ケータイ刑事銭形海7話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第7話「ダイエット界のカリスマ来日! ~インストラクター殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回限りとなります。で、高村さんが口にした「ダフ屋」について、被害者のベリーに関して、心臓のこれがあったと言うことから「持病」について、ベリーの生まれはここと言うことになっていたことから「ニューオーリンズ」について、本当の生まれはここだったことから「徳島」について、ここに通っていたということから「英会話学校」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/18付です。
「ダフ屋」:各種興行のチケットを転売目的で買い込み、会場近くでチケットを求める人に高値で販売する人のこと、またはその業者のことを言う。この行為は法的に違法行為とされているため、これを行う人、業者は違法行為を行っていることになる。(主に、迷惑防止条例で禁止と定められているので、都道府県によって多少の違いがあるが、条例違反で現行犯逮捕できる犯罪行為である。)尚、販売する方だけでなく、買った方も処罰されることもあり得る。
尚、「ダフ」というのはチケットを意味する「札(ふだ)」の倒語である。
尚、チケットの正規ルート以外での販売ということでは、金券ショップも同様のことを行っていることになるが、金券ショップでは正規の販売価格よりも安価で販売していて、ダフ屋とは見なされない。(ダフ屋は倍価格よりも高く売っていることが一つの条件になる。)
英語では「Ticket Tout」、ドイツ語では「Ticket Wirbt」、フランス語では「Billet Revend」、イタリア語では「Tout di Biglietto」、スペイン語では「Boleto Aclama」、ポルトガル語では「Etiquete Tout」、中国語では「票販子」と言う。
「持病」:全治しにくくて、常に、または慢性的に、長期にわたって患っている病気のことである。また、長期にわたって治らないという意味から転じて、「身についてなかなか抜けない悪い癖」のことを比喩的に「持病」という。(この場合の「持病」は疾病ではないこともある。)
尚、「宿痾(しゅくあ)」と言うこともある。
慢性的になっている病気として多いのが「腰痛」「高血圧」「高脂血症」などである。尚、「風邪」は完治しても何度もひくことがあるが、これはずっと発症している訳ではないので、「慢性的になっている」とは言えないので、持病という言い方には入らない。(子供の時から大人になっても何度も引くのが風邪ですけど...→二度と風邪を引かない、という風邪の治療薬を開発したら、直ちにノーベル賞(生理学・医学賞)を受賞できると昔から言われている。)
英語では「Chronic Disease」、ドイツ語では「Ständige Krankheit」、フランス語では「Maladie Chronique」、イタリア語では「Malattia Cronica」、スペイン語では「Enfermedad Crónica」、ポルトガル語では「Doença Crônica」、中国語では「老毛病」と言う。
「ニューオーリンズ」:英語表記は「New Orleans」。アメリカ・ルイジアナ州南東部のメキシコ湾に通じる位置にある港湾都市であって、ルイジアナ州の最大の都市である。(州都はバトンルージュである。)ルイジアナ州は、元々はフランス領だった地域であり、フランスの影響が多々ある都市でもある。(フランス領ルイジアナの時代では首府が置かれていた。)都市名の「ニューオーリンズ」というのはフランス語では「Nouvelle-Orléans」となって、「新オルレアン」である。(ルイ15世の時代の摂政・オルレアン公フィリップ2世の名前に因んでいる。)
2005年8月にハリケーン・カトリーナによって市街地の8割が水没するという甚大な被害を受けた時に人口が激減して50万人弱が半分以下になった(一時的にバトンルージュの方が人口が上回った。)が、2010年には約34万人まで戻っている。(バトンルージュを抜いて、再び州で最大の都市に戻っている。)尚、都市圏人口は約125万人である。(ハリケーン・カトリーナ以前は約135万人だった。)
経済的にはミシシッピ水運の中心都市であり、ラテンアメリカ諸国の貿易の拠点にもなっている。また、工業としては製油、造船、精糖などが盛んである。文化的には、フランスとスペインの混合文化(クレオール文化)の中心地であって、クレオール文化が育った土地である。(クレオール料理、ケイジャン料理は特に有名になっている。)そして、音楽の世界では、ジャズの発祥地として知られる都市であって、「ニューオーリンズ・ジャズ」、「ディキシーランド・ジャズ」で知られている。そういう文化的な資産があることから、都市としては観光都市としても栄えている。
尚、有名なジャズ・ミュージシャンであるルイ・アームストロングやハリー・コニック・ジュニアなどがニューオーリンズの出身であることが知られている。(この物語に登場したベリー・トランクスのモデルであるビリー・ブランクスはペンシルバニア州の出身であって関係ないため、何でニューオーリンズなんですかね...???→ジャズ・ミュージシャンをネタにしたのならば、ニューオーリンズとするのは分かりますが...)
