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ケータイ刑事銭形雷7話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

銭形雷・裏ネタ編」も今回からは第7話の「美しいものが勝つ! ~銭形雷VS黒いバラ」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「バラ」についてと、この物語でポイントになっていた「モールス信号」について、「地下室」について、そしてちゃんが岡野さんに言った言葉である「命の恩人」について記します。尚、「バラ」については「・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 2」で、「地下室」については「・7話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/2/13付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

バラ」:漢字で表記すると「薔薇」(但し、「しょうび」若しくは「そうび」と読む場合もある。)、「いばら(茨)」と言うこともある。英語、フランス語、ドイツ語では「Rose」(但し、発音は英語が「ローズ」、フランス語が「ロズ」、ドイツ語が「ローゼ」であって全て異なっている。)、イタリア語、スペイン語では「Rosa」(但し、発音はイタリア語が「ローザ」、スペイン語が「ロサ」と異なるっている。)という。また、韓国語では「チャンミ」という。

バラ科バラ属の植物の総称である。北半球の各地に分布していて、野生種は約200種類がある。日本にも14種類(ノイバラ、テリハノイバラ、タカネバラ、サンショウバラなど)が野生している。

紀元前の時代から人類と関わりのある植物であって、当初は香料、または薬用植物として利用されていた。その後、香料として愛好されるようになる。(クレオパトラやローマ皇帝・ネロは薔薇の愛好家として有名。)日本でも、万葉集にも出てくるなど、古くから野生していた植物である。

ギリシャを経てヨーロッパに入った薔薇は観賞用として広がり、中世以降は観賞用としての利用が主な者になって広がっていく。19世紀には野生のいくつかの種類を元にして品種改良が盛んに行われるようになり、次々と新たな品種が生まれた。また、20世紀になると新しい品種の更なる品種改良が行われ、観賞用の植物として種類を増やしていき「花の王様」とまで呼ばれるようになった。→現在栽培されている薔薇は、東西アジア原産のものと、ヨーロッパ原産のものとが複雑に交配されたものである。

観賞用ということで、違う色の品種の開発競争が起こり、黄色いバラが誕生してからは新色の開発競争が進み、現在では橙、紫、茶色、青色のバラも生まれている。また、白、ピンク、赤などのバラも品種改良によって、より鮮やかな色を持つようになった。

世界に広がるのは19世紀であって、日本にも明治になってから鑑賞用の薔薇が入って来ることになった。そして、皇族、華族、高級官僚の間で支持されるようになる。(但し、一般に広がったのは戦後になってからである。)

尚、「薔薇」は6月の誕生花であり、「夏」の季語でもある。(但し、「冬薔薇」「ふゆそうび」と言うように「冬」という言葉が入っていると、それは「冬」の季語となる。)

モールス信号」:「モールス符号」とも言う。英語では「Morse Code」と言う。「長」「短」の2種類の符号符号を組み合わせた信号を用いて文字(数字、記号も含む)を伝える電信符号のことである。尚、2種類の符号を使って文字を表すと言うことでは「0」と「1」を使ったデジタル信号とである。また、1つの文字を表すのに1~6つの符号を使うことから、これは可変長符号化されたものである。

アメリカの発明家のS・F・B・モールスが考案した符号であり、最初に登場したのは1830年代後半である。幾多の実験を繰り返し、1840年に特許を取得した。その後も改良が加えられていき、1851年に国際的な標準規格が定められて、条約が締結された。(これによって世界標準となった。)尚、改良点は通信の効率化を図るため、使用頻度の高い文字の符号は短くね使用頻度の低い文字は長い符号が割り当てられるということである。→可変長符号の効率はこれによって決まりますからね。

19世紀後半から20世紀前半は電信の世界標準規格として利用されて、その用途は広がり、特に船舶での利用は当たり前となった。しかし、陸上での通信では、電報、テレタイプ、テレックスなどの方が広く使われていた。

戦後も船舶での利用が中心であったが、通信衛星の利用が浸透すると次第に利用されなくなっていく。そして、非常時の通信(SOSの発信)を含めてGMDSS(世界海洋遭難安全システム)に移行することになって、1999/2からは完全にGMDSSとなってモールス信号を用いた通信は使われなくなった。そのため、「・・・---・・・」という「SOS」も過去のものである。

