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CINDERELLA『LONG COLD WINTER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼らの2nd.アルバムである。評価が高いのは1st.アルバムであるが、内容の点では本アルバムもそれに劣っていない。また、チャート成績では前作は北米のみだったが、本アルバムは欧州でもヒットを記録していて、世界的なバンドの仲間入りを果たすことになった。Billboardでは最高位10位を記録して1988年の年間アルバム・チャートでは54位にランクインしている。また、スイスでは最高位7位、ノルウェーで最高位12位、イギリスで最高位30位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Bad Seamstress Blues/Fallin' Apart At The Seams』『Gypsy Road』『Don't Know What You Got (Till It's Gone)』『The Last Mile』『Second Wind』『Long Cold Winter』『If You Don't Like It』『Coming Home』『Fire And Ice』『Take Me Back』。

この中からシングル・カットされのは4曲である。最初のシングルである『Gypsy Road』はBillboardで最高位51位、イギリスでは最高位54位を記録している。2nd.シングルの『Don't Know What You Got (Till It's Gone)』はイギリスでは最高位54位であるが、アメリカでは彼らのシングルでは最高位となる12位を記録した。その後は『The Last Mile』(Billboardで最高位36位)、『Coming Home』(同20位)がシングル・カットされてヒットを記録した。

お薦め曲は、彼らのシングルでは最大のヒットとなった『Don't Know What You Got (Till It's Gone)』、そして『Gypsy Road』と『Coming Home』のシングル曲、それ以外ではアルバム・タイトル・ナンバーである『Long Cold Winter』と『Fire And Ice』と『Take Me Back』をピックアップしておく。

前作よりもよりブルースという色合いが強くなり、音楽的な内容としてはブラッシュアップされている。そのため、バラード系のナンバーは出色の出来となっている。捨て曲が無いということも本アルバムの完成度が高い証でもある。

'80's中盤からのHMはバラード(パワー・バラード)を中心としてバラード主体でブームとなっただけに、'70'sのHR/HMファンからすると、曲は悪くないのだがおとなしいということで、トータルすると物足りなさ(特にパワフルさや音に圧倒されるといった感覚の点で。)を感じるのだが、バラード・ナンバーを中心としたおとなしめの曲については確かに完成度が高く、クオリティも高い。アルバム全体がパワフルで疾走する曲ばかりだと、聴いていて疲れてしまうので、バラード・ナンバーも聴きたくなるのもまた事実である。(ただ、バラードが中心になると、それはそれで物不足を感じてしまうのですが...)少なくとも、アルバム全体としては物足りなさがあるのだが、絶品のバラードということでは、これはこれで宜しいんじゃないですかね...(アルバム全体を通して聴くのではなく、一部をチョイスして聴くということも出来ますし...)

 

Long Cold Winter

Long Cold Winter

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

ロング・コールド・ウィンター

ロング・コールド・ウィンター

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2007/07/04
  • メディア: CD

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