SSブログ

メジャー(6th.)#12 [アニメ]

6th.になってからの吾郎は、昔のようにふてぶてしい所が影を潜めてしまったこともあって、幾一つキャラクターとしての面白みに欠けてしまった。今回はそれを埋めるようなキャラの登場ということで、これはこれで面白いのだが、一時しのぎのような補強と言うことにとかならず、物語に於けるホーネッツの(戦力)補強と、本作品としての(キャラ)補強とが被ると言うところが面白い所ですが...

商売第一主義のオーナーが進めていた戦力補強の話が進み、契約するだけという段階となっていた。で、契約したのはこれまでに色々と問題を起こしていて、チームの和を壊すとされていたマードックだった。オーナー命令で監督は仕方なくマードックを起用することになる。

その試合は吾郎が先発した。相手投手との投げ合いで0-0で試合は進んで行く。そんな中、ホーネッツはマードックが死球で出塁する。このチャンスにヒットでチャンス拡大と思いきや、三塁コーチのストップの指示を無視してマードックは本塁に突入する。送球が逸れたこともあってセーフとなって先制したホーネッツ。

チェンジとなって吾郎がマウンドへ。その時マードックが吾郎に報復死球を遠回しに要求するが、吾郎はそれを無視した。するとマードックはチームの和を乱すようなプレーをして、吾郎と対立し乱闘を始め、退場になってしまう。尚、この時マードックに突き飛ばされたキーンは足を痛めて負傷退場となってしまった。

試合は、マードックの和を乱すプレーが原因で、吾郎は自責点0だが2点を取られて1-2で敗戦、チームの連勝はストップしてしまった。更に、キーンは重傷で戦線離脱して、チームは連敗街道に突入。一時は首位に並んだホーネッツだったが、一気に引き離されてしまった...

優勝を狙うチームということでは、問題が起こることなく進んで行くのがベストであるのは当然である。が、フィクションの物語ということでは、スムーズに進んでいったのでは面白みが無く、つまらないものになってしまうだけに、波乱の展開として進められるのは当然である。が、本作のように通算で140話を越えた物語になると、ちょっとやそっとの波乱の展開といっても、大抵は予想の範囲内でしかない。で、「またか...」というだけになってしまう。

今回登場したマードックは、何処かで吾郎の登場時のキャラと被っている所があるだけに、本当に一時しのぎでしかない。まあ、原作漫画もそうであるが、終局のために迷走し始めた物語を象徴するキャラクター補強でした。で、波風を激しく立てて嵐を迎えたということで、物語としては派手だったが、中身の方が殆ど無かったのが残念でした。

それにしても、「客が喜べばいい」と言うホーネッツのオーナー。金が第一であり、優勝よりも客が入ることを考えている男らしいところではあるが、某球団を匂わせるところが...(以下、自粛)

 

↓原作ではこの巻の後半です。

MAJOR 70 (少年サンデーコミックス)

MAJOR 70 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/12/11
  • メディア: コミック

↓現時点での最新巻はこちら

MAJOR(メジャー) 76 (少年サンデーコミックス)

MAJOR(メジャー) 76 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/05/18
  • メディア: コミック


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。