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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その169) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「塔に於いての敵とのやりとり」です。で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・2nd.13話」、「007」からは「美しき獲物たち」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.13話」。「さよなら五代さん! ~恐怖の神経ガス殺人事件」という物語で、ちゃんと五代さんのコンビでの最後の物語である。(五代さんは沖縄へと転勤になりました。)

防衛省の科学研究所で盗難事件が起きた。内密な調査にしたいということで、エリートに来てもらうように頼んでいたが、ちゃんと五代さん、更に鑑識の柴田さんがやってきた。防衛省の方は事務官庁の伊倉が対応し、盗まれたものは研究用として保管していたVX7という神経ガスだと言う。これに柴田さんは「まさか?」と驚いていた。(旧ソ連が開発した死亡率95%という大量破壊兵器だと、柴田さんは説明した。)ちゃんが、そんなものがどうして日本にあるのか?と尋ねると、テロ対策のためにあらゆる解毒剤を開発しているが、研究のためにはサンプルが必要と説明する伊倉。更に、それを盗んだのは伊倉の元部下で、宮本という男だと言う。(危険な思想に取り憑かれて、一月前まで主任をしていた。)また、伊倉は、VX7は低温には弱く、気温が10゜C以下だと無力化するということも説明した。

そんな所に、宮本からのメッセージが届き、VX7を使った人体実験を行う、とあった。同時にその場所のヒントとカウントダウンする時間が記されていた。(あと15分)ちゃんはそこに記されていたヒントと、部屋にあった東京タワーの写真のカレンダーから、その場所が東京タワーだと解き、一同は東京タワーに向かった。(2本目のタワー(=東京スカイツリー)のことも上手く絡めていました。)

東京タワー(但し、どう見ても東京タワーには見えないのですが...)では防護服を着た職員たちも捜索に加わり、直ぐにドクロマークが記された一斗缶を発見した。防毒マスクを着用して、それを開けたが、パンダの絵が書かれたマトリョーシカがびっくり箱を開けた時の様に一斗缶から飛び出してきただけで、そこにVX7は無かった。

ちゃんがマトリョーシカを拾い、開けていく。(万一、これにVX7が仕込まれている可能性を考えると、ちょっと軽率な行動であるが、主役は無事なのがお約束だから...)何段かの小さなマトリョーシカが出てきて、最後のマトリョーシカの中には「タワーの裏を見ろ」と記されていた。で、ちゃんは「東京タワー」というのは、現物の東京タワーではなく、カレンダーの写真の東京タワーだと気づき、急いで防衛省の科学研究所に戻ってきた。(ということで、高い場所である東京タワーは犯人に利用されて弄ばれただけだった。)

その後、カレンダーの裏を見ると、防衛省の科学研究所の見取り図が記されていて、マークが付けられている部屋があった。で、その部屋とは、ちゃんたちがいるその部屋であって、犯人の宮本が防毒マスクを付け、手にはVX7の入った三角フラスコを持って現れた。(以下、は、防衛省科学研究所が舞台となって物語が進んで行くため、省略します。)

007」:「美しき獲物たち」。1985年のシリーズ第14作で、3代目ボンドの最後の作品である。(3代目の第7作でもある。)物語の舞台としてはフランス、そしてアメリカに渡ってサンフランシスコとシリコンバレーということで、相変わらず世界を駆け回っているが、それぞれの地でお馴染みの観光地はしっかりと劇中に登場していました。

ゾリンの馬が強いということで、その調査を始めることになったボンドだったが、チベット卿は既に探偵に依頼して調査を行っていた。ということで、ボンドはその探偵と会うことになる。

場所はエッフェル塔の中にあるショーが行われているレストランである。探偵は、ここでの支払いはボンド持ちということで、上機嫌であって、これまでに調べたことを少しずつボンドに語る。ボンドはゾリンのことも尋ねて、情報を得ようとする。

