ケータイ刑事銭形海1話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第1話「マーメイド刑事登場 ~素もぐりクイーン殺人事件」の裏ネタ編の増補作業の5回目となる今回は、この事件のトリックに関する事柄から、「銃声」について、そしてこれが使われたことから「灯台」について、「サイレン」について、「ダミー」について記します。尚、「銃声」は「零・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 8」で、「サイレン」は「雷・26話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/6付です。
「銃声」:銃を発射した際に生じる音のことである。「発射音」「発砲音」と言うこともある。尚、大砲の場合は「銃声」と言う場合もあるのだが、「砲声」と言うのが一般的である。よって、「銃声」はピストルなどの銃の発射音に限られるのが一般的である。
銃は、火薬を爆発させて、その時に生じる力で弾丸を発射するものである。そのため、発射する際には爆発を伴うため、必ず音がする。(サイレンサー(消音器)と呼ばれるものを取り付けると、大きな音は生じなくなるが、それでも何らかの音(=銃声)を生じることになる。)
尚、銃声は銃の種類によっても異なるが、音の大きさは大きく、会話が不能とされる120dBよりも大きい音がする。(電車のガード下や地下鉄車内などが100dB、会話困難とされる人通りの多い道路沿いが80dBであることを考えると、スカに大きい音であるかが分かる。)但し、銃声は(機関銃のように連射するものを除くと)長時間継続する音ではなく、瞬間的な音ということになる。120~130dBを越える音を連続して聴くと、耳が痛くなると感じることがあるが、銃声は瞬間的な大音量の音であるため、一発だけであれば耳が痛くなるということは少ない。しかし、何発も撃つ場合(例えば、射撃訓練場での練習時など)は大きな音から耳を保護する目的で、耳栓を装着するのが一般的である。
尚、銃声はそれが空砲であっても発生する。それは、空砲でも火薬を爆発させると言うことが行われるためである。(弾を飛ばさない、という違いだけとなる。)それを応用したのが陸上競技や水泳競技でスタートの合図に使用されるスターターピストルである。それらの音も「銃声」に含まれることになる。(ただ、スターターピストルは競技会では、記録を測定するために計時器と連動するようになっており、ピストル単体というものではなく、システムに組み込まれた一パーツということになる。(学校や町内の運動会で使用されるスターターピストルは単体ですが...))
英語では「Shot」または「Gunshot」、ドイツ語では「Schuß」、フランス語では「Coup」、イタリア語では「Colpo」、スペイン語では「Tiro」、ポルトガル語では「Tiro」、中国語では「槍聲」と言う。
「灯台」:航路標識の一つで、海を航行する船舶が目印にすることが出来るように、目に尽きやすい形状した塔状の建築物である。また、夜間は灯光を出すことで、船舶に陸地の位置を教える目印に利用されている。
設置されている場所は、岬の先端や小島の高い土地などが一般的であって、また、港湾内にも堤防の突端などの分かりやすい場所に建造される。
歴史は古く、記録に残っているものとしては、紀元前7世紀に、エジプト・ナイル河口の寺院の塔上で火を焚いたこと、が最初の灯台とされている。また、紀元前3世紀のエジプト・アレキサンドリアに建造された「アレクサンドリアの大灯台」(「アレクサンドリアのファロス」または「ファロス島の大灯台」と呼ばれていることもある。)は世界の七不思議の一つにも入れられている灯台として知られている。(当時、高さ134mという高層建築物であったとされている。)
日本でも9世紀の前半に、九州各地で遣唐使船のための目印とするため、篝火を焚かせたととう記録があって、これが日本の最初の灯台とされている。
また、油を灯し、それを光源とする室内照明器具のことも「灯台」と言うこともある。(「灯明台」または「灯檠(とうけい)」と呼ぶのが一般的ですが...)
英語では「Lighthouse」、ドイツ語では「Leuchtturm」、フランス語では「Phare」、イタリア語、スペイン語では「Faro」(但し、発音は異なる。)、ポルトガル語では「Farol」、中国語では「燈塔」と言う。
「サイレン」:大きい音を発する装置のことである。但し、火薬などを爆発させて音を発するというものではなく、空気を特別な構造物に送り込み、音を発声させるものである。「警笛」または「警報」と言う場合もある。一時期は、音の振動数の策定装置に利用されていたが、現在ではこの用途では使用されていない。
サイレンを使って発せられる音は、他人に注意を与えるために使われるものであって、空襲警報を知らせるのに使用されたり、救急車、パトカー、消防車などの緊急車両に設置されている。それ以外では、甲子園の高校野球の試合開始/終了時などに鳴らされるものとして知られている。
仕組みは簡単なものであり、円周上に等間隔に小孔を開けた2枚の円盤を重ね合わせ、そのうちの1枚の円盤を回転させ、そこに空気を送ることによって音が出るというものである。(2枚の円盤にある孔が重なった時だけ空気が噴出することになり、その空気圧によって音が出る。)→そのため、サイレンというと手回しハンドルが付いているのが基本である。(当然、現在では手回しではなく、他に動力を持っているものも色々とありますが...)尚、発声する音の周波数は、円盤の孔の数と円盤の回転数の積に比例する。
サイレンの歴史は意外と新しく、フランスのカニャール・ド・ラ・トゥールが1819年に発明したものである。以後、多少の改良が行われているが、原理的なものは変わっていない。
また、「サイレン」の語源は、ギリシャ神話に登場する半人半鳥(上半身が女性、下半身が鳥という姿をしている。)の海の怪物(魔女)のセイレーン(Seiren、日本語表記では「サイアレン」「サイレン」と記される場合もあり、また「セイレーネス」と呼ばれることもある。)である。セイレーンは船の航路上にある岩礁から美声で船人を誘惑し、その船を難破させて死に至らせる怪物として知られている。
英語では「Siren」、ドイツ語では「Sirene」、フランス語では「Sirène」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Sirena」(但し、発音は異なる)、中国語では「警笛」と言う。
「ダミー」:実物のように見せかけたもののことを指す。「身替わり」「替え玉」「見本」などという言い方もある。また、映画やテレビの撮影のトリック撮影に使用する替え玉人形のこと、衣服売り場の店頭に飾るマネキン人形、腹話術で使用する人形などの各種人形のことを指す場合もある。
それ以外では、同一の会社が便宜上別名にしている会社のこと、外観は監視カメラであるが、中身が無くて実際は撮影することの出来ない監視カメラ(監視カメラが設置されていると思わせることで、犯罪抑止効果がある。但し、それが撮影できないものと認識されれば、無用の長物になってしまいますが...)のこと、などを指す。また、釣りで使用する疑似餌(ルアー)も、ある意味ではダミーの魚ということになる。
「ダミー」と言うと、イメージ的には悪いものというイメージがある(やはり「ダミー会社」を用いた不正行為が大々的に報道されるためですかね。また、この物語でも「ダミーの銃声」を使ったトリックを使っていたということで、悪用されたものがあるためでしょうね...)が、全ての「ダミー」が悪いものではなく、有用なダミーもある。それだけに、有用なものはしっかりと利用しましょう。
英語では「Dummy」、ドイツ語では「Attrappe」、フランス語では「Sot」、イタリア語では「Menabò」、スペイン語では「Mudo」、ポルトガル語では「Bobo」、中国語では「假的」と言う。
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