IAN MATTHEWS『STEALIN' HOME』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1978年に発表されたアルバムである。1967年にデビューして、現在も現役シンガーとして精力的に活動を続けている彼であるが、本アルバムは長いキャリアの中でもアメリカで最大のシングル・ヒットになった曲(『Shake It』)が収録されているアルバムである。ということで、彼の代表的なアルバムの1つでもある。(但し、アルバム自体の方はそれなりのヒットの範疇であった。)
収録曲は以下の全11曲である。『Gimme An Inch Girl』『Don't Hang Up Your Dancing Shoes』『King Of The Knight』『Man In The Station』『Let There Be Blues』『Carefully Taught』『Stealin' Home』『Shake It』『Yank & Mary / Smile』『Slip Away』『Sail My Soul』。
シングル・ヒットを記録したのは2曲で、彼の最大のシングル・ヒットとなったのは『Shake It』であって、Billboardのアルバム・チャートで最高位13位を記録し、1979年の年間シングル・チャートでも73位にランクインしている。また、『Gimme An Inch Girl』もBillboardのシングル・チャートで最高位67位を記録している。(この順位では年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)
お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Shake It』と『Gimme An Inch Girl』、そして彼の書いた曲であってアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Stealin' Home』と彼の作品の『Let There Be Blues』、ヒット曲『Shake It』と同様にTERENCE BOYLANの作品である『Don't Hang Up Your Dancing Shoes』をピックアップしておく。
フォーク系シンガーソングライターとしてのキャリアは長いが、ヒット曲には殆ど円の無かった彼であるが、遂に第日宇曲と言うことの出来るヒット曲を産むことになったアルバムであるが、スタイルとしてはこれまでのアルバムと特に変わっていることはない。また、シングル・ヒットを記録した2曲はいずれもがTERENCE BOYLANの作品であるという所が彼としては辛いところであって、楽曲に恵まれただけという陰口も囁かれている所もある。が、10念を超すキャリアによって託せ期された味のある所を出していて、「苦節10年」という言葉が不思議と似合うところでもある。
内容としては派手な所は無く、オーソドックスなものであるが、じっくりと聴き込むと言うことでは悪くないアルバムである。ボーカルがお好きな方は聴いてみるのが宜しいかと...(ただ、日本ではこのジャンルは人気がなく、メジャーな存在になると言うことは難しいでしょうが...)
↓1979年の次作との「2 in 1(1枚もの)」がリリースされているが、これはお買い得ですね。
Stealin' Home/ Siamese Friends
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Beat Goes On
- 発売日: 2005/05/30
- メディア: CD
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