ケータイ刑事銭形零22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第22話(2nd.9話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」の9回目の増補となる今回は、この物語の場所がここだったと言うことから「桶狭間」について、五代さんが進言した「奇襲」について、他の者が進言した「和議」について、そして「密使」について、光秀のこれが零ちゃんたちを連れに来たことから「従者」について、そしてその時にこれを持っていたことから「槍」について記します。尚、「桶狭間」は「零・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/24付です。)
「桶狭間」:現在の地名で言うと、愛知県豊明市栄町付近となる。名鉄・中京競馬場前駅に近い所である。1560年に織田信長が今川義元を討ち取った古戦場ということで知られている。桶狭間古戦場伝説地という所がある。(最寄り駅は名鉄・中京競馬場前駅。中京競馬場とは、名鉄を挟んで反対側になる。)丘陵地帯であり、乏水性の土地であり、現在では愛知用水で灌漑されている。また、この辺りは現在は名古屋へのベッドタウンとなっていて、住宅地でもある。
「桶狭間の戦い」は、織田信長が今川義元を討った戦いとして知られているが、10倍以上の兵力の今川軍に対して信長が奇襲して、義元を討ったとされている。また、この戦いによって織田信長の名前が広く知られるようになり、信長の天下統一に向けて勢力を拡大していくことになった。
「奇襲」:敵の隙を狙って、不意に襲撃すること、奇策をもって敵を襲撃することを言う。不意打ちの一つでもある。
この戦法は、敵を混乱させて、その混乱を利用して士気を落とし、反撃をさせないようにして、一気に敵を倒すという戦法である。ただ、この戦法は戦術としては卑怯なもの、不名誉なものと認識されているものでもある。
日本では、1560年の「桶狭間の戦い」が有名であるが、他には紀元前219年のカルタゴのハンニバル・バルカによる第二次ポエニ戦争の開始、1939年のナチス・ドイツとソ連のポーランド侵攻、1941年の日本軍による真珠湾攻撃などが知られている。
英語では「Surprise Attack」、ドイツ語では「Überraschungsangriff」、フランス語では「Attaque de la Surprise」、イタリア語では「Attacco di Sorpresa」、スペイン語では「Ataque de la Sorpresa」、ポルトガル語では「Ataque de Surpresa」、中国語では「奇襲」と言う。
「和議」:和睦のための評議、会議のこと、または和やかに評議をすること、仲直りのための相談のことを言う。しかし、現代では全く別の意味で使われていて、債権者が債務を完済できない状態になった場合、破産の予防を図るための制度、およびその手続きのことを言う。(法律で「和議法」と云うものがかつて存在していた。(1922年(大正11年)に制定され、2000年に廃止された。)→現在は「民事再生法」が施行されていて、そちらが内容的に引き継いでいる。)
この物語での「和議」は、戦国時代のものであるため、和睦のためのものである。当時、織田氏は弱小勢力と見なされており、同時にこの時の今川軍の兵力の方がはるかに大きかったため、戦力を考えると和議を考えようというのは順当な判断といえる。
英語では「Peace Conference」、ドイツ語では「Friedenskonferenz」、フランス語では「Conférence de la Paix」、イタリア語では「Conferenza di Pace」、スペイン語では「La Conferencia de Paz」、ポルトガル語では「Conferência de Paz」、中国語では「和議」と言う。
「密使」:内々につかわす使者のこと、または秘密の命令を受けて動いている使者のことを言う。(「秘密の使者」ということになる。)表向きにつかわす使者ではなく、秘密裏に行動するため、味方であっても密使であると言うことを師にないというのは当たり前のように起こることである。
また、密使は使者であるため、何らかの命令を受け、その使いとして行動しているが、時にはスパイ、隠密のようなことを行う場合もある。
英語では「Secret Messenger」、ドイツ語では「Geheimer Bote」、フランス語では「Messager Secret」、イタリア語では「Messaggero Segreto」、スペイン語では「Mensajero Confidencial」、ポルトガル語では「Mensageiro Secreto」、中国語では「密使」と言う。
「従者」:主人の供をする者のこと、お供の人のことである。「付き添い人」または「随行員」と言うこともある。
主人のお供をする人ということでは、水戸黄門の助さん、格さんは「従者」の代表的な存在となっていて、誰でも知っている人物であると言って良い。また、王侯貴族であれば大人数のお供を連れていくことがあるが、大人数であってもお供であれば「従者」ということになる。但し、主人のボディガード(シークレットサービス)であれば、「従者」とは言わない。(あくまでもボディガード、または護衛者ということになる。)
英語では「Attendant」、ドイツ語では「Aufseher」、フランス語では「Serviteur」、イタリア語では「Compagno」、スペイン語では「Sirviente」、ポルトガル語では「Criado」、中国語では「隨從人員」と言う。
「槍」:「鎗」または「鑓」という表記もある。武器、武具の一つであって、木製の長柄の尖端部に、刃を付けた穂を取り付けたものである。両手で持って、相手を突き刺して使う武器である。また、狩猟の際にも獲物にトドメを刺す場合などにも使われる狩猟具でもある。また、投げて使用するものもあるが、それは「投げ槍」と言って「槍」の一つであるが「槍」とは区別される。
武器としては非常に古いものであって、有史以前から使用されていたとされている。特に狩猟の際に使用していたことが確認されている。その後、古代国家では戦闘時の武器として使用され、接近戦では主な武器として使用されることになる。やがて、剣が登場するが、長さのある槍も武器として平行して使用され続ける。槍の使用が減ってくるのは、銃の登場によって接近戦が減るようになってきてからである。また、銃剣が登場したことで、武器としては槍、及び銃として両方の使用が出来る銃剣にその座を奪われることになった。
しかし、日本ではすこし事情が異なっていて、古墳時代には矛が使われていたことが確認されているものの、「槍」という形では使われなかった。平安時代末期には、「長刀(薙刀)」の方が武器として使用されることになった。槍は鎌倉時代の末期になってから武器として使われるようになり、室町時代には主な武器の一つとして使用された。そして戦国時代にも重要な武器として使用されたが、鉄砲の登場によって戦法が変化することになって、武器の主役の座から降りることになった。
英語では「Spear」、ドイツ語では「Speer」、フランス語では「Lance」、イタリア語では「Lancia」、スペイン語では「Lanza」、ポルトガル語では「Lança」、中国語では「長槍」と言う。
尚、陸上競技で「やり投げ」という競技があるが、そこで使用される物を「槍」と呼ぶが、その槍は武器ではなく、競技で使用する用具である。(といっても、投げられた槍の直撃を受けると死亡するでしょうから、危険な運動用具の一つであることに変わりは無い。→陸上競技のハンマー投げ、円盤投げ、砲丸投げなどの投擲競技(元々は武器を使った競技である。)で使用するものは現在でも大なり小なり武器となるものでありますが...)
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