水越けいこ『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2004年にリリースされた彼女のベスト盤である。「ゴールデン☆ベスト」シリーズでリリースされているものは、内容的に充実したものと、名前だけであって内容が伴っていないゴミのようなベスト・アルバムの両者があるのだが、本ベスト盤は内容的にも豊かなベスト・アルバムである。'70'sからの長いキャリアがある彼女であるだけに、シングル曲('70'sから'90'sに発表したシングル)が中心になっているのはごく当たり前の選曲であるのだが、(当たりである)「ゴールデン☆ベスト」シリーズの中の1つとすれば、妥当な選曲である。
収録曲は以下の全18曲である。『しあわせをありがとう』『東京が好き』『めぐり逢いすれ違い』『Too far away』『ほほにキスして』『TOUCH ME In The Memory』『哀しくて』『あ・な・た・に』『グッバイ・ダイアリー』『Single Girl』『歌って死ねるなら』『今夜だけ踊らせて』『街』『ワインナイト』『振り向いてほゝえんだら』『飛べるかもしれない』『"TOO YOUNG" ワンスモア』『再会の街で』。
お薦め曲ということでは、あの曲やこの曲を色々と取り上げたいと頃であるが、粒ぞろいの秀曲が集まっているため、何だかんだで「全部」ということになってしまうのが目に見えているため、ピックアップするのは止めることにするが、突出した曲が無いものの、いずれの曲も味のある曲ばかりである、と記しておくことにする。
特大ヒットとなるような曲は無いのだが、粒ぞろいの秀作が集まったアルバムとなっているため、聴き応えのあるベスト・アルバムになっている。ポップで明るく楽しい曲から、ノスタルジックな雰囲気をもつじっくりと聴かせる曲やバラードまで、ジャンルが広いが、それだけ色んな彼女の姿を聴くことが出来る構成になっているのもベスト盤ならではというところである。ということで、手元に置いておくのも悪くないベスト・アルバムである。
- アーティスト: 水越恵子,伊藤薫,大津あきら,多夢星人,岩里祐穂,来生えつこ,大村雅朗,佐藤準,藤田大士,萩田光雄,松浦義和
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2004/02/25
- メディア: CD
コメント 0