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「THE YOUNG AMERICANS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1993年のイギリス映画「プレイデッド」である。往年のフィルム・ノワールを意識した作りとなっている作品である。

作品データを記しておくと、時間は104分、監督はダニー・キャノン、脚本は: ダニー・キャノンとデヴィッド・ヒルトンの2人、撮影はヴァーノン・レイトン、音楽はデヴィッド・アーノルド、主題歌はビョークである。そして出演は、ハーヴェイ・カイテル、ヴィゴ・モーテンセン、イアン・グレン、キース・アレン、クレイグ・ケリー、サンディ・ニュートン、ジョン・ウッド、テレンス・リグビー、たちである。

麻薬に絡んだ殺人事件が続発したことで、ロンドン市警はニューヨーク市警麻薬捜査課の刑事・ジョン・ハリスを呼び寄せた。表向きはアドバイザーとして招いたのだが、実はヨーロッパに潜伏したと思われる宿敵・麻薬王のフレイザーを逮捕するという任務もあった。捜査を開始したジョンは、エリート捜査官のフォスターと組み、ソーホーのディスコ周辺に探りを入れ、かつては暗黒街の顔役であったが、今では引退同然のキャローと接触する。そんな時、ジョンの目の前で2人の警官が火炎瓶を投げつけられて焼き殺されるという事件が起こった。犯人の顔を目撃したジョンは、ディスコのバーテンとして働いているクリスという若者に協力を求め、犯人は「ヤング・アメリカンズ」という少年ギャング団のメンバーだと証言した。フレイザーは未成年の少年たちを言葉巧みに煽って殺し屋に仕立てていたのだった。少年たちが逮捕されるが、証拠不十分で釈放されると、死体となって発見された。更に、麻薬取引の証拠を知る父が殺されたことで、クリスはジョンに捜査協力を申し出た。で、囮捜査を行って仲間を逮捕し、フレイザーを挙げようとしたが、囮捜査で逮捕した男が釈放され、クリスが襲われた。そしてクリスの恋人のレイチェルを人質にしたフレイザーだったが、キャローが現れてレイチェルを助け、遂にフレイザーを逮捕した。

フィルム・ノワールを意識した雰囲気が独特の世界観を生み出していて、それにビョークの主題歌が見事に溶けている。D・キャノン監督は当時25歳であったが、そのセンスの良さが出ている。ただ、彼は2000年以後はTVドラマの方を中心に活動をしている(人気シリーズの「CSI:科学捜査班」に関係している。)が、今になってみるとTVシリーズがヒットするのも納得出来る片鱗を感じる所がある。

本作はかつてはLDでリリースされていたがDVD化されていない作品であるが、チャンスがあれば見ておきたい作品である。

 

↓ビデオです。

プレイデッド〈字幕版・ワイド〉 [VHS]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: VHS

プレイデッド(日本語吹替版) [VHS]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
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Young Americans [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Live / Artisan
  • メディア: VHS

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