ケータイ刑事銭形雷13話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形雷・裏ネタ編」は第13話の「雷が凶器? ~森田正光殺人事件/えっ!?この人が犯人? ~晴れときどき殺人事件」に突入です。前回と同じ映像を使い、活弁で内容を変えた物語である。また、A面は前回(12話)のA面と基本的に同じ内容でした。今回はサブタイトルにある言葉から「犯人」について、そしてA面の物語で雷ちゃんがこれまでも活弁で喋っていたことから「効果音」について、岡野さんの台詞で出てきた言葉である「台本」について、そして活弁ではこれがポイントでもあるということで「台詞」について記します。尚、「犯人」については「泪・23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものを、「台本」については「泪・4話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/3/27付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「犯人」:犯罪を行った人のこと、犯罪者のこと、法で禁じられた罪を犯した本人のことである。英語では「Criminal」と言うが「Culprit」「Suspect」「Offender」と言う言い方もある。但し、「Culprit」は犯罪にはならないような単なる悪戯程度の悪いことをした人と言うニュアンスで使われ、「Suspect」は有罪が確定していない段階の犯罪者(冤罪で無実という場合もあり得る)則ち「容疑者」のことを指している。また「Offender」は犯罪とはならないが規則を破った「違反者」というニュアンスがある。(例えば、「窓ガラスを割った犯人」「植木鉢を壊した犯人」「お菓子をこっそりと食べた犯人」など、日常生活に於いて、犯罪とは言わないが悪いことをした当人のことを指して言う。)
この言い方は、犯罪を行った人が誰なのかを特定できない段階であっても、また特定された場合であっても、罪を犯した本人のことを指して言う。よって、犯人が特定されない間に「犯人は誰だ?」と言う言い方も、犯人が特定されて「犯人はAだ」という言い方もある。また、逮捕された時点であれば冤罪ということもあり得るし、実際に冤罪だった場合(無罪と確定した場合)では、実際に罪を犯した犯人のことを「真犯人」と言う。(通常時でも「真犯人」と言う場合もある。)
尚、犯した罪が明らかな場合は、「犯人」と言う場合もあるが、「殺人犯人(殺人犯)」「強盗犯人(強盗犯)」「窃盗犯人(窃盗犯)」「誘拐犯人(誘拐犯)」…、と言うように、実際に犯した罪名を付けて言うこともある。(但し、現代の法治国家に於いては、罪を犯して逮捕された時点ででは、あくまでも「容疑者」である。)
また、「舞・10話」で語られているが、警察隠語では「ホシ」と言う。しは言っても、この言い方は数多くの刑事ドラマでも一般的に使われているため、警察隠語ではなくて一般的な隠語として広く知られている。(もはや警察隠語とは言い難い状況で、「犯人」の別の呼び方と言っても良いですね。)
「効果音」:舞台、映画、ドラマ、ゲームなどに於いて、その場の背景的効果を与える音響のことである。自然音を使う場合と、自然音を再生する時に特別な加工をして作られた擬音、更にはシンセサイザーなどで作られた音などがある。
英語では「Sound Effect」と言うが、その省略形である「S.E.」と呼ばれることが多い。また、ドイツ語では「Soundeffekt」、フランス語では単に「Effet 」と、スペイン語では「Efecto de sonido」、オランダ語では「Geluidseffect」と言う。但し、現在では英語の省略形である「S.E.」と言う言い方が世界で通じるようになっている。
有名な効果音としては、馬の蹄の音はお椀を使って作るとか、波の音は豆を使うとかFM放送のホワイトノイズを加工するとかが知られている。
「ケータイ刑事」では「零・1st.12話」で、実際に零ちゃんたちが自ら効果音を作っているラジオ・ドラマの物語があるが、それを見るだけでも様々な効果音の作り方を学ぶことか出来る。
ちなみに、怪獣の鳴き声は、動物の鳴き声を低速再生したものや、逆再生して作られたものがある。ある意味では自由な発想で音を作り出している。アイデアと耳に聞こえる音とのイメージで作り出されるため、以前は職人魂を感じる所でもあった。
尚、現在では著作権フリーの効果音集という素材集が出回っていて、それを利用するというのが多く、これを利用すれば素人でも特に問題になることなく効果音を利用できる。
「台本」:演劇、映画、テレビ番組、催し物などの事象の進行を実時間順に記したもののことである。これに従って進めていくことで、演劇、映画、テレビ番組では数多くの人が出演していても1つの完成した作品として仕上がり、催し物では統制が取れたものとなる。
但し、演劇で使用される「台本」は「戯曲」または「脚本」と呼ぶことが多く、映画やテレビドラマで使用される「台本」は「脚本」または「シナリオ」と呼ぶことが一般的であり、催し物やテレビのバラエティで使用される「台本」は「進行台本」と呼ばれるのが普通である。普通に「台本」と言うと、事象の進行を実時間順に記した冊子のことを指すのが一般的であって、その総称というのが「台本」と言うのが普通である。
ちなみに、「戯曲」と言うとシェイクスピアの戯曲などが有名であるが、これは俳優たちが芝居のために使うだけでなく、文学作品として一般の読者も読むことを前提として書かれたものである。一方、「脚本」や「台本」は、演劇に於いて出演者やスタッフなどの作品製作に関係している人が利用するものであって、一般的にはこれ自体は表には出ないものということになっている。(終了後、使用した台本がオークションに出品されたりすることはありますが...)
英語では、「Script」または「Scenario」と言うが、日本では「脚本」と呼ばれるものは「Script」と言うのが一般的であって、「Scenario」と言うと「筋書き」という意味が強くなる。また、演劇の中でもオペラで使用される台本は「Book」または「Libretto」と言う。
「台詞」:「科白」と表記する場合もある。(「台詞」と共に「せりふ」と読む。但し、元々はどちらも当て字であって、「台詞」は「だいし」、「科白」は「かはく」よ呼ばれていた。(意味は同じである。))
芝居に於いて、登場人物が劇中で語る言葉のことである。また、小説では括弧付きで記され、漫画では吹き出しの中に記されることになる。または、芝居での台詞は予め決まっていることであるため、そこから転じて、日常生活に於いて語られる決まり文句や儀礼的な口上、言葉のことを言うようにもなった。
また、古語ではそれ以外の意味もあって、「苦情を言うこと」、「支払いをすること」という意味があった。(現在ではこの意味は殆ど使われなくなっている。)
英語では「Dialogue」と言うが、これは対話形式の台詞のことを指し、独白のような長台詞のことを「Monologue」と言う。また、「Part」「Line」「Speech」という単語にも「台詞」と言う意味がある。
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