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PINK FLOYD『A SAUCERFUL OF SECRETS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1968年に発表された彼らの2nd.アルバムである。邦題は「神秘」と付けられているアルバムである。FLOYDは4人編成であるのだが、本アルバムではD・ギルモアが加入していること、更にS・バレットも活動を続けていたため、5人編成という形が実現している唯一のアルバムである。(本作の後でS・バレットは正式に脱退している。)また、初期のFLOYDのアルバムとしては、最もチャートの動きが鈍かったアルバムでもある。と言っても、イギリスで最高位9位、フランスで最高位10位を記録している。(アメリカではチャートインせず。)

収録曲は以下の全7曲である。『Let There Be More Light』『Remember A Day』『Set The Controls For The Heart Of The Sun』『Corporal Clegg』『A Saucerful Of Secrets』『See-Saw』『Jugband Blues』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルは『Let There Be More Light』、2nd.シングルは『Jugband Blues』であるが、いずれもが英米ではチャートインを記録していない。(チャートインしたのは『Jugband Blues』がノルウェーで最高位12位を記録しただけである。)と言っても、彼らはシングル志向では無いので、シングル曲がヒットし無かったと言っても全く気にする必要は無いというのは言うまでも無い。

お薦め曲はS・バレットがリード・ボーカルを務めている『Jugband Blues』と、12分弱という超大作であるアルバム・タイトル・ナンバーでもある『A Saucerful Of Secrets』、R・ライトがリード・ボーカルの『Remember A Day』をピックアップしておく。(が、やはりFLOYDのアルバムは全曲をじっくりと聴くべきなので、「お薦め曲は全部」と言ってもいいのですがね...)

セールスやチャート成績では、確かに彼らのアルバムとしては今一つであったが、本アルバムにはそういうものでは計ることが出来ない要素が詰まっているため、アルバムの内容、クオリティー、価値と、セールス、チャート成績とが比例関係にならないと言うことを如実に表しているアルバムの一つ(いや、その代表的なアルバムと言っていいでしょう。)ということになる。

FLOYDを聴く場合、やはり、外すことの出来ないアルバムである。尚、プログレがお好きでないという方は、本アルバムには接近しない方が宜しいかと...

 

Saucerful of Secrets

Saucerful of Secrets

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1987/07/07
  • メディア: CD

神秘

神秘

  • アーティスト: ピンク・フロイド
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/06
  • メディア: CD
神秘 (紙ジャケット仕様)

神秘 (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/05/30
  • メディア: CD

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