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毒姫とわたし#27 [ドラマ]

やっぱり、美姫が登場するのとしないのとでは、物語のメリハリ度が全く違っているということを感じた物語でした。(ラストに美姫が姿を現すと、それだけで雰囲気が一変しました。)ということで、このドラマでは、美姫の存在感が余りにも大きいと言うことが改めて分かった物語でもありました。

一応、小麦、哲也がそれぞれの道をすすんで言っていると言う所が描かれているが、前半はかったるい展開で進んで行く。また、小麦に関しては、一つの誤解から始まったことがそのまま誤解として進んで行くが、そんなことは気に留めない倉田の存在が大きいですね。一方、エリカはそれほど変わっていないのと、佳子が余りにも変わりすぎていたなど、「5年」で変わる人、変わらない人がいるというのも面白い所でした。

ただ、大きく違和感と感じたのは、5年後ということになっているのに、小麦の携帯電話(スマホ)が以前と全く同じ機種だということ。(今回、それに気づいてしまいました。)5年も経てば、その端末の耐久性もあるが、大きく進歩しているはずであるだけに、気になるところでした。(5年前の物語では普通の携帯電話を使っていたら、5年という時間の経過を感じさせたでしょうから、これは小道具のミスですね。)

相変わらず、偶然が偶然で再会するなどは「昼ドラ」らしい展開である。でも、小麦も哲也も、行動範囲が同じ所にあってということは、分かれた後でも経験しているだけに、そういう所は学習しないということと、人は変わらないと言うことですね。(と善意に解釈しておきます。)

小麦に「ママ!」と言って抱きついた少年は、嵐太郎という名前であった。そして、持っていた手紙から、その子は美姫の子供だと言うことが分かった。が、小麦から美姫へは連絡が取れなかった。で、小麦は美姫と連絡が取れるまで預かることにした。

潤は、嵐太郎が美姫の子供だと分かると、引き取りたいと言い出した。美姫と関係を持ったが、そのあとで姿を消してしまった美姫のことを今でも思っていたためでもあり、自分の子どもと思ったためだった。が、小麦は気持ちだけ受け取るとして、嵐太郎は自分で預かる。

公園で嵐太郎を遊ばせていた小麦は、そこで偶然にも哲也と再会する。嵐太郎が「ママ」と小麦のことを呼ぶことから、哲也はそれを小麦の子供と思った。また、市長選挙に出る前に結婚を勧められたこともあって、エリカとの結婚を決意した。

倉田には、嵐太郎が小麦の息子と思われていたが、倉田は過去のことは気にしないと言い、自分もバツイチということを小麦に告げた。そして、今度は仕事と家庭を両立したいと言った。

哲也は馴染みの店にエリカを呼び出し、結婚指輪を渡してプロポーズする。偶然、そこに姿を現した小麦、更には倉田もやってきた。

小麦は母から、子供を持つことの喜びを聞かされ、心が傾いていた。そして、嵐太郎に自分の子どもならないかと尋ねた。が、そんな所に美姫が姿を現した...

小麦が中心だと、物語の展開が実にのんびりしている。それだけに、今回も眠くなるような漢字で物語が進んでいったが、ラストに美姫が現れると、それだけでトップギアに入ったように勢いが付いただけに、姿を消していた5年の間の美姫については楽しみですね。(当然、父親は?というのもありますけど...)

 

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