JACKSON BROWNE『JACKSON BROWNE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年に発表された彼のデビュー・アルバムである'60'sの終わりの頃から、彼は既にソングライターとして活躍をしていて、ヒット局が生まれていたため、既にある程度の知名度があったが、待望のデビュー・アルバムということになった。当然のことながら、全ての曲が彼自身によって作られた曲である。尚、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位53位を記録している。(後の彼のポジションを考えると、意外と伸びなかったと言うことになりますが...)
収録曲は以下の全10曲である。『Jamaica Say You Will』『A Child In These Hills』『Song For Adam』『Doctor My Eyes』『From Silver Lake』『Something Fine』『Under The Falling Sky』『Looking Into You』『Rock Me On The Water』『My Opening Farewell』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。彼のデビュー・シングルでもある『Doctor My Eyes』はBillboardで最高位8位を記録するスマッシュ・ヒットとなって、1972年の年間シングル・チャートでも92位にランクインしている。続く2nd.シングルの『Rock Me On The Water』はBillboardで最高位48位を記録している。
お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Doctor My Eyes』と『Rock Me On The Water』、そして『Jamaica Say You Will』『Song For Adam』『Looking Into You』という所をピックアップしておく。
サウンドは、アコギを中心としたものであるため、とてもシンプルなものてある。そのため、派手な所がなく、じっくりと聴くことが出来る。参加しているミュージシャンも大物がいるが、派手な方に走らずにじっくりと作り上げたアルバムであるというのも好感の持てるところである。
地味なアルバムであるものの、彼の内省的なところがじっくりとでているため、こういうアルバムのほうが彼自身を知るには良いでしょうね。ということで、シンガーとしての彼の原点であって、'70'sの彼のサウンドの方向性は本アルバムにあるだけに、'70'sサウンドを聴く上では外すことの出来ないアルバムの一つである。(ただ、派手さを求めるという人には退屈でしょうけど...)
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