「徳島」:四国・徳島県の県庁所在地であり、吉野川河口の南岸に位置する都市である。人口は約26万人である。元は徳島藩・蜂須賀氏の城下町であって、江戸時代から栄え、幕末には藍産業の進展によって、産業的にも発展した都市となった。その後、藍産業は衰退していったことで低迷するが、藍産業によって蓄積した富を資本にした金融機関の設立、更に紡績、製紙、電力などの近代産業が発展するようになった。また、「一太郎」で知られるジャストシステム、特殊紙で高いシェアを持つ阿波製紙があり、日本ハム、英会話のイーオン、ジオスの発祥地としても知られている。(この物語では、「英会話学校」云々ということが語られているが、徳島と英会話学校ということを仕込んでいるということは「ケー刑事」らしい仕込みと言うことが出来る。)
地理的には大阪圏との繋がりが強く、淡路島を経由して神戸に、紀伊水道を挟んで和歌山との繋がりが深い。また、テレビやラジオの電波も大阪の電波が届くこともあって、その繋がりは深い。また、農業では近畿地方への出荷も多い。
また、8月のお盆の時に行われる阿波踊りは日本を代表する伝統文化として知られていて、その開催期間には徳島市の人口の5倍を超える人が全国から訪れることで知られている。
「英会話学校」:英語の会話を教えている教室、塾のことである。「英会話教室」という言い方もある。また、「学校」の名前があるが、これは国が定めた学校とは関係なく、塾と同じ学習支援業者が行っているものということになる。(中には個人で経営している所もあります。)
現在は学校での英語の授業も会話を取り入れているが、英語で会話を行うというのは、日常生活では必要なくてもビジネスシーンではその必要性が増えている。また、海外旅行に行くと、多少なりにも英会話が必要になる。ということで、1980年代以降になって需要が増えているものである。(特に、平成になった1990年代以降は教育訓練給付制度の補助の対象にもなった。)
近年では、指導を行うのは英語を母国語とする外人講師というのが当たり前になっているが、教室の方が乱立するようになって、別の問題も生じているのも事実である。
英語では「English Conversation School」、ドイツ語では「Englische Konversationsschule」、フランス語では「École de la Conversation Anglaise」、イタリア語では「Scuola di Conversazione Inglese」、スペイン語では「Escuela de la Conversación Inglesa」、ポルトガル語では「Escola de Conversação Inglesa」、中国語では「英語會話學校」と言う。
ガンボ!―ジャズの生地、ニューオーリンズに万感の思いを込めて
- 作者: 泉 けい
- 出版社/メーカー: テンブックス
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
アメリカ南部―ニューオーリンズ アトランタ メンフィス ナッシュビル ダラス ヒューストン (ワールドガイド―アメリカ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: JTBパブリッシング
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
ニューオーリンズ・ミュージック・ガイドブック (P‐Vine Books)
- 作者: 文屋 章
- 出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ
- 発売日: 2009/05/06
- メディア: 単行本
四国遍路パーフェクトガイド 徳島・高知編 (講談社MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/12
- メディア: ムック
インターネットで英会話学校がやってきた!―グローバルイングリッシュオフィシャル・ガイドブック
- 作者: 杉本 誠
- 出版社/メーカー: 日経BP企画
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
コメント 0