スターウォーズ・クローンウォーズ(3rd.)#3+#4 [アニメ]
第3話と第4話はそれぞれ独立した物語である。それぞれの物語で舞台が広い範囲に及んでいると言うことを改めて感じさせた物語でもありました。
第3話は、惑星ライロスでの物語であって、またオーガナ議員とジャージャーの物語。特にジャージャーのキャラを上手く利用した物語でもあった。同時に、戦争激化でジェダイにも犠牲者が出ているということも描いた物語ということで、色と奥の深い物語でした。
ライロスが分離主義勢力の艦隊に封鎖され、マスター・ダーイが率いるクローン兵たちと、チャム・シンドゥーラが率いるトワイレックとの連同軍が戦っていたが、武器と食料が底を尽こうとしていて、全滅しかねない状況になっていた。当然、補給の依頼が入るが、共和国も人手が足りない。で、オーガナ議員に物資を届けて貰うという依頼をして、オーガナ議員が外交ということでカトゥーンコ大王の元に向かい、協力を求める。が、そこには通商連合も来ていて、大王はその対応をどうするかという決断に迫られていた。元々中立という立場を取っていたことから、協力すれば共和国側に付くことになるが、人道支援という意味では無視することは出来ない。で、大王の判断は?ということが描かれていく。
ジャージャーのお笑い担当というキャラが、大王と重臣たち、更に通商連合代表たちとの食事の席で、救援物資を届ける貨物船の出発を、通商連合に気づかれないようにするために芸を披露するという所で、存在感を見せたジャージャーでした。
結局、大王は中立と言うことで表向きは断ったが、救援物資を届けることを認めたということで、中立という立場の見直しを口にしていた。
一方、ライロスに救援物資は届いたが、トワイレックたちが脱出出来るように計らったが、クローン兵は壊滅、マスター・ダーイも戦死した。
何でもかんでもが成功してしまうと、物語に重みが書けてしまうだけに、ジェダイの戦死が描かれていた所がポイントでもありました。
第4話も、設定としては第3話に近い所(「惑星封鎖」「通商連合絡み」など)があるが、物語としては完全な別物である。また、アソーカの活躍する物語でもあるが、パドメが言った「とんでもない先生と生徒だわ」という台詞によって、展開としてはいつもの通りと言うことが分かってしまいました。
こちらは惑星パントラの物語で、通商連合による経済封鎖で困ってしまい、元老院に調停を求めるために、チューチー議員をコルサントに派遣した。しかし、書記長パパノイダの2人の娘が誘拐されてしまう。するとドゥーク伯爵から援助の申し出があり、分離主義勢力が絡んでいることが明かとなる。しかし確証はないため、表だってジェダイは動けない。ということでチューチー議員と友達というアソーカが個人的に助けるということでアナキンは決断した。
後は、アソーカが中心になって、パパノイダの娘たちの救出作戦が展開され、チューチー議員が議員らしい駆け引きを見せて、通商連合と取引をして丸く収めて、めでたしめでたしという物語でした。
誘拐された娘の救出作戦はそれなりに面白く、グリードが誘拐に絡んでいるなど、物語が奥深く設計されているのだが、アソーカが解決する西手は今一つ物足りなさを感じる展開でもありました。が、これは以前のアソーカとは違って成長していて、一人前に近づいていると解釈出来るところでもあって、キャラの成長は良いのだが、ちょっと寂しさも感じた物語でもありました。
尚、通商連合とチューチー議員との取引で丸く収めるというのは、余りにも政治色が強い解決であるが、議会の根回し、裏取引というイメージに繋がることで、物語としては今一つ面白くない結びでもあって、今一つでした。
↓3rd.は10月にリリースです。
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