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毒姫とわたし#9 [ドラマ]

前回のラストの嵐によって、今回の物語はそれに決着を付けようという展開となってしまい、スピード感がなくなり、敗色感に満ちた重い物語になっちゃいました。(これまでの物語がテンポよかっただけに、違う作品のように感じられないでもないが、全体構成を考えると、今回のような物語も必要ですし、これはこれで良かったですね。)

また、脇役になるキャラクターが、思惑を見せるようになって、ドロドロとした人間関係が部分的に表れてきて、やはり「昼ドラ」なんですね。(但し、恋愛感情の絡んだドロドロ劇ではなく、野心と思惑が絡むドロドロ劇ですが...)

美姫がきみじま文学賞の大賞受賞ということが発表されたことで、明日が発売日という所ではなくなってしまった。美姫の作品は、元々は君嶋出版に応募された作品であるだけに、どうしようもなく、既に印刷したり宣伝の段取りをしていたことから、それらの会社から賠償を求められて、小麦の会社は資金に行き詰まってしまう。

そんな中、美姫が過労で倒れ、那珂川は代議士である母・鈴木佳子に事態の収拾を頼んだ。で、佳子は手を回したが、それは君嶋出版が支払いを肩代わりし、吸収合併するということだった。また、那珂川に対しては、会社を辞めて、代議士の家系に従って母の元に秘書として戻ってくることだった。

社長は君嶋出版との合併契約書に判を押すしかなく、小麦もそれを止める手立てはなかった。

また、美姫も、君嶋出版と契約するしか道はなく、悔しさがありながらも契約書に判を押した。

小麦と美姫は、美姫の小説を出すために奔走した間のことを語り合い、最高の出来事だったと互いに感じていた。が、美姫は君嶋家に移り住むことになり、互いに悔しさがある中、美姫は小麦のマンションから出て行った。

小麦は、美姫が作家としてやっていくには最初の作品が大事ということで、美姫と一緒に仕上げた改訂稿で出版するべきと考えて、君嶋社長のもとに行く。そして、これまでの会社の仲間がクビにならないかという心配を口にする。が、君嶋社長の言葉は、小麦を除いて面倒をみるということで、上に噛みつく飼い犬はいらないということで、小麦にクビを告げた。

全ては、美姫の言葉で「(パパさん(=君嶋社長)の)掌で踊らされただけ」言葉が象徴していて、美姫も小麦もその敗北を受け入れざるを得ず、これが今回の物語を重くしていたが、描き方としては上手かったですね。

また、美姫の毒舌も、小麦の言葉も、その重さに押しつぶされそうでありながらも、そけぞれのキャラを上手く表現できていました。

また、君嶋の息子・潤に対して、美姫が怒りをぶつけたが、社長のバカ息子というキャラがはっきりとして、今後に何かをしでかしてくれそうですね。

 

毒姫とわたし (リンダブックス)

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