小振袖」と呼び、現在ではほぼこの3つに分類される。(但し、「小振袖」は現在では殆ど使用されておらず「大振袖」が一般的である。)尚、江戸時代でも袖丈は長かったものの、現在よりは短いものであったが、時代と共に次第に長くなっていったという歴史がある。(考えてみたら、未成年者の衣装であれば、年が小さいと身長も低いため、短くても地面に触れてしまうこともあるわけでして...また、日本人の体格も戦後になって大きくなってきたことを考えると、当然でしょうね。)

尚、身頃に近い方の袖端を縫わずにそのまま開けている部分のことを「振八つ口」といい、基本的に振り袖には「振八つ口」がある。

神社」:日本固有の民族的信仰(戦前は「国家神道」と呼ばれたもの)に基づいて、神を祀るために作られた宗教的建築物のこと、及びその信仰の組織のことである。基本的に、祭祀儀礼を行うための付属する建築物が設けられていて、「境内」と呼ばれる敷地を有している。

付属する施設としては、いくつかのものがあるが、必ず設けられているものとしては、鳥居、参道、燈籠、狛犬、手水舎、拝殿、幣殿、本殿(神殿)、神楽殿、舞殿、絵馬殿、社務所、社庭などである。(一部のものは異なる呼び名がされている場合もある。また、幣殿は拝殿または本殿と一体になっている場合が多い、というように、独立した施設としては存在せずに、複合施設となっている場合もある。)

神社は古代の日本から存在しているものであるので、建築物は木造である。しかもその建造物は単なる木造建築物ではなく、高度な技術が盛り込まれていて、宮大工がその技法を受け継いでいる。(例えば、釘を一切使わずに組み上げる、など。これは現在では世界的にも高い評価がされている。)但し、最近では建築基準法のこともあって、改築されると完全な木造建築物とはならず、鉄筋コンクリート造りにならざるを得なくなっている。(特に、耐震性と耐火性の問題があるため。)

神社の起源は、磐座(いわくら)や磐境(いわさかい)のような神聖な場所に神籬(ひもろぎ)などの祭壇を設けて神を祀ったものとされている。祭祀は特定の一族が勤め、地域集団の基礎を作ったものとなる。そのため、地域集団には必ず神社があって、日本各地に神社は存在することになる。その後、大和朝廷によって日本が統一されていく過程で、豪族たちの滅亡などもあるが、各地にあった神社についても整理統合されていくことになる。そして律令体制の元で「神祇官」という役職が設けられ、「国家神道」という形で統一した形となり、同時にその中心となる施設として各地で整備されていくことになった。(時代と共に変わっていくと頃もあるが、基本的には太平洋戦争終了までは、神社は幕府や政府から保護されていた。)

神社の敷地は「境内」と呼ばれるが、そこには様々な周辺施設がある。都市部の神社では、これが無いという所もあるが、一般的な神社には「鎮守の杜」と呼ばれる森林がある。また、その中には「御神木」と呼ばれる名木がある。また、境内に入る入口には「鳥居」と呼ばれる門のようなものがある。(「鳥居」は、神社の境内と俗界の境界を示すものである。)そしてそこから境内にある本殿や拝殿に参道と呼ばれる道が続いている。

「神社」の名称は「○○神社」という名称が一般的であるが、伊勢神宮のように「神宮」を名乗るもの、「出雲大社」のように「大社」を名乗るもの(明治から太平洋戦争終結までは「大社」は出雲大社だけであった)、「北野天満宮」や「太宰府天満宮」のように「天満宮」を名乗る神社もある。→「神宮」は天皇や皇室祖先神を祭神とする神社を指している。「大社」は、社格を「大・中・小」に分けた時、最も格上となる第1位の神社を指している。「天満宮」は菅原道真(=天満天神)を祭神とする神社を指していて、各地に多数ある。

尚、英語では「Shrine」または「Shinto Shrine」という。

和尚」:「おしょう」と読む。仏教に於いて、受戒の時の師である。日本では高僧への敬称として使われた名称であり、僧侶の中でも住職以上の地位の僧侶に対する敬称として使われていて、宗派に関係なく親しみを込めて「和尚さん」と呼ばれている。(全ての僧侶に対しては使われない。)

英語では「Priset」または「Buddhist Priest」と言う。尚、仏教の中でも全ての宗派で「和尚」と言っている訳では無く、律宗では「和上(わじょう)」と呼ばれている。また、法相宗や真言宗では「和尚」と表記するが、それを「わじょう」と読み、華厳宗や天台宗では「和尚」と記して「かしょう」と読んでいる。

この物語では駄洒落(「和尚さんが二人」→「和尚が2(TWO)」→「おしょうがツー」→「お正月」)としての登場であるが、英語混じりの駄洒落というのは現代っぽい所ですね。

 

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