現在では一部のアマチュア無線や一部の漁船無線では引き続き利用されているが、現在では世界標準ではないため、いずれは消えてしまうものだと思われている。

尚、世界標準は「欧文モールス符号」と呼ばれるアルファベットと数字、記号をコード化したものである。(アルファベットは1~4つの符号を用い、数字は5つの符号を用いて「0」~「9」を表し、ピリオド、コンマ、疑問符、などの主な記号は5~6つの符号を用いて表される。)

日本語のモールス符号も存在していて、「和文モールス符号」と呼ばれる。これは五十音を「いろは」の順に符号を定めたものである。(数字は欧文モールス符号と同じで、濁音、半濁音の記号、長音、その他の記号が定められている。)尚、和文モールス符号は五十音の使用頻度は考慮されていないため、情報理論の上では効率が悪い可変長符号の典型的な例としての悪評がある。

その他、国によっては独自のモールス符号が定められているが、現在ではGMDSSが世界標準であるため、過去のものである。

地下室」:地面よりも(高度が)低い場所にある部屋のことである。イメージとしたら、ビルの地下部分のように、部屋の全てが地面よりも低い高さにある部屋のことで、窓が無く、暗い閉空間ということを誰もが思い浮かべるであろう。が、建築基準法では、天井までの高さの1/3以上が、(平均)地盤面より下にある部屋が地下室とされている。よって、法律的には、窓があって外光が入る部屋であっても地下室となり得る。

また、英語では「Basement」、ドイツ語では「Keller」、フランス語では「Sous-sol」、スペイン語では「Sótano」と言う。

地下室は、地上と比べて温度や湿度が低く、年間の温度差、湿度差の変化も小さくなる。そのため、食品や酒の貯蔵庫として、昔から使われてきた。また、一般住宅でも、物置として利用されることが多い。(それ以外では、階上の部屋よりも防音性が優れていることから、趣味の部屋(オーディオルームとか、楽器の部屋、バンドの練習スペースなど)に利用されることが多い。)

尚、温度の点では地上よりも低いものの、湿度に関しては、地下水脈が側にあったりしたら、逆に地上よりも湿度が高くなる場合がある。(「地下だから」と言っても、一概には言えない。)いずれにしても、しっかりした換気設備が必要である。

また、大きなビルでは様々な利用方法があるが、特に都市部のビルでは地下に駐車場を設けるというのが当たり前のようになっている。また、地下鉄への連絡口に隣接することになるため、百貨店では買い物をしやすいように食料品売り場を設けるのが当たり前になっている。また、地下街はビルの地下室や独立した地下室などが連なったもがある。これも一応「地下室」ということになる。

近年では、ビルの地下駐車場の消火装置には、二酸化炭素を充満させて火災を鎮火するという装置が設置されている場合が増えているが、これは「水を使わない」ということがポイントである。洪水があると水は地下室に流れ込むことになる。それだけ水は使いにくいということでもある。が、二酸化炭素を使った消火装置は、作動した場合、逃げ遅れて閉じ込められてしまうと窒息死に至危険が多い。それだけに、地下街を含む地下室を使う場合は脱出路をしっかりと確認しておきましょう。

命の恩人」:「恩人」とは、情けをかけてくれた人、恩のある人、世話になった人のことである。それらの中でも、特に命に関わる恩のある人のことを「命の恩人」と言う。この場合は、九死に一生を得たような場合を含め、様々なことがある。

「恩人」のことは英語では「Benefactor」と言うが、「命の恩人」の場合は「Lifesaver」という言い方をするのが普通であって、「恩人」とは別扱いである。(やはり、生命に関わることとなると、それだけ重いと言うことですね。)

銭形姉妹でも、お姉ちゃまは五代さんに、お姉ちゃまは五代さんと高村さんに助けられたことがあるが、「命の恩人」とまでは口にしていないことを考えると、この物語でちゃんは岡野さんのことを随分と持ち上げたものですね。(が、次の物語で、岡野さんのその高評価も再び地に堕ちてしまいますが...)

 

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