そんな中、蝶の舞いのショーの演出である黒子が釣竿で蝶を舞わせていたが、その黒子が他の黒子に襲われて、釣竿の蝶がすり替わる。そして探偵の側を舞うと、突然、蝶が探偵の顔に突き刺さった。蝶には釣り針が仕込まれていて、探偵はその場で死んでしまい、ボンドは情報を最後まで得ることが出来なかった。

一方、すり替わった黒子は直ぐに逃げていく。ボンドはそれを見て、直ぐに黒子の後を追う。黒子はエッフェル塔を上の方に向かって階段を上って逃げて行く。ボンドもそれを追って階段を上っていき、発砲するが、当たらない。黒子は探偵の殺害に使った釣竿をボンドに投げつけ、その間に更に上へと逃げて行く。ボンドは更に追うが、黒子は階段から離れて、エッフェル塔の鉄骨へと向かって行き、そして地上に向かってダイブした。途中で、黒子はパラシュートを開きいた。すかさずボンドは、下に向かうエレベーターの屋根に飛び降りて、地上に向かう。そして地上に着くと、側にいたタクシーに、パラシュートを応用に言う。しかし、運転手は休憩中と言うことで乗車拒否をした。すかさずボンドは、運転手を車から引きずり下ろして突き飛ばすと、タクシーを奪ってパラシュートを追った。

パラシュートはセーヌ川の方に向かって降りていく。ボンドは一方通行をも無視してセーヌ川の方に向かうが、途中で車がボロボロになっていく。(まずは窓から上の部分がはぎ取られ、続いて後部がもぎ取られる。四輪のタクシーであるが、前2つの車輪と運転席と助手席だけとなって走って行く。)

パラシュートはセーヌ川を進む船の屋根に降りたと言うことで、ボンドは箸からその船に飛び降りる。(屋根を突き破って、船内で行われていた結婚式のウエディングケーキを潰してしまった。)そして黒子を追おうとするが、コックたちに取り押さえられてしまう。黒子は船の中から甲板に出て、船についていたモーターボート(これにゾリンが乗っていた。)に乗り移ると、ボンドを嘲笑うかのように逃げていった。コックたちに取り押さえられたボンドは、それ以上は何も出来ず、探偵を殺害した黒子を逃がしてしまった。

この後、パリ警察に突き出されたボンドは、Mによって高い保釈金を払って釈放され、Mからお小言を言われていた。また、逃げられてしまった黒子というのはメイデイのことでした。

共通点は、塔がその土地を代表するタワー(東京タワー/エッフェル塔)であったということ主人公である銭形/ボンドは塔では敵(犯人)に弄ばれただけだったということである。(「ケータイ刑事」ではVX7は無く、メッセージの入ったマトリョーシカが出てきただけ、「007」は追いかけっこの末、ダイブされて逃げられてしまった。)

また、「ケータイ刑事」の取り上げた物語では、実は宮本は伊倉に利用されて殺されていることから、この物語での真の犯人(黒幕と言っても良い)は伊倉である。また「007」の黒幕はゾリンであって探偵を殺したメイデイはゾリンの配下の殺し屋である。ということから、塔を舞台にした所での犯人(宮本/メイデイ)というのは物語に於いては悪のボスキャラという存在ではないということも共通している。

相違点は、「ケータイ刑事」では塔に犯人は姿を現さず、主人公・銭形は振り回されてはいるが、逃げられてはいないが、「007」ではボンドと追いかけっこをして逃げられている。また、「ケータイ刑事」では一般市民を巻き込むことは一切なかったが、「007」では一般市民(少なくとも探偵はメイデイに殺されているので被害者であり、それ以外にもボンドによって、タクシーの運ちゃんと船の新婚カップルは被害を受けている。)を巻き込んでいるという所も相違点である。

次回は週一で記しているこの連載の13クール目の最後(満3年3ヶ月続いていることになる。ちなみに、「ケータイ刑事」の放送回数と比べると、「・2nd.」の終わりまでの回数と並びます。)ということで、「ケータイ刑事」からは劇場版を取り上げる予定です。テーマは何になるのかはお楽しみに。

